表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
locker  作者: いつわ
三章
PR
23/77

第二十三話    新locker

昨日投稿しようと思っていたのですが、書いている途中で寝てしまいました。

すみませんでした。気を付けます。

 昼休みはいつものように光翼と二人で食べていた。

「そこでそいつがこう言ったんだ。生姜がない? しょうがないなぁ」

 こいつの話つまんねぇな。

 そう思っていると、向こうから叶未が弁当を持ってこっちへ歩いてきた。歩くたびに茶色いツインテールが揺れている。

「硬大くん、一緒に食べてもいいですか?」

 ニコニコした顔で聞いてきた。

「ああ、一緒に食べよう!」

 叶未は俺の隣に座り、弁当箱をあけた。

「おおー、叶未ちゃんの美味しいそうだね!」

 光翼は言いながら箸を叶未の弁当へ向ける。

「おいおい、俺のならまだしも叶未のおかずをとるのはやめておけ」

「では主食を――」

 一発殴ってやった。

 

 光翼は不満そうな顔をして自分の弁当を食べ始めた。

「そういえば、梓ちゃんは一緒じゃないんですか?」

「梓は向こうで友達と食べてるよ」

 梓はいつものように、前の方で生徒会の子達と一緒に食べていた。それを羨ましそうに見ている叶未。

 もしかして叶未は昼食を一緒に食べる友達がいないのだろうか?

 考えすぎだな。誰かと楽しそうに話してるところを見たことあるし。

「最近locker出なくなったよなぁ」

「そうだなぁ」

 確かにlockerはもう出現してない。

 女王様を説得することができたからだ。

「ねえねえ、叶未ちゃんって彼氏いるの?」

 いきなり変なことを聞きだす光翼。

 そんなこと急に聞かれたら困るだろうと思っていたが、意外にも叶未は冷静に答えた。

「彼氏……ですか。いるとかいないとか以前に、そういう相手って親に決められてないんですか?」

 そしていきなり訳のわからないことを言い出した。

 冗談かと思ったが、叶未の顔を見る限りではそうでもないらしい。

 気にはなるが、あまり深く踏み込むのもどうかと思い、話をそらすことにした。

「まあ、そんなことより光翼、怖い話をしてくれ」

 一瞬、えっ? なんで? という顔をして見てきたけど、しばらくしたら語り始めた。

「ある日、あるところにおじいさんが住んでいたんだって。んで、おじいさんは炊飯器で米を炊いて、出来上がる前に風呂に入ったんだと。しかしおじいさんは足を滑らせて頭を打ち、意識がなくなった。数日が経っておじいさんは目を覚ました。数日間何も食べていないせいか、腹が減り、炊飯器の中を見てみたけど、ごはんがこわくてこわくて食べられなかったんだとさ」

「……」

「……」

「あ、意味分からないだろうから説明しておく! こわい、というのはどこかの方言で、硬いという意味らしい」


 俺と叶未は黙って席を立ち、教室から出て行った。














 家に着き、テレビをつけた。

 唯果と一緒にバラエティ番組を見ていた。

 一時間くらい経ったときに突然、ニュースに切り替わる。

「たった今入ったニュースです。昨夜未明、三山町の屋外プールにlockerが出現しました」

 ……え?


「警備員の話によりますと、今までのとは違い、条件が二つあったとの――」

 それ以上は耳に入ってこなかった。

 ただ一つ分かったことは、あのとき夢で見た、その他の出来事は、これから起こるということだけだった。


















 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ