2話 聖也、冒険者になる!
町並みは俺のもといた世界でいうヨーロッパに近いものだった。
そして町の中心にはほかの家と大きさ全く違う建物が見えた。
◇
━━町に着くと色々なお店がずらずらと並んでいた。
「へい、いらっしゃい!新鮮なもの入ってるよ〜!」
「こっちもこっちも〜!、良いものあるよ〜!」
とても景気にあふれていた。
へぇ~、結構繁盛してんだなぁ。
「ちょっと!この店のもの高すぎない!?ほかの町だともっと安いわよ!」
「そんなこと言われましても、うちではこの値段でやってますので···」
「はぁー!?ちょっとくらい安くしなさいよ!」
「そうは言われましても···」
金髪の綺麗な髪の子がなんか言ってる···
「可愛いとは思うんだけど、ああいう子とは関わりたくねぇな···」
というか関わらないでおこう!うん!
そうしよう!
「へい!そこの兄ちゃん!」
「ん?俺の事ですか?」
いかついおっちゃんが話しかけてきた。
なに、されるんだろう・・・怖い
俺お金持ってませんよ?
「すいません、自分お金持ってないです、許してください」
急いで頭を下げる
数秒の沈黙が流れた後
「ガハハハッ」とおっちゃんが笑いながら肩をたたいてきた
「ちげぇよ兄ちゃん。兄ちゃん面白れぇな!良かったらうちの店の品見ていかないかい?」
なんだ呼び込みか。焦った~... お金無いのにカツアゲでもされるのかと
情報収集もしたいし、せっかくだし見ていくか。
「では、見るだけ見させてもらいますね。」
「気になるもんあったら言ってくれ!」
武器屋に連れてこられた。
へぇーこのおっちゃん、武器屋の人だったのか。
「ありがとうございます。あの質問があるんですけど。」
「おう!いいぞ!」
ここはやっぱり冒険者へのなり方とか聞いとくべきだろうか。
「俺、冒険者になりたいんですけどどうやったらなれるんですか?」
「兄ちゃん、冒険者になりたいのか!それだったら」と言いながら中心の大きな建物を指さす。
そして続けて
「あの真ん中にあるデカい建物が冒険者ギルドだ。そこで受付をすませたら冒険者になれるぞ!」
へぇ~意外と簡単になれるもんなんだ
「ありがとう!おっちゃん!今度お金手に入れたらなにか買わせてもらうね。」
「おう!またな!」
あんなに顔いかつかったのにめっちゃ優しかったな...
あの時の自分を殴りたい。
ていうか、うすうすそうなんじゃないかと思っていたがやっぱりあの建物がギルドだったか。
まぁ、町の中心にあるくらいだしな
◇
━━ギルドに到着後━━
冒険者らしき人達が中で盛り上がっていた。
手に持ってるものは、酒か?
とか考えながら受付に向かう
「ようこそ、冒険者ギルドへ!ご要件はなんでしょうか?」
「俺、冒険者になりたいんですけど」
「冒険者登録ですね!ではこちらの紙に必要事項を書いてください。」
なんか、ほんとにすごい簡単だな!?
ほんとにこんなんでいいのかよ···
「はい、セイヤさんですね。では次にこの水晶に手を触れてください。」
水晶に手を触れると水色に光った。
「適正魔法は風ですね。では職業はどうしますか?」
へー俺の適性って風なんだ。
·······俺、他の属性付与も使えるだけど
「あの···職業どうします?」
「すみません、そーですね。おすすめ···とかありますか?」
まぁ今考えても仕方ないことか·····
「そうですね、セイヤさんは剣は使えますか?」
「? まぁ、それなりには」
オーガとの戦いで使ったやつも考え方よっては剣だよな!うん!そうに決まってる!誰がなんと言おうとそうだ!
「でしたら、剣士というのもありますし、魔法と剣を両方扱う魔法剣士などはどうでしょう?」
魔法剣士!いいじゃないか!
「魔法剣士で!」
食い気味で言う
「分かりました。では魔法剣士で登録しますね!」
「はい、ではこちらをどうぞ!冒険者カードです。セイヤさんは登録したてということでブロンズランクからのスタートですね。」
「ありがとうございます!ちなみにランクってブロンズより上って何があるんですか?」
「ランクはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ブラックがあります。冒険者になりたての人はみんなブロンズランクから始まります。シルバーランクからのなり方はクエストの成功数や、功績によってランクが上がります。」
「分かりました。ありがとうございました。」
◇
受付が終わりギルドを出るともう夜だった
そう夜である
え、夜?いつの間に··· ていうか
「泊まる場所···どうしよ·····」
綺麗な夜空を見ながら考える
もしかしなくて、俺今日野宿!?
ヤダヤダヤダヤダ
絶対やだ!
しばらくうろつき回り····
この時間からのクエストさすがにきついし·····
はぁ〜、どうしよ
「お?兄ちゃんどうしたんだい?」
「っ!おっちゃん!ごめんおっちゃん、今日だけ泊めさせてくれ!」
頼むおっちゃん俺の生命線!
「なんだ、宿とれなかったのか?」
おっちゃんは少し考えて答えた。
「·····しょうがねぇな、今日だけだぞ?」
「ありがとう!おっちゃん!」
助かったー。ほんとにありがとうおっちゃん
おっちゃんには借りいっぱいできちゃったな。
明日からは本格的にクエストに挑んでみよう!
おっちゃんに借り返さないといけないし、
「今日はもう遅いし寝るか。」




