這い寄る影 vol2
書いてるのが前日(30日)の夜だから、過労死の頻度が高く感じるミステリー
カース王国某所にて
「あれ?ここどこ…」
確か、明日の狩りのために杖のメンテナンスをしてて…
「やっと目が覚めたか」
「あ、あなたは…」
「気づいたか、僕はカース王国第一王子、シュバルツ-カースだよ」
「なんでここに」
「逆だね。僕の居場所にお前がいるんだ」
「え?」
そう言われ、あたりを見回す。
床も壁も、すべて石造り。壁には鉄格子が嵌っており、ドアも鉄製。頑丈そうな
鍵が見える。そして私の体は…
手錠がかけられ、拘束されていた。
「えっ、なんで…」
「僕は、シオン王女をこの国に取り入れる計画を立てていた。それを実現させるため、お前を人質に取った」
「そんな…」
「恨むなら、僕の計画を壊してくれたカイト恨むんだな」
ひどい、これは逆恨みにも程がある。
「シュバルツ様、手紙の準備ができました」
あれ?あの人って…
「ギルドマスター?」
「そうだ!貴様らのせいで、ギルドマスターの座を追われてしまった。その恨みを晴らすべくシュバルツ様と手を組んだんだ」
「あ、あれはギルド側の確認不足で…」
「うるさい!どうせ余裕だったのを、誇張して表現しているに違いない!」
「まあまあ、今から復習をするから落ち着いたらどうだ?」
「そ、そうですね。それで、どうですか?」
「うーん、もう少しインパクトがほしいな」
「そうだ、この女を犯したことにすれば?」
「いいな、それ。それでいこう」
そう言って、出ていった。
「フフフ、どうせなら、本当に犯してやろうか」
「え、待って…」
服を剥ぎ取られた。目の前には、欲望に染まったシュバルツ。
「ほら、大人しくしてろ!」
「あっ…」
なにこれ、ひどい。カイト君とぜんぜん違う、荒々しい手付き。女を道具としか
思っていない目。気味が悪い。
「シュバルツ様、先にお楽しみなんてひどいですよー」
「すまんすまん、普段周りの目があってこんな風にできないからな」
「そうか、王子様だから…」
「なんだ?まさか忘れていたわけではないな?」
「そ、そんなことは!」
「…まあいい、楽しめよ」
私の体が、ギルドマスターの手に渡る。
「グヘヘ、この女いい体してるな…」
気色悪い、気持ち悪い。粘着質な視線と手付き。
嫌だ、もう嫌だ。
「助けて、カイト君…」
次回は、いよいよカイト動きます。




