これが出来なきゃねぇ…
長編感無いけど、一応アイリス教育編ということになります。
「さて、次はもっと実践的な訓練をしようか」
「というと?」
「まさかこれが役立つ日が来るとは…」
そう言って僕が取り出したのはドロップ品の剣。これは以前キングオークを倒したときにドロップした物だ。
パッと見レアそうだが、僕たちのパーティーに騎士はいないし、セシリア姉さんは要らないだろうし。そんな訳
でストレージの肥やしになっていた物だ。
「まさか、剣で戦うんですか?」
「そう、僕の剣の腕は言わずもながだから、必ずダメージを負う事になると思う。だから、アイリスには僕を回復して欲しいんだ」
これは戦闘中の回復判断を練習するための戦闘だ。というか、必ずダメージを負うって言ってると悲しくなって
きたな…
「でも、もし万が一の事があれば…」
「大丈夫、僕の魔力耐性はかなり高いから。そうそう即死することは…」
「でも、剣で戦闘する訳ですよね?モンスターに近づけば近接攻撃を喰らう可能性が」
「アイリスに心配をかける様だけど、これは将来的にパーティーに属する際大事になってくるんだ。味方が手痛いダメージを負う前に回復したり、自分の安全確保だったり。例えば、味方を回復しても自分が攻撃を喰らったら意味ないし、負傷者が2人以上出ると回復が追いつかないかもしれない」
「…分かりました…」
しつこい様だが、僕自身魔法科学校時代しつこく覚えさせられた。いくら個々の戦力が高くても、パーティー間
の連携やそれぞれの動きがお粗末だと簡単に全滅してしまう。逆にいうと、この辺りを完璧に仕上げればステー
タスが弱くても上級冒険者になれるのだ。
前世のゲームプレイヤーとかでもいたよね、キャラ相性とかをプレイヤースキルでひっくり返す人。
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「うわっ、結構痛いな…」
魔法使いをやってる以上しょうがないかもしれないが、物理的な痛覚に弱い。体力は大して減ってないが、それ
以上の苦痛が襲ってくる。
『ハイヒール!』
アイリスが回復してくれるが…
「アイリス!今のは普通のヒールで十分だ!過剰に回復すると魔力も勿体無いし、受けた側の気分が悪くなるぞ」
「はい、分かりました!」
過剰に回復すると、余分な回復のために使われた魔力は戻ってこない。前世の過払金制度でもあるまいし…
そして、過剰な回復を受けた側は乗り物酔いのような症状に陥る。幸い僕は高い魔力耐性のお陰でならないが、
耐性が低いとしばらく動けなくなったりするらしい。
「僕も、物理的な痛覚への耐性あげないとな…」
数値としては存在しないが、実戦でもこの有様だと接近された時に反撃が出来ないかもしれない。
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「兄さん、どうでしたか?」
「だいぶ良くなったんじゃないか?自分のリスク管理も出来てたし、回復量も覚え出したみたいだし」
「はい、これで実践投入できますね!」
「けど、魔力耐性は人によって違うからなぁ…僕の回復量だけ覚えるのもどうかと思うけど…」
「大丈夫です。私は兄さん以外とパーティーを組む気はありませんので」
「ええ…でも、メンバーの相性とか」
「いいえ!兄さんとじゃなきゃ嫌です!」
マジか。別にして欲しい訳じゃないが、兄離れという言葉はアイリスには存在しなさそうだ。
あと、君たち僕のつったかたーチェックしてないでしょ?(圧)
急遽更新できなくなったりする時はつったかたーで言うから、こまめにチェックしてもろて。
僕のマイページにリンクあるので。




