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Aランク(?)ダンジョン完全攻略! vol3

ちょっと遅れた、スマンかった。

「カイト、ホワイト-ウルフは氷属性よ。風は相性が悪い」

「流石神聖獣。属性持ちか」


一部のモンスターは人間のように『属性』を持っている。例えば、


ホワイト-ウルフは氷属性なので、僕が得意とする風は相性が悪い。こういう相


性問題が起こりうるのも、神聖獣の危険視される所以なのだ。


「シオン、今回僕は火力になり得ない」

「了解したわ!」


正直、僕の火属性魔法なんてたかが知れてる。申し訳ないが、ここはシオンに任


せよう。


「セシリア姉さん。近接は任せてもいい?」

「あ、それなら…」


『クイック』

『スローダウン』


クリスのバフとデバフがかかる。最近また倍率が上がったそうで、頼もしい限り


だ。


「僕も、多少は攻撃に参加しないとな」


今まで、密かに練習していたあの戦法を。まずは…


『ウィンドサイクロン』


そして、ストレージに温めていたショートソードを出す。


「突っ込む…!」


こんな無茶ができるのは、全力で魔力を込めてサイクロンを使っているからだ。


近接戦はいつまで経っても苦手で、どうしても近づいた時に被弾してしまう。な


ら、そのダメージをできるだけ軽減しようと言う思考になって結果がこれだ。


「カイト、まだそんな秘策が…」

「流石兄さんです!防ぎきれなかったダメージは、私が回復します!」


こっからは削り合いだ。気力と魔力量の勝負…


**********


「やったか?」

「カイト、それはやってないフラグ…」

「カイト君、ちゃんと倒してますよ」

「そうか…」


死骸を見ると、沢山ドロップ品があったが…


「処理はまた後で…」


今はもう少しこの余韻に浸りたい。

次回はエピローグをお届けします。

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