名前は無難が一番
投稿期間が空きすぎて、前回何したっけなと思う今日このごろ。
無事クエン商会の子会社として商会を設立させてもらえることになった。やった
ぜ。ようやく異世界転生にありがちな現代知識無双を披露することが出来た。
「やりましたね、兄さん。これで家計が安定します」
「え、今までもそんなにやばい状態だったの…?」
「いえ、そういうわけではないんですが…姉さんがダンジョンにでかけた月と出かけなかった月とでの収入の差が激しくて…」
「まあ、セシリアはそういう人だし…」
『戦乙女』の名は伊達じゃない。セシリア一人で家計の4割ぐらいは賄ってくれ
てるんじゃないかな?ただ、いかんせんダンジョンに潜るペースが不安定すぎる
ので、その収入に頼っていると痛い目を見る。
「これで僕らの負担も少しは軽減できると良いな」
「でも兄さん、たまにはダンジョンに潜らしてくださいね?兄さんとのダンジョン探索は密かに楽しみにしているんですから…」
「分かったよ」
僕とのダンジョン探索に思わぬ需要があったことに驚きつつ、立ち上げる予定の
商会に夢を膨らませるのだった…
**********
それから3週間ほど経ったある日、僕のもとに一つの連絡が入った。どうやら、店舗の準備が出来たらしく、様子を見に来てほしいとのことだった。
「いよいよですね、兄さん!」
「うん、なんか緊張してきたよ」
「カイト君、そろそろ行きましょうか」
「どうなってるのかしら…」
「カイト、これでもう私がダンジョンに駆り出される心配が無くなるのね!?」
「まあ、そういうことにはなるけど…」
セシリア、『戦乙女』がそれでええんか…
**********
「あ、店長。ようこそいらっしゃいました!」
「だから、その店長呼びやめてくれない?普通に名前呼びでいいから」
「でも、私的にはそのほうが呼びやすいんです」
「…まあいいか」
「意外と優しいですね?」
「おい、意外とってなんだ意外とって」
「兄さん、そちらの方は?」
気のせいだろうか、アイリスの目が怖い気がする…
「ダイシー・クエン。親元のクエン商会から派遣されてきた、僕の補佐的な立場の子だよ」
「そうですか…はじめまして、妻のアイリス・アールグランデです」
「は、はい…」
うん、僕だけじゃないはず。アイリスの言葉にそこはかとない圧を感じるのは…
「アイリス?」
「はい、なんですか?」
清々しいほどの爽やかな微笑みで返された。…うん、触れないでおこう。
「いや、なんでもない…それより、内装を見せてくれるかな?」
「はい、こちらへどうぞ」
大通りから1本外れたところの空き店舗を使わてもらってる。王都中心部にも近
いし、結構いい立地なんじゃないか?
「こんな感じで仕上がってますよ」
「おお!大体イメージ通りだな」
「これ、カイト君が内装決めたんですか?」
「そうだよ、業者に頼もうとも思ったんだけど、自分で考えたほうが愛着とか枠かなって」
「カイト、本当に多彩ね…」
「我が弟ながら恐ろしいわ」
概ね好印象だろうか?よかったよかった。
「そういえば、将来的に設置予定の…なんでしたっけ?うぉーたーさーばー?あれって何する機械なんですか?」
「まだ作れてないけど、水とお湯をだしてくれる機械だよ」
「そんなことがあの小さい筐体でできるんですか!?」
「…まだ作ってすら無いけどね」
僕の商会は、特にこれと言った専門分野は決めない方針だ。基本的には前世のも
のが再現できたら商品に加えていく、そういう感じで商品を増やしていこうと思
う。
「試行錯誤の連続になるだろうな…」
「兄さん、くれぐれも体は大事にしてくださいね?」
「ホントよ、カイトは放っておくと簡単に無茶しだすからね。ダイシーさんだっけ?その辺のこと、よろしくね」
「はい、分かりました。それでは店長、この書類に目を通した後にサインをお願いします」
渡された書類には、売上の分前(親元と僕とで4対6となった)やこの店舗の扱
い、赤字を出した時の対応など事細かく書いてある。前世ではこういう文章
(説明書とかね)は読まずにスルーしちゃう派だったけど、これに関してはそうも
いかない。しっかり目を通した後に…
「はい、これにてアールグランデ商会、設立です!」
「おめでとうございます、兄さん!」
不労所得、ゲットだぜ!!
恒例企画。キャラクターたちの裏話!(今回はカイト君ハブられてます)
ア:それで?あなたはヒロイン枠なんですか?
ダ:どうやら、作者の設定上はそうなってるみたいですよ
ク:またライバルが増えるんですか…ハーレム物の欠点ですね。
シ:本当に、私なんて最近影薄い気がするのよ…
フェ:ご主人様、浮気はダメです…
セ:カイトって、いつからヤり手になったんだろう?




