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正妻戦争 アイリス編 vol2

今回ちょっと「…」使いすぎかな…

「兄さん、私本屋に行きたいんですが」

「いいんじゃない?まあ拒否権は無いんだろうけど…」

「よくご存知で」


最近は気にならなくなったが、この世界にネットやらスマホやらは存在しない。当然映像技術もないので、メデ


ィアの殆どは本が占めている。もしかして今、素晴らしく健康な生活を送っているのでは?


「この恋愛ものにハマっちゃいましてね、兄さんもどうですか?」

「うーん…」


前世の頃からそうだったけど、恋愛ものって甘酸っぱすぎやせんか?辛いものが欲しくなるでこりゃ。あと、社


会の闇的なものがそもそも無いからか、向こうのものより純粋だったりする。精神年齢(推定)30のおっさんには


キツいで。


「まあ、僕はいいかな」

「そうですか、兄さんは現実派ですか。もうこれは実質告白のようなもの…」

「話が飛躍しすぎだ」


うちの妹(本人談妻)妄想癖があるんじゃないかな…


**********


「そろそろ暑くなってきたので、夏服を揃えたいんですよね。それで、兄さんに選んで欲しいんです」

「良いのか?自慢じゃないが、僕のファッションセンスなんてたかが知れてるぞ?」

「良いんです、兄さん色に染めてください!」

「おい!」


周りに聞こえるだろう!あれなのか?外堀を埋める算段なのか?


「…まあアイリスがいいなら」

「やった!」


僕ってなんだかんだシスコンだよな…この笑顔で大抵のことは許してしまいそうだ。


**********


「こんなのとかどうですか?」

「良いんじゃない?アイリスのイメージに合ってると思うよ」

「…」

「どうした?」


何か気分を害してしまっただろうか。


「兄さんが服を褒めることに慣れています。まさか他の女と…」

「…シオンとちょっとね」

「ズルイです!あの女狐…」

「女狐って…」


この世界に狐はいないはずなんだけどな…


結局この後2、3時間ほど付き合わされた。まあ、楽しいから良いんだけどさ…

フラグ回収全1

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