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異世界転生したと思ったら、ラスボスの城の目の前で?!〜新米冒険者、転生直後からずっとボコられ続けている件について。〜  作者: 御厨あまね


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19/20

ep19. 緊急事態なので、作戦会議が開かれました。

「それでは、今から作戦会議を始めます!!」


 スライムとゴブリンを討伐し、しばらくゆっくり過ごそうと思っていたらギルドからの緊急招集を食らってしまった。


「魔物の軍勢ねぇ…。」


 今ラストリアに向かって約300体の魔物が襲来しようとしているらしい。その中には高難易度クエスト級の強さを持つ個体もいるようだ。


「まず、現在の状況を報告します!陸から約200体、空から約100体の魔物がこちらへ向かって来ています!」


 空か…。ドラゴンとかは確かに飛んだりできるのか。


「その為、近接職の方は全て陸から来る魔物を、後衛職の方は半分以上は空から来る魔物を、残った方は近接職の方々の補佐をお願いします!」


 俺は一応遠距離職だが…。ダメージを与えたりはできないだろうなぁ。


「なぁ、強えー魔物とかはどうやって対処するんだ?俺らが束になってかかってようやくじゃないか?」


 冒険者の一人が言う。てか高難易度クエスト級ってどれくらい強いのかと思ったが、そんなに強いのか。


「はい、その件に関しましてはエルディア王国の騎士団に重兵器部隊の派遣を要請しております。そのため、レベル100以上の方たちに高難易度クエスト級の対処をお願いしたいです。」


 レベル100…。そんな強い奴らがここにはいるのか。てかここって国の領地だったのか。初耳だ。


「なぁティナ、この世界って国とか騎士団なんてあるのか?」


「はい!ここら一体はエルディア王国の領地となっており、エルディア王国は騎士団を保有しています〜」


 エルディア王国…。一体どんな国なんだろうか。王国というくらいだから王政なんだろうが。


「その騎士団とやらはそんなに強いのか?」


「はい!エルディア騎士団は多くの冒険者の憧れなんですよ〜。そしてエルディア騎士団は大型兵器を所有しており、今回のような大規模な戦闘などで使用されますね〜。」


 ふむ…。そんなにすごいのか。兵器ってどんなのだろうか?パッと思いつくのは戦車とかだが…。この世界の文明がどれほど発展しているかもわからんしな。



 二人で雑談を交わしていると、冒険者の一人が言う。


「要するに、俺たちは騎士団様たちが来るまでの時間稼ぎをしろってことか?」


「…はい。エルディア騎士団到着までの時間稼ぎが今回のみなさんの役目です。」


 すると冒険者共はざわつき始める。まあ自分の強さにプライドや自信があるのだろう。それなのに役割が時間稼ぎっていうのもな。


「な〜に、騎士団様たちが来る前に俺らで倒しちまえばいいんだよ!俺らの強さ、見せつけてやろうぜ!」


 すると一人の冒険者が起立して熱弁を振るう。


「おぉ!やってやろうぜ!!」


 するとそれに便乗してそうだそうだとみんなが言い出す。

 …こいつらって単純だよな。それが良いんだけどさ。


「皆さんのご理解感謝します!それでは、先程の指示に従って魔物を対処してください!!」


 …俺からしたら全部の魔物が高難易度クエスト級なんだろうけどな。まあやってみるしかない。


「あっ!お前はあの時の!」


 急に大声が聞こえたので振り返る。

 チッ…!嫌な奴に出くわしちまった。以前クエストを受注しようとした時に俺を笑い者にした奴だ。


「…何だよ。」


「…いや、お前なんかで何ができるんだろうなってな!フハハ!」


 あぁ?なんだコイツ。不快感を露わにして睨みつける。


「いや〜すまんすまん!それじゃあ、俺達はもう行くから。せいぜい死なないようにな!」


 そう言い残すと、奴らはギルドを去っていった。

 …本当に何がしたかったんだ。あいつら。


 まぁそんなことはどうでもいい。今はラストリアの危機だ。全力で防衛する他ない。


「よし、行くぞティナ!俺らは俺らのやれるだけのことをやろう。」


「そうですねレイさん!さっ、いっちょかましちゃいましょ〜!!」


 こうして、戦いの火蓋が切って落とされた。

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