久しぶりの… vol1
すんごい久しぶりにファンタジーします。
「カイト、久しぶりにダンジョン行かない?」
「えぇ…」
「この人、心の底から嫌そうな顔してる…」
だって、せっかく苦労して不労(笑)所得を手に入れたんだよ?お金があるのに働こうとする人はそうそういないんじゃないか?あ、もしかして…
「シオンって戦闘狂?」
「だーれが狂人よ!」
「いやだって、シオンに労働意欲があるとは思えないし…それぐらいしかダンジョンに行きたがる理由が…」
「アンタ、何気に酷いこと言ってる自覚ある?」
「王女様に労働意欲があればそれはそれで問題だと思うぞ?」
王族というのは、税金でのうのうと生きて性格もクズというのは前世の創作界隈で相場が決まっている。悪役御曹司とか、国民を軍事力に利用しようとするとか…あげてるとキリがない。
「なんか今、ものすごく失礼なこと考えてる気がするわ」
「なんで僕の周りの人って無駄に勘がいいんだろうか…」
「無駄じゃ無いですよ?兄さんの浮気に気づけるじゃ無いですか…」
「あ、アイリス⁉︎いつの間に…」
「最初から聞いてましたよ?なんでも兄さんとシオンさんが二人でデートに出かけるとかで」
「ダンジョンに行くことをデートって言い張る我が妹兼嫁が末恐ろしい」
前世の創作知識によると、女性的には二人でかければそれはもうデートらしいが…死ぬ可能性もゼロじゃ無いんだよ?それか自分の力にそうとうなじしんがあるか、それとも本当に心の底からデートだと思ってるか…どっちjにしろ、この反応が普通じゃ無いことを祈りたい。
「本来なら私も行きたいんですが…今日はちょっと用事がありましてね。しょうがないですから、シオンさんに譲ってあげますよ」
「なんでそんな上から目線なのよ」
「私が“正妻”ですからね??」
「うぐっ…」
アイリスの圧のかけ方が凄い。前世ならそういうキャラで芸能人として稼げるんじゃないか?知らんけどさ。
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「カイト、どこに潜るか決めたの?」
「ああ、このSランクダンジョンだよ」
「私たちのランクっていくつだっけ?」
「両方ともAだからギリギリ入れるね」
「なんでここにしたの?」
「ランク高い割に階層が浅いのと、ここのボスモンスターな…なんとテイムできるって噂なんだ」
「て、テイム?」
テイムというのは、モンスターの敵意をなくす行為のこと。モンスターによっては、十分に戦力になりえる。ちなみに、アビリティの中に「テイマー』というのがあって、それを持っていると格段に成功確率が上がったりする。
「カイト、テイマーアビリティなんて持ってたっけ?」
「いや。持ってないし、テイムした経験もない」
「大丈夫なの…?」
「わかんないけど…多分大丈夫なんじゃない?」
「ちょっと楽観的すぎる気がするけど…まあいっか」
「シオンも人のこと言えないぞ」
ということで、不労(笑)所得を手に入れたにも関わらずダンジョンに潜ることになってしまいましたとさ。
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「カイト、そっち任せていい?」
「分かった」
『ウィンドカッター×50』
「…半分以上外れてるんだけど。これじゃあ魔力の無駄遣いだよ」
「しょうがないだろ!かれこれ2ヶ月ぐらいダンジョンには潜ってないんだから…」
「カイト、本当に冒険者?」
「一応現役なんだけどなぁ…」
そんなこんなで、現役時代の(もちろん今も現役だけどね?)勘を取り戻しつつ先へ進む。シオンもいるからか、流石に攻略に手間取ることは無かった。
「やっとついた…」
「カイトー、息切れしてるわよ」
「今後は、定期的に潜らないとヤバそうだね…」
「そうね。なんせ、ポーションの開け方でさえも忘れてたもんねー?」
「うぐっ」
アレは流石に恥ずかしかった…
「それにしても、ボス部屋感ないなぁ」
「まあいいじゃない。それじゃあ開けるよ?」
ドアを開けると、そこに居たのは…
「ケモミミ少女?」
「なにそれ」
恐らく猫耳であろうものが頭に着いた美少女が座っていた。
恒例企画。キャラクターたちの裏話!!
カ:いやぁ、ただダンジョンに潜るだけであんなにも疲れるとは…
シ:カイトが運動しなさすぎなのよ…
ア:それはそうと兄さん、ケモ耳好きなんですか?
カ:いや、別にケモナーってわけじゃないけど…可愛いなとは思う
ア:分かりました!早速耳と尻尾を買ってきますね!
シ:カイト、止めないでいいの?
カ:僕に止められると思う?
シ:無理そうね




