正妻戦争 アイリス編 vol2
今回ちょっと「…」使いすぎかな…
「兄さん、私本屋に行きたいんですが」
「いいんじゃない?まあ拒否権は無いんだろうけど…」
「よくご存知で」
最近は気にならなくなったが、この世界にネットやらスマホやらは存在しない。当然映像技術もないので、メデ
ィアの殆どは本が占めている。もしかして今、素晴らしく健康な生活を送っているのでは?
「この恋愛ものにハマっちゃいましてね、兄さんもどうですか?」
「うーん…」
前世の頃からそうだったけど、恋愛ものって甘酸っぱすぎやせんか?辛いものが欲しくなるでこりゃ。あと、社
会の闇的なものがそもそも無いからか、向こうのものより純粋だったりする。精神年齢(推定)30のおっさんには
キツいで。
「まあ、僕はいいかな」
「そうですか、兄さんは現実派ですか。もうこれは実質告白のようなもの…」
「話が飛躍しすぎだ」
うちの妹(本人談妻)妄想癖があるんじゃないかな…
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「そろそろ暑くなってきたので、夏服を揃えたいんですよね。それで、兄さんに選んで欲しいんです」
「良いのか?自慢じゃないが、僕のファッションセンスなんてたかが知れてるぞ?」
「良いんです、兄さん色に染めてください!」
「おい!」
周りに聞こえるだろう!あれなのか?外堀を埋める算段なのか?
「…まあアイリスがいいなら」
「やった!」
僕ってなんだかんだシスコンだよな…この笑顔で大抵のことは許してしまいそうだ。
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「こんなのとかどうですか?」
「良いんじゃない?アイリスのイメージに合ってると思うよ」
「…」
「どうした?」
何か気分を害してしまっただろうか。
「兄さんが服を褒めることに慣れています。まさか他の女と…」
「…シオンとちょっとね」
「ズルイです!あの女狐…」
「女狐って…」
この世界に狐はいないはずなんだけどな…
結局この後2、3時間ほど付き合わされた。まあ、楽しいから良いんだけどさ…
フラグ回収全1




