チートは忘れがち
なんか日常系ってマンネリ化しますよね。
今後も長編を散りばめる予定。
朝早く、誰かが我が家を訪ねてきた。
「こちら、カイト-アールグランデさんのお宅で間違いないですね」
「はい、僕がカイトですが…」
「おお、あなたでしたか。私は王国魔法師団のものです。国王様から、魔法の複数生成に成功したとお聞きしたので。是非、我が魔法師団に入っていただけないかと」
「はあ…」
恐らく、ソースはシオンだろう。というか、複数生成そんなにレアだったんだ。
たまに自分のスペックを忘れて鈍感主人公しちゃうときがあるから気をつけない
とね。
「そうですか…しかし、魔法師団は冒険者とは比べ物にならないくらい安定しています。今一度考え直されては?」
「…分かりました、申し訳ありませんが、また後日伺ってもらってもいいですか?」
「はい、明日の朝再び参ります」
朝は弱いから昼以降にしてくれ、とは言えない空気だった。
**********
「兄さん、朝どちら様ですか?」
「王国魔法師団の人。複数生成を嗅ぎつけて、入らないかと勧誘してきた」
「入らないんですか?」
「面倒くさそうだったから保留にしてるけど、入らないかな。そもそも、ああゆう堅苦しい雰囲気苦手だし」
「それに、兄さんだけ入ったら私が一緒に居れないじゃないですか!」
「…心配するとこそこなのね」
『聖女』を見せびらかせば向こうから誘ってくるだろうとは言わないでおこう。
*********
「度々失礼します、それで、お考えの方は?」
「ああ、一晩考えてみたんですけど、やっぱり入らばくていいかなと」
「ふむ、そうですか…困りましたね」
すると、昨日は居なかった上司っぽい人が後ろから出てきた。
「私は、サファイア-アールドと申します。一応、魔法師団の団長にあたります」
「アールドって、王族ですか!?」
「まあ、遠い親戚ということになるけどね。カイト君、君ほどの力を持った人間は腐らせておくには惜しい。我々としても国の1戦力として数えたいのだよ」
結構ぶっちゃけるねこの人。
「その、気持ちはありがたいんですが、やっぱりちょっと…」
「ほう、それでも拒むか。なら一つ勝負をしよう」
おい待て雲行きが怪しい。たしかにステレオタイプのお偉いさんだとは思ったけ
ど、漫画の住人とは…この先の展開は読めている。
「私に勝てば、いくら団長とはいえ君をどうこうする権利はなくなる。しかし、負けたら身の程を知らず魔法師団に歯向かった愚か者として強制的に入団させてやる」
「あの…歯向かってないんですがそれは」
「これが双方の納得がいく一番いい方法なんだ。飲み込んでくれ」
「は、はあ…」
こうして、何故か魔法師団団長と僕の決闘が決まった。
あと、思いつきで短編を書きました。僕の作者ページから読んでくださいね?




