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ゆるふわふぁんたじあ(改訂版)  作者: 天空桜
死滅の森開拓&サルーン都市化計画

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クリスマス特別番外編 47.5話

内容は大体同じですが、旧ゆるふわふぁんたじあとは時系列が異なります。


良いクリスマスを!

これは凛がガイウス達を招き、夕食からの飲み会へと発展してしばらく経った頃のお話。

飲み会について、少し掘り下げた話でもある。


既に丞と灯が合流を済ませ、進化や歓迎の意味を込めて飲み比べを開始。

しかしすぐ…と言うか、藍火がスクリュードライバー1杯で潰れてしまった。


「たった1杯で潰れるとか有り得ねぇんだけど。」


火燐は軽く不満を漏らしながらも彼女をソファーで休ませ、気分が一気に白けたとかで1人で飲み始めた。


それを合図に、皆もそれぞれのペースで飲む様になる。


「マスター、見て見てー!」


10分が経ち、飲みながらガイウス達が酒について尋ね、凛が答えていると、ミニスカサンタの衣装に着替えた美羽が凛の前にやって来た。

美羽は少し席を外すと言って客間からいなくなったのだが、どうやら着替える為だったらしい。


「お、サンタクロースの衣装だね。良く似合ってるよ。」


「えへへー♪」


美羽は帽子、ケープ付の半袖ミニスカート、白いニーソックス、赤いブーツに身を包んでいた。

凛に褒められて嬉しくなったのか、その場でくるっと一回転。

そんな彼女の周りに雫達が集まり、可愛い可愛いと連呼されて更にご機嫌となる。


「凛殿、その、サンタ何とかと言うのは何だ?」


「初めて見る衣装だね。」


「あれは僕達の世界に存在するとされる、サンタクロースと言う方の衣装になります。元々は長い髭を生やしたお爺さんが着るって感じのものだったんですけどね。」


ガイウスとゴーガンが凛に尋ね、返って来た答えにドン引きした表情となる。


「何と!凛殿の世界ではあの様な服を高齢の男性が着ると言うのか!」


「恐ろしい世界だね…。」


ガイウス達はガチムチだったり、ヨボヨボのお爺さんにミニスカサンタを着せた姿を想像した様だ。

これに、凛は苦笑いを交えて否定する。


「あはは、違いますよ。帽子とブーツは同じですが、服の部分は長袖長ズボンになります。」


この言葉にガイウス達は安堵し、サンタクロースやサンタクロースの元となったクリスマスについて、更なる追及を凛に求めた。




「マスター、雫ちゃん達も着替え終わったよー♪」


そうして話している内に時間が過ぎ、再び美羽が凛の前にやって来た。

ただし今度は雫、翡翠、楓、エルマ、イルマ、紅葉、リーリア。

それと何故か興味なさそうな灯までもがサンタ姿だった。


雫、翡翠、楓、灯は美羽に近い服装、エルマは天使風でイルマは悪魔風、紅葉は和服の様なサンタ衣装。

暁やトーマスを含む男性陣は、(凛を除き)ダントツトップの可愛らしさを誇る美羽、

鬼姫と呼ばれ、元々あった奥ゆかしさに最近色気が加わった紅葉、

(後日分かる事だが)同じくエルフのお姫様らしい美貌に、零れ落ちそうな位の双丘のリーリアを中心に視線が集まる。


雫達やエルマ達やリーリアは楽しそうだったが、残る2人…特に灯はこれ以上ない位恥ずかしそうにしている事から、美羽達に着せられたと言うのが丸分かりだった。


「こうして見ると、同じサンタクロースでも色々と衣装があるものだな。」


「そうだね。皆美人だし良い目の保養になるよ。」


「これらを売りに出せばすぐにでも流行りそうなものだが…。」


「確かに。ただ、特に喜びそうなのが娼館の客とか変態貴族辺りってのがね。」


「さもありなん。」


雫達が次々に凛(灯だけは丞にだが)へ尋ね、その度に似合うと褒められて嬉しそうにし、その光景をガイウスとゴーガンは目を細めながら話す。

男性陣は同意とばかりに、鼻血を流したり、悟りを開いた様な顔で拝む等して何度も頷いた。




その頃、美羽達サイドでは、雫から火燐もサンタ服にとの意見が出るも、本人が拒否。

しかし1人で酒を飲み続けるルル以外の全女性からの見たいとの意見に加え、美羽がごり押しとばかりにナビへ頼み、自動換装スキルを実行。


火燐はビールの缶を持ったままいきなりミニスカサンタの服装へと変えられ、驚きを露にする。

しかも胡座をかいていたせいでもろに下着が見えそうになり、丁度ウイスキーを口に含んだばかりのガイウス達は盛大に吹き出してしまう。


「ど、どうだ凛。似合っているか…?」


火燐は慌てて正座で座り直し、服装を戻すかと思いきや、折角の機会だと捉えたらしい。

顔を赤らめ、上目遣いで瞳を潤ませながら凛に尋ねた。


普段の彼女からは想像出来ないしおらしさに加え、両手を床に突く形でスタイルの良さを強調する体勢と。

この光景だけ見れば、欲情を掻き立てられない男性はまずいないだろうと思われる程だ。


事実、新しく加わった男性達は生唾を飲む等し、火燐の怖さを知ってるはずのトーマスやガイウス達ですら顔を赤くしていた。

美羽達は抱き合ったりしてきゃーきゃーと騒ぎ、凛は何と答えるべきかと頭を悩ませる。


「ダメ。恥じらいが足りない、20点。」


だが、雫には全く通用しなかった。


彼女の酷評に火燐はピキッと額に青筋を立て、そのままキャットファイトへと発展。

その影響で互いのスカートが捲れ、2人の履いている下着が露に。

火燐は赤、雫は黒…しかもアダルティなデザインと、予想外過ぎる光景に全員の目が点となった。


真っ先に冷静さを取り戻した凛が苦笑いで仲裁に入り、美羽達もそれに加わる。

男性達は我に返った順で顔を反らし、あまり事態を良く飲み込めずそのままだった丞も、灯からのじと目に耐え兼ねて後ろを向いた。




仲裁後、火燐はスカートは嫌との事で短パン姿となった。

そして凛がガイウス達に説明したクリスマスの話が広がり、新たに設けたテーブルの上に様々な種類だったり、ブッシュ・ド・ノエルの様なクリスマスに因んだケーキを。

また、フライドチキンやローストチキン、ローストビーフ、ピザ、ビーフシチュー、ポテトサラダ、七面鳥の丸焼き、オードブル、シャンパン、シャンメリーをテーブルに並べ、説明を加える。

凛を除く全員が初めて見る品々に感動し、一斉に食べ始めては驚いた表情となる。


火燐に至っては沢山食べようと欲張るあまり、ピザから伸びるチーズが千切れて顔に張り付き、皆から笑われたりしていた。

その声で藍火が目覚め、気分が悪そうにしているのを凛がリカバー(状態異常回復魔法)で治療。

元気になった彼女がローストチキンに手を伸ばす形で食べ始めるのを確認し、リビングへと向かう。


凛はもしもまだ夕食が続いている様だったらこちらでも出そうと思い、移動してみたのだが、既に夕食は終わったらしい。

閑散とした様子に苦笑いを浮かべ、食べれなかった人達用に明日の夕食時にでもまた出そうと考えて再び客間へ戻る。


「あー…食った食った。こんなにうめー料理が沢山あるんなら、もう毎日クリスマスで良いんじゃねぇかってなるよな。」


火燐の満足そうな声に、ほとんどの者が同意とばかりに何度も頷く。


「もー火燐ちゃん、折角の可愛い衣装と顔が台無しだよ。」


「もうすぐ風呂だし、別に良いんじゃね?」


「良い訳ないでしょ!拭くからじっとしてて!」


「へいへい…。」


火燐は体中がソースやクリーム等で汚れており、文句を言う美羽にされるがままの状態となった。


「はは…。まぁ、クリスマスは本来なら年に1回だけのイベントだしね。今回食べれなかった人達用に明日の夕食でまた出すけど、その次は未定かな。」


『えー!』


そして凛の言葉に全員からブーイングが起こるも、彼が意志を曲げる事はなかった。


それを機に再び飲み比べが始まり、ガイウス達が大分酔った所で火燐と雫が悪ノリし、凛もミニスカサンタ姿にさせられた。

そのあまりの可愛さに女性陣から黄色い声が上がり、男性陣は丞以外全員がノックアウト。


ガイウス達は興奮した影響で酔いの回りが一気に早くなり、その場で倒れた程だ。


また、神界にいる里香が何かを感じたとかで、モニターの様なものを空中に出現。

そして画面いっぱいに映るサンタコス姿の凛に感極まったらしく、盛大に鼻血を噴き出しながら床に倒れた。


「ひ、久しぶりに良いものが見れたわ…。」


里香は実に良い表情で親指を立て、その言葉を最後に気を失うのだった。

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