表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/9

第三部隊長とアホ本官

第一話がほぼタイトルっていう激アツ展開

 ティータイムに差し込む陽光と淹れたてコーヒーの香りに包まれ、俺は良い気分になって深々と椅子に座り込む。

 この時間、この空気。

俺にとって何より捨てがたい物だ。


こんこんこん


決してノック音がしようとも、俺の休息を邪魔できる者は誰一人居ない。


こんこんこん


‥‥‥だから、絶対この休息が邪魔されることはな———


バタン!


「失礼するであります!隊長!」

「本当に失礼と思ってる奴はノックの返事があるまで勝手に入ってこねえぞ」


「申し訳ないであります!本官はアホでありますので!」


こいつはアホ本官。

(名前は忘れたがまあ良いだろう)

一応俺の補佐官っぽい奴だ。

こいつがこの時間に来たって事はなんかあったんだろう。


「報告であります!第一部隊が勝利、第二部隊がこの第三部隊基地倉庫に鹵獲物を搬入してきたであります!

隊長はここに受取の署名をお願いするであります!」


「署名するのはいいが、何を鹵獲してきたんだ?」


「催涙ガスであります!」


「は?催涙ガス?」


このアホ本官は一体何を言ってるんだ?今どき催涙ガスなんていくらでも対策されてるんだぞ?


「一緒に発射用の小型戦車も持ってきたであります!」


「そんなもんどうするんだよ‥‥‥」


「小隊長が『新しいおもちゃありがとねー』と言っていたであります!

今は特にすることが無いので暇だ、とも言っていたであります!」


「あの機械いじりバカに何与えてるんだよ‥‥‥倉庫がまた圧迫するぞ‥‥‥

まああいつには新型の拳銃でも造らせておくとして」


「それで本官は何をすれば良いでしょうか!

隊長の命令ならなんでもする次第であります!」


「今は前線が拮抗してるからな‥‥‥

よし、爆弾身体に括りつけて突っ込んでこい」


「分かりましたであります!

それでその‥‥‥この遺言書を預かっておいて欲しいであります!

本官が戻らなかったら開封をお願いするであります!

それでは小隊長の所へ行ってくるであります!」


バタン!


「———さて、コーヒー飲むか」





バタン!


「隊長!帰還したであります!」

「危ねっ もうすぐ開封する所だったぞ」


「申し訳ないであります隊長!反省してるであります!

あと敵の第2・第4部隊を壊滅させて降伏宣言書を持ってきたであります! ついでに敵の白旗も持ってきたであります!」

「待って待って情報量が多い

何?敵が降伏?じゃあ終わりじゃん あとお前何で生きてるんだよ?小隊長に聞いたぞ? 木箱一個分の爆薬括りつけて行ったらしいな?どういう回復力してるんだよ‥‥‥ あと白旗は返してやれ」


「なんか‥‥‥大丈夫だったであります」


「まあお前のアホさ加減と回復力の高さは今に限った話じゃ無いが‥‥‥」


「それで本官はこの後どうすればいいでありますか!」


「まあ今日はよくやってくれたし、明日まで自室で待機だ」


「分かりましたであります! それでは失礼するであります!」


バタン!


「ようやく五月蠅い奴が居なくなった‥‥‥

さて、茶菓子でも———」


こんこんこん

ガチャ


「入るよー」


「何でうちの部隊はノックの返事を待たない奴しか居ないんだよ‥‥‥」


「まあいいじゃん これ、言われてた拳銃の試作品と、僕の所の工作兵くんのお菓子だよ」


「小隊長、お前の所の毒好き集団の物なんて食わせんなよ‥‥‥」


「折角なんだし食べないんだったら本官ちゃんにあげたら?きっと喜ぶし毒効かないと思うよ」


「わ〜ったよ じゃあ明日早速———」


『兵隊の皆様、本日の業務お疲れ様でした 就業時間になります』


「———もうこんな時間か じゃ、続きはまた明日な」


「そうだね、じゃあまた明日ねー」


バタン


「さて、寝るか」


_____________________________________________________


「———そういえば おいアホ本官」


「何でありますか!隊長!」


「ほら、菓子でもやるよ」


「ありがとうであります!それではいただくであります!」


もぐもぐ


「不思議な味がするでありますね クッキーのようでありあすが‥‥‥これはトリカブトでありますか‥‥‥あっ!隠し味に彼岸花が入っているであります!独特の味がして美味しいであります!隊長も食べるでありますか!」


「‥‥‥いや、俺はいいよ」


なんてもん渡すんだよ、あのバカ。

その毒で死なないこいつも大概だが。

この話は無修正版もありますのでそちらもよろしくお願いします

(二個上の線が後書きの線だったと思う人絶対いると思う)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ