夢と希望とロマンが詰まった…
もしかして、事前告知すれば遅れても大丈夫理論って間違ってる?
皆の勧めにより、オーダーメイドができる店に来ていた。
「いらっしゃい、ご要件は」
「オーダーメイドを頼みたいんですけど」
「素材は持ち込みか?」
「はい、これなんですけど…」
そう言って、ホワイト-ウルフのドロップアイテムを差し出す。
「お、おい!これ、神聖獣じゃねえか!?あんたまさか、カイト…」
「そのまさかです…」
キツイ。前世ではこんなに目立つような存在じゃなかったんだけど。
「えっと、ロングコートと、ブーツと、あと杖を…」
幸いお金と素材はある。もうこうなったら欲望の限りを尽くさせてもらおう。
「コートのデザインはどうする?」
「えっと、丈はこのぐらいで…」
なんやかんやあって…
「コートとブーツは完成したぞ」
「おお!」
身に纏っているのは、ホワイト-ウルフの毛皮で作られた純白のロングコート。
また、毛皮の効果なのか氷属性への耐性が上がっている。これは嬉しい誤算だ。
「で、杖だが。魔水晶は…そりゃ持ってるよな」
「はい、同じくホワイト-ウルフのものが」
この世界のモンスターは、体内に魔水晶と呼ばれる魔力の塊のようなものを持っ
ている。これは人間で言う心臓みたいなもので、魔水晶を原動力としてモンスタ
ーは行動している。これを柄にセットすると「杖」になり、使用者の魔法生成を
サポートしてくれる。
「柄には、骨を加工したものを使おう。軽くて丈夫だからな」
ホワイト-ウルフの魔水晶には、魔法の生成時間軽減と、魔法の威力上昇の効果
があった。そうして、夢と希望とロマンが詰まった、装備一式が出来上がった!
短めスマソ




