第三部隊長と小隊長の改造兵器
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「———それで?これは何なんだ?」
「この前貰って遊んでた催涙ガス戦車だよ」
「なんであんな玩具みたいなやつがこんな死の車になるんだよ」
俺の目の前には高速で移動する爆弾付き立方体キャタピラが走っていた。
「機動力を上げようと頑張ってたら走る棺桶になっちゃったねー ちなみに内部の機械のリソースの全てを速度に捧げているからブレーキも無いよ」
「じゃああれ止まんないの?誰乗ってるんだよ?自殺志願者か?」
「本官ちゃんだよ」
「じゃあ自殺志願者か」
「ちなみに無線で中とってるよ。喋ってみる?」
そう言って小家長は無線機のマイクを俺に差し出す。
「あ~、聞こえるかー」
『この声は!隊長でありますか!聞こえるであります!』
「乗り心地の方はどうだ?」
『だいぶ狭くて暑くて揺れが酷いでありますが、操作は面白いであります! あっ、隊長、近くに小隊長がいるならブレーキの場所を聞いて欲しいであります!』
「‥‥‥あーーーそれね」
俺は小隊長に目配せする。
なに?『敵陣に突っ込んで後ろにある赤いボタンを押せ』?
読唇術で話しかけてくるんじゃない、小隊長。
「‥‥‥敵陣に突っ込んで後ろにある赤いボタンを押せ、だそうだ また昨日向こうが宣戦布告してきたし、ちょうどいいだろ」
「敵陣に突っ込む、でありますか!
わかりましたであります!戻ってくるまで遺言書をお願いするであります!」
三分後、コーヒーを飲んでいると外が光ったなー、と思った直後に、この世の物とは思えないほどの轟音と揺れが響き渡った。
「‥‥‥小隊長、お前あの走る桶に何キロの爆薬積んだんだ...?」
「...10トントラックの限界ぐらい...?」
「 」
◇
バタン
「本官、ただいま帰還したであります!」
「おっ、お帰り‥‥‥」
「聞いて下さい隊長!言われた通りにしたらクレーターができるぐらい凄い爆発だったんでありますよ!小隊長のおっちょこちょいもいい加減にして欲しいでありますね!
隊長?ちゃんと聞いてるでありますか?」
「———ああ、そうだな。
なんだ、その、あれだ。いつもありがとな」
「?どういたしましてであります?」
俺は顔を背け、作業場に缶詰になっている小隊長に次はなんの仕事をくれてやろうか、と熟考した。
作者が思ったよりアホ本官がお気にであることが判明




