第三部隊長と新聞記者
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ジリリリ
電話か、珍しいな。 出てやるか。
「もしもし?」
「あっ、もしもし 第三部隊長様で宜しいですか?」
「そうだが?お前———」
「明日お伺いいたしますのでよろしくお願いします!」
ツーツー
名乗らずに切りやがった‥‥‥
◇
こんこんこん
「隊長!失礼するであります!」
「もうノックの返事聞かないのはここの文化でいいと思うわ、俺」
「客であります!正面玄関で待ってもらってるであります!」
「分かった、ちょっと待ってろ」
多分昨日の電話だからな。 誰かは知らんが文句ぐらいは言ってやろう。
◇
「本日はよろしくお願いします!自分は虚栄新聞の記者をやっている者です!」
あのいつもスポンサーがつかなくて広告欄で募集と募金のお知らせ常にしてる縁起悪い名前の新聞屋か。 あそこの新聞嘘みたいなびっくり記事出すからいつも読んでて面白いんだよな。 パズルもいい難易度だし。
「この第三部隊を取材したくてきました!」
「お前が昨日終業2分前に電話かけてきた奴か」
あんな傍迷惑な時間に電話かけてきやがって。 もうちょっとで昨日は何もせずに一日が終わると思ってたのにな。
「第三部隊長様は事前の訪問の旨を伝えないとお会いできないと聞きましたので!」
成程、リサーチ力だけは本物だな。
「国の機密が詰まってることは承知なので許可された所だけ紙面に載せます!」
確かに俺とアホ本官はともかく、小隊長は技術面的にバレちゃまずいし、班長も何かあったら士気の低下に繋がるからな。
「俺と歩兵とアホ本官‥‥‥まあ見れば一目で理解かると思うがそいつ等ならいいぞ」
「分かりました!では早速部隊長さん、先ずは趣味を———」
◇
こんこん
「隊長!失礼するであります!」
「次からはノックは3回にしろよ」
ここはトイレじゃ無えからな。
「分かりましたであります!これ、朝刊であります!」
「おっ、例の新聞か お前も後で読んどけよ」
「分かりましたであります!それではまた用があったら呼んでほしいであります!」
ばたん
「さて、どんな紙面か‥‥‥」
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〈我が国の第三部隊に独占取材〉
虚栄新聞は我が国が誇る軍の第三部隊を独占取材した。機密が多いため一部検閲を受けながらも公開する。
[我が国の軍の独特な制度]
我が国の軍では、名前では無く数字が各兵隊に割り当てられる。これは自分の名前を一度軍に預け、一兵隊員として国に従事するということである。兵隊員に手紙を送る事も可能だが、名前全てに検閲が入る。定年退役又は大怪我による退役などの場合のみ、名前が返却される。我が国に名前が無い者は恐らく軍を抜け出した者である。軍法上は許されているが、二度と元の名を名乗ることは赦されない。
[新兵たちの苦労]
当社の記者は、この春から新しく入隊した新兵に取材を行った。「やはり軍の所属となり、敵国と戦うので心が弱い人には向いていない。状況を即座に判断し、上司の命令は瞬時に実行しなければいけない」と答えた。また「最近の一番の悩みは本当に不味い携帯食料を食べないといけない事なんですけどね」とも答えた。
[第三部隊長への取材]
この第三部隊をまとめる第三部隊長は記者の取材に快く答えてくれた。好物はコーヒー、趣味は大変名誉な事であるがこの紙面コラムのパズルだと答えてくれた。「ここは他の部隊と違って個人の能力が尊重される所なので、軍に入るときは先ずはうちをおすすめする」と、部隊長として軍の宣伝をした。
[“アホ本官“と呼ばれる第三部隊の精鋭]
第三部隊には、アホ本官の愛称で親しまれる補佐官がいる。とても忠誠心が強く、直属の上司である第三部隊長を敬愛している。あります口調を崩さない親しみ易さだが、敵戦線に単騎で挑み敵の数部隊を壊滅させた驚くべき一面も持っている。「本官はまだまだこの第三部隊内では弱いであります!でもこれからも精進していくであります!」と謙遜して答えた。
[敵国と停戦合意か]
昨日未明、我が国と敵国が停戦合意を結ぶことが決定したという情報を入手した。長くに渡る敵国との戦争が一区切りつくということではあるが、まだ“終戦“では無くあくまでも“停戦“なので未だ注意は必要である。
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「‥‥‥」
色々言いたいことあるが、最後にとんでもないことに書いてね?
アホ本官と新聞記者、キャラ若干被ってね?
気のせいか。
あとネット記事みたいな文章になっちった




