Aランク(?)ダンジョン完全攻略! vol3
ちょっと遅れた、スマンかった。
「カイト、ホワイト-ウルフは氷属性よ。風は相性が悪い」
「流石神聖獣。属性持ちか」
一部のモンスターは人間のように『属性』を持っている。例えば、
ホワイト-ウルフは氷属性なので、僕が得意とする風は相性が悪い。こういう相
性問題が起こりうるのも、神聖獣の危険視される所以なのだ。
「シオン、今回僕は火力になり得ない」
「了解したわ!」
正直、僕の火属性魔法なんてたかが知れてる。申し訳ないが、ここはシオンに任
せよう。
「セシリア姉さん。近接は任せてもいい?」
「あ、それなら…」
『クイック』
『スローダウン』
クリスのバフとデバフがかかる。最近また倍率が上がったそうで、頼もしい限り
だ。
「僕も、多少は攻撃に参加しないとな」
今まで、密かに練習していたあの戦法を。まずは…
『ウィンドサイクロン』
そして、ストレージに温めていたショートソードを出す。
「突っ込む…!」
こんな無茶ができるのは、全力で魔力を込めてサイクロンを使っているからだ。
近接戦はいつまで経っても苦手で、どうしても近づいた時に被弾してしまう。な
ら、そのダメージをできるだけ軽減しようと言う思考になって結果がこれだ。
「カイト、まだそんな秘策が…」
「流石兄さんです!防ぎきれなかったダメージは、私が回復します!」
こっからは削り合いだ。気力と魔力量の勝負…
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「やったか?」
「カイト、それはやってないフラグ…」
「カイト君、ちゃんと倒してますよ」
「そうか…」
死骸を見ると、沢山ドロップ品があったが…
「処理はまた後で…」
今はもう少しこの余韻に浸りたい。
次回はエピローグをお届けします。




