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初仕事 vol1

完全カットしてますが、魔法の反復練習や魔法学の授業はちゃんとやってます。

「今日は実践訓練だ。攻略済みの低級ダンジョンに潜ってもらう」


この世界には、モンスターを生み出すダンジョンと言うものが無数に存在してい


る。そこで生み出されたモンスターは原則ダンジョンから出ることはないが、


増えすぎると溢れて街に出てきたりする。それを防ぐための常駐討伐依頼だ。


また、失敗しても特にペナルティはないので初心者の訓練なんかに利用される。


まさに僕たちだな。


低級ダンジョンと言ったが、ダンジョンにはEからSの6つのランクがつけられて


いる。実力に見合った場所を選ぶためだな。


「今回はパーティーごとにD級ダンジョンに潜ってもらう。獲得した素材は換金するなり好きにしてもらって構わない」


そう、素材だ。


モンスターを倒すと、一定確率で素材を落とす。武器に使ったり、食用だったり


と需要はそこそこあるので、依頼の報酬と合わせて金にすることができる。


「まあ、初めてだしそんなに気負いせずにいこうか」

「分かったわ」

「そうですね。シャイニング-フォースの初仕事ですしね!」


イッタ!!


**********


「ここですね」

「取り敢えず入るか。序盤に苦戦することはまずないだろうし」


ちなみに、一応の行動様式は決めてある。それぞれの能力などから算出した答え


は…


『ウィンドカッターゴリ押し、炎魔法で援護しつつちょいちょいヒール』


そんなんでいいんかと思うかもだけど、そもそも人数が最低限しかいない。


それに、新たな開拓がない限りウィンドカッターは振り得だ。コスパと威力を兼


ね備えた魔法だからね。火力が足りないときはシオンにネオ魔法を撃ってもら


う。


「ゴブリンか。しかも結構な数いるな、スプレーでゴリ押しか」

「なんかバランス悪いパーティーよね…」


魔力S、魔道士は伊達じゃない。魔法は使えば使うほど威力やコスパが上がって


いくが、発動回数が少なくてこの威力だ。


唯一の懸念は、これが神に与えられた力だってことかな…


「おい、ゴブリンナイトだ」

「上位種ね。剣を持ってるわ」


ゴブリンより知能、筋力ともに高い上位互換。


「ナイトは任せていいか?」

「当然よ。活躍の場を奪われっぱなしじゃ癪だもんね」


『ウィンドカッター』

『ファイヤーランス!』


取り合えず一掃する。あっちも倒し終わったみたいだけど…


「アイツ、脚早すぎないかしら。一発もらったわ」

「まあ、強くなればなるほど鈍くなるのが法則だしな」


モンスターは強くなると体がでかくなる傾向がある。基本的に近接戦闘する種類


が多いのでそうなるんだろうが、やっぱり対策がろくにできてないな。


「回復します。ヒール!」

「すごいわ!回復量多すぎない!?」

「そうですか?これぐらいでは?」

「いや、ヒールじゃあこんなに回復しない。支援特化はすごいな」

「あ、ありがとうございます…」


予想通り?なんのトラブルなく依頼はクリア。



これがフラグになるとも知らずに…

特大フラグ…

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