第七話 逃走――中編――
ヒャ―――。すみません、最近大変過ぎて更新遅れました。
もっと頑張ります!!
俺達はこれからどうするかを話し合っていた。
「みんな一緒に行動したらいいんじゃないのか?」
「やっぱり馬鹿だね光翼は。もしみんな固まって行動してたとき急に五部が追いかけてきたら散りづらいでしょ。何も考えてないところが気持ち悪い」
酷い言われようだった。
まあ、いつものことだからそろそろ光翼も慣れてきただろうな。
俺はそう思い、光翼の方を見る。
「別にそこまで言わなくてもいいだろ!」
光翼はなぜか切れていた。
え? なんで?
「な、何ムキになってるの? 気持ち悪い」
なんか悪い方向へ進んでってないか?
てかこの二人仲悪いのか? よくわからん。
俺は何も言わず、ただ二人を交互に見ていた。
「そんなに俺が気持ち悪くて嫌ならもう近寄るんじゃねぇ!!」
そう言って光翼は家から出て行った。
マズい。
俺は光翼を追いかけようとした……が、梓に止められた。
「あんなやつ放っておこうよ。それにもう追いつかない。光翼はああ見えても足速いから」
あいつ足速かったのか。初耳だ。
体育で50M走は何秒か測るけど、正直今まで興味なかった。
光翼のことは色々知ってんだな梓は。
「そうか。でも、次会ったとき謝っておけよ。さすがに言い過ぎだ」
「うん」
そして梓は俯き、誰にも聞こえないくらいの小声で言った。
「別に嫌なんて言ってないじゃん。ばか」
話し合った結果、二手に分かれることになった。
「じゃあ、梓とこの人、俺と唯果のペアで行動しよう」
それを聞いた唯果がこっちへ歩いてきた。
そして、あぐらをかいている俺の上に座った。
何してんだこいつ。
「お兄ちゃん」
「なんだ」
「となりに座ってもいい?」
唯果は真面目な顔で言った。
ごめん、そのボケ意味わかんないわ。
俺はため息を吐き、適当な調子で言った。
「……思いきり叩かれたいのか?」
まずとなりに座っていいのか許可とる前に、俺の上に座っていいかの許可をとれよ。
しかもとなりに座るのにいちいち許可もらう必要ないだろ。
こいつにはセンスがない。
「お兄ちゃんは、可愛い妹を殺したいの? お兄ちゃんが思いきり叩いたら死んじゃうじゃん」
うわーんこわいよー、と、唯果は俺から逃げるように梓のところへ行ってしまった。
俺は大きなため息を吐きながら、
「大げさだな~。そんなんで死ぬわけ――――」
……ん?
俺はしばらく考えた。
…………やっぱりそうだ、間違いない。多分。
「硬大くん、そろそろ移動した方がいいんじゃない?」
確かに。いつまでもここにいてはいずれ五部に見つかってしまう。
俺達は外へ出た。
いつの間にか外は真っ暗になっていた。
俺と唯果はできるだけ静かに歩いていた。
「お兄ちゃん」
「喋るな」
向こうで人が倒れていた。
俺達はゆっくり近づいて見てみる。
――――死体だった。
首から上が無く、体中のいたるところに刺し傷があった。
こういうのはあまり見たくない。
辺りはとても暗く静かで、俺達以外誰もいないのではないかと錯覚してしまう。
唯果は何も言わず歩きだした。
俺も黙ってついていった。
私は怖そうなお兄さんと夜道を歩いていた。
周りからすれば、ヤクザが、ごく普通の女子高生を脅して連れまわってるように見えなくもないけど、この人はヤクザではないらしいし、優しそうだ。
目の前から人が走ってきた。
五部だ。
ここも荒らそうとするなんて……。
絶対に許さない。
だけど、多少能力があったとしても私では五部に勝てない。
私は唇を噛みしめる。
すると、お兄さんが私の前に出て、五部と戦い始めた。
相手は三人いるのにその人はいとも簡単にやっつける。
なぜかわからないけど懐かしい感じがした。
私は聞いてみる。
「あなたの名前はなんですか?」
するとその人はこう答えた。
「ダドゥルです」
私は何かを思い出しそうだった。
でも――――――無理だった。




