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【累計10万pv突破!】過労死で転生したらブラコンの姉妹がいたので、魔法もシスコンも極めることした  作者: Poke
アフターストーリー(本格的にファンタジーは死にました)
71/100

働くのって結局辛いよね

なんか異世界転生ものらしい話。


「不労所得が欲しい!」

「どうしたんですか急に」


アイリスが驚くのも当然だろう、夫が実質働かない宣言をしたのだから。


「いや、もう残高に怯えながらクエストを受けるのは嫌だ」

「確かに、冒険者の収入は安定しませんしね」


僕らは普段、結構大きい額のお金を使っている。水道などのインフラは勿論のこと、メイド達の給料やら食費や


ら生活費やら…いかんせん受けるクエストの難易度が高いため1回の収入は大きいが、そう毎日クエストをこな


せる訳でもない。そう、不労所得最高なのだ。


「といっても、どうするんですか兄さん?」

「商会を開こうと思ってね。あ、勿論運営資金は僕の個人的な貯金から出すよ」


商売で家族のお金を消しとばしたら洒落にならないしな。


「商会ですか。それで、何を売るんですか?」

「ちょっとアイデアがあってね」


そう、前世のものをこちら側で再現するのだ。異世界転生者の主人公はそうやって現代知識無双すると相場が決


まっているのだ。


「頑張ってくださいね。手伝えることがあれば言ってください」

「ああ、ありがとう」


本当に頼もしい嫁だよ。


**********


「取り敢えず日用品からかな…」


この世界は前世に比べて文明が遅すぎる。僕の拙い知識でもそれなりにやれるんじゃないか?そう楽観的に考え


ております。


「食器用洗剤とかあったらだいぶ売れると思うんだけど」


この世界では当然ながら食器洗いは水オンリー、主婦達の腕力が試される家事となるのだ。


「前世で本をちょっと読んだだけだけど…」


この世界でも薬品は販売されてる、そしてこれを…


「『製薬』これで良いのかな?」


そう、最近使える様になった『製薬』。これは文字通り薬を作る魔法で、これがあれば自家製ポーションを作る


こともできる。ちなみにこの魔法、材料が大体合ってればイメージ次第で形にはなってくれる親切仕様。僕みた


いな素人には嬉しい。


ややあって…


「これで良いんじゃないか?」


配合なんて分からないから、聞いたこともない様な薬品と格闘すること6時間。ようやく前世で腐るほど見た


「それっぽいやつ」になった。けど、これが実際に使えるかは別の問題だ。


「フェイ、ちょっといいか?」

「はいご主人様、何ですか?」

「これ、食器洗いの時に使ってみてくれない?」

「はい…ちょうど昼食の時の食器があるので、試してみましょうか」


**********


「す、凄いです!汚れがみるみる落ちていきます⁉︎」


某キュ○ュットのCMみたいなリアクションしてるな。ただ、身内だからかあれほどの胡散臭さはない。


「ご主人様、これは売れますよ!! 」

「本当か?じゃあ、本格的に設立に向けて動き出そうかな」


僕に会社運営の知識なんてない、前世ではずっと雇われ人だったからね。


**********

翌日、アイリスとこの世界最大手の『クエン商会』に来ていた。僕1人で個人的に立ち上げても運営不可能なの


で、その商会のグループとして立ち上げてもらおうという作戦だ。


「すいません、子会社としての登録をしたいんですが」

「分かりました、社長との面会を設定しますので少々お待ちください」


数時間後…(めっちゃ待った)


「入って良いですよ。すいませんね、随分と待たせてしまって…」

「いえ、大丈夫ですよ」


迎えてくれたのは、眼鏡をかけたいかにも仕事できそうな黒髪美人社長。


「それで、子会社を立ち上げたいということですが…」

「はい、これがその最初の商品として考えてるものです」

「…これは?」

「食器を洗う際に使用する洗剤です。アイリス」

「はい、こちらをご覧ください」


社長の目の前で汚れた皿を洗って見せる。魔法の力が関係しているからか、前世より効果が顕著な気がする。


「おぉ‼︎私もやってみても良いですか?」

「ど、どうぞ…」


アイリス、大人しめな社長のテンションが急に上がって引くのは分かるが、もう少し抑えたほうがいいぞ…


「これは売れますよ!すぐにでも商品化しましょう」

「本当ですか⁉︎ありがとうございます」

「後日また詳しい話をさせていただきますので、商会の名前等考えておいてください」

「分かりました」


〜元社畜、不労所得獲得への道〜

恒例企画。キャラクターたちの裏話!


カ:よっしゃああああああ‼︎

ア:おめでとうございます。それにしても、前世の知識を使うのはちょっと卑怯じゃないですか?

カ:転生したんだ、それぐらいの楽をしてもよかろう?

ア:そういうものですか。

カ:そういうものです。

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