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1話 聖也、異世界で初めての戦闘をする

「え、なんで森…」

こういうのって町の近くとかに出てくるもんじゃないの?

女神様、なんかミスったのかな?

まぁそんなことは気にしてもしょうがないし、一旦自分のステータスでも見るか!


「ステータス!」

すると目の前にLv1と書かれたステータス画面が現れる。



「Lv1か、まぁレベルはこれから上げるとして、職業も考えないといけないな。」

せっかく異世界来れたんだし魔法使いとかなりたいよな•••


はぁ、とはいえ、こんな森の中にずっといる訳にもいかないし。


「まずは町がどこにあるのか見つけないとな。スキルはいっぱいあるんだが今はこいつだな。」

スキル«千里眼»!


あった!

北の方に町らしきものが見えた。

まずはあそこだな!



「なにか武器になるものは•••」

少し尖った木の枝を見つける。

•••無いよりかはマシか。


「そうだ!あのスキルも使っとこう。スキル<<敵感知>>!」

これで敵が来ても気づける。


順調に森の中を進んでいると敵感知スキルが反応した。その反応はだんだんと近づいてくる。

「なにか来る!?」

少し遠くの木々が折れていくのが見える。

だんだんと近づいてくる足音に気を引きしめる。


そしてそれは姿を現した。


「お、オーガ!?」

それは軽く5mは超えるオーガだった。

嘘だろ!?初めての戦闘がオーガだと!?

スキル<<鑑定>>

Lv20のオークか•••


「•••いいね、初めての戦闘が大物とはツイてる!俺のスキルの実験台にしてやる!」

恐怖は感じている、しかし今はそれ以上に初めての戦闘ということに胸のワクワクが止まらなくなっていた。


「まずは、こいつを使ってみるか!スキル<<属性付与(エンチャント)•風(ウィンド)>>!」

[[魔力不足]]

気合い十分で言うと、この表記が出てきた。


「え?うそだろ!?今俺の魔力ってどんくらいなんだよ!?」

そこには10という表記があった•••


「っ!やばっ!?」

その隙をついたオークが聖也に対し強烈なパンチが放たれた。

本来なら回避が間に合うはずがない一撃。しかし聖也はそれを回避をしていた。


「あれ?俺、なんで避けれて•••」

(オートスキル<<緊急回避>>が発動されました。3分間のクールタイムに入ります))

オークと距離をとる。

•••あっぶねー!色んなスキル選びすぎて忘れていた•••


そう。実はスキルには3(・)種類あったのだ。自分で選ぶ選択式のスキル、オートで発動するスキルそして、常(・)時(・)発(・)動(・)しているスキルがあったのだ。

オートで発動するスキルにのみクールタイムがある。


「危ない危ない、だが、もう油断はしないぜ。」

おそらくだが、属性付与などは魔法に分類されているためか魔力がいるらしい。だが、今の俺の魔力量じゃまだ何も使えねぇ。

なら、物理系統のスキルで攻めるだけのこと!


オークに対し走り出す

オークは聖也目掛けパンチを繰り出す。

「スキル<<跳躍>>」

上に跳び、パンチを躱す。


「スキル<<五月雨(さみだれ)突き>>!」

オークの目を狙いスキルを発動する!

『ヴぁぁぁぁーー』

よし!効いてる!このまま間髪入れずに畳み掛ける!


「もう1回だ!<<五月雨突き>>!」

苦しそうな声をあげ、オークが片膝をつく。

トドメだ!


スキル«超加速»

一気にオークの目の前まで距離を詰める

「くらえ!«ソードバッシュ»!」

オークが呻き声を上げ、身体ごと前に倒れる。


「た、倒したのか?」

ステータスを見てみるとLv15という表記が見えた。

「よっしゃー!」


はぁー、危なかった。

ていうかレベルが上がったお掛けでステータス軒並みアップしてる。これで魔法系のスキルも使えるようになったぞ!


「ん?なんだこれ。魔法一覧?」

ステータスの項目に魔法が追加されていた。

見てみると風魔法に関するものばかりだった。


「あー、あの時使おうとしたからか•••」

良かったー。

スキル選ぶ時に属性付与とかはあったのに普通の魔法系が無かったから不安だったけどレベルアップで覚えれるのか。

そんなこと考えながら町を目指し進んでいく。




◇



「やっと、見えた•••」

30分は過ぎただろうか•••

森を抜けると千里眼を使わずとも見える距離に大きな町並みが見えた。



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