新婚旅行ですっ! vol6
明日から新作を始めます。
追放ざまぁのファンタジーにする予定なので、ぜひ読めください。
「兄さん、いい景色ですね」
「そうだな…」
まさかこの世界で夜景を目にすることになろうとは…この街では照明(と言っても電気が通ってるわけじゃないが)がそこそこ普及しており、夜でも明るかったりする。あと数十年したら、都会で星が見えなくなる現象とか起きるんかな…
「カイト君、他のお客さんはいませんね」
「そうだな、まあそこまでの仲の人達がいないってことなんだろうな」
ちょっと感覚が麻痺している気がするが、そもそも混浴に入るのはとてつもなく勇気がいる行動なので、それなりの仲じゃない限り混浴に入ってくる人なんて居ないのだ。…僕らはそれなり以上の仲ということになる訳だが。
「旦那様、足元お気をつけて」
「うるさい、わしはまだそんな歳じゃないぞ!」
「も、申し訳ございません!」
「まったく、最近の若者は礼儀がなっとらん…」
この世界にも居たんだ、「最近の若者は…」おじさん。前世で老害と言われているこの人たちも、何か行動理念があるのだろうか。非常に気になるところではあるが、まさか老害そのものに「なんでそんな若者を毛嫌いするんです?」なんて聞くわけにもいかないだろう。
「ほれ、こっちによれ」
「でも、他のお客様が…」
「誰に口聞いてるんだ?わしは貴族だぞ!そばに置いてもらえるだけでのありがたいと思え」
「はい…」
貴族らしいおじさんが側付きの少女を怒鳴っている。個人的に不満に思う要素はないが、金持ちには金持ちなりの悩みがあるんだろう。とにかくあまり深掘りしてはいけないだろう。
「旦那様…///」
「まったく、口では拒否しておきながら体は正直だな」
おいおいマジかよ、ここでおっ始める気か?
「兄さん、あの方々もされてるようですし…私たちも…」
「絶対にやらんぞ」
人前にみんなの裸体を晒すものか。独占欲が強いかもしれないが、そんなことはさせたくない。
「もう出ようか」
「カイト、部屋に戻ったら…お願いね♡」
「あ、はい…」
**********
「カイト君、がっつきすぎじゃないですか?」
「兄さん、どうです?気持ちいいですか?」
「カイト、こっちもシてよ…」
「カイト、どう?」
シオンの宣言通り、部屋に戻ってからシている。ちなみに、ホテルの案内によると防音らしい。売り文句に「全部屋防音完備!あんなことやこんなことも…」とあるぐらいなので、夜間の騒音トラブルに巻き込まれることはなさそうだ。あ、そのためにここを選んだとかじゃないからね!本当なんだからね!
「兄さん、私もう…」
「僕も…」
恒例企画。キャラクターたちの裏話‼︎
ア:兄さんは、エッチになると性格が変わりますよね
カ:そ、そうかな?
シ:間違いないわ
ク:はい、急に肉食系になるというか…
セ:とにかく、カッコいいってことよ
カ:それはまとめすぎじゃないかな…




