ep10. 【お知らせ有】レベルアップしたので、新スキルを試してみることにしました。
レベルアップしたことで色々スキルが解放されたので、見てみることにした。
「えっとスキルは…ここか?」
ステータス画面のスキルページを確認する。
するとたくさんの解放されたスキルが表示された。
“新スキル解放!”
“風縫い:少しの時間敵を風の矢で拘束する。”
“ゼファーショット:微風の力で敵を切り裂く。”
“追い風:風の力を身に纏い、移動速度を向上させる。”
“水癒:神聖な水の加護により、時間経過で体力を回復する。”
拘束や移動速度向上か…。中々面白そうだ。
…回復スキルは何でもワンパンされる現状使い所が無い気はするが。
「何か良さそうなスキルはありましたか?!」
興味津々にティナが聞いてくる。この中だとやはり拘束が一番有用そうか?
「色んなスキルが解放された。その辺の魔物で試してみよう。」
「おぉ〜!いいですね〜!どんなスキルか楽しみです!!」
…まあ試し撃ちして返り討ちに遭う未来しか見えないけどな。
「あそこのスライムで良いか。」
あの自爆するスライムを実験に使おう。
「”風縫い“ッ!!」
風を纏った矢が放たれる。このスキルは相手を拘束する効果があるらしく、スライムは矢に縫い付けられたのかのようにこちらを見たまま動かない。
「あれあれ〜?このスライム、動かなくなりましたよ?」
「どうやら攻撃をした相手を拘束する効果があるらしい。」
このまま他のスキルも試すか。
「”ゼファーショット”!!」
ビュンと風の音が鳴る矢が命中する。
…少し今ダメージを喰らったかのような反応を見せたな。
「”ゼファーショット”!!」
スキルを放とうとしたが、空振りした。
「…何も起こりませんでしたよ?」
もう一発お見舞いしてやろうかと思ったのだが、メッセージが表示された。
“このスキルは連続して使用できません。他のスキルを使用するか、一定時間待機する必要があります。”
「連続使用は不可能らしい。」
しょうがない、別のスキルを使ってみよう。
「“追い風”ッ!」
スキル名を叫ぶと後ろから風が吹き、その風は俺の体に纏われた。
「びっくりした!どこから風が?!」
驚いたようにティナが話す。他の奴からすると急に無から風が出てくるのか…なんかシュールだな。
確かこのスキルは移動速度を上げる効果のはずだが…。
「うおっ?!」
試しに少し歩いてみると確かに早い。歩いているだけなのに走るよりも早い。
移動や攻撃回避など汎用性が高そうなスキルだ。
スキルの効果時間が過ぎると、スライムを縫い付けていた効果も切れていたらしく、距離を詰められていた。
「レイさん、危ない!!」
「“追い風”ッ!」
だが今の俺にはこのスキルがある。風の如く辺りを走り抜け、スライムからだいぶ離れられた。
「ちょっとレイさ〜ん!置いてかないでくださいよ〜!」
怒ったようにティナが後から付いてくる。
「悪い。新しいスキルを手に入れたもんだからつい。」
ここまで三つのスキルを試した訳だが、まだ試していないスキルが一つだけある。
…今後使うかどうかはわからないが、一応試してみるか。
「“水癒”!」
スキルを使用すると、あたりからどこから湧いたのかも分からない水が俺を包み込んだ。
「これは…」
「なんの効果のスキルですかレイさん?」
走って少し疲れていたが、それが徐々に癒える感覚がある。
「回復効果のあるスキルだ。…まあしばらくはどうせワンパンだから使わないと思うんだけどな。」
使い所の無さそうなスキルだし、こういった時に使うのが良さそうか。
「さて、新しいスキルを試し終わった訳だし、そろそろ本格的に魔物討伐をしないとな。」
「そうですよレイさん!魔王討伐が貴方の目的なんですからね!」
目的を忘れていた訳ではないが、このまま無限に魔物に勝てずにボコされている訳にはいかない。
…そのためにも、まずはスライムを討伐するしよう。
【お知らせ】
現在毎日更新中の当作品ですが、次回の投稿は10/3の土曜日となります。今までは新作投稿したてのため毎日更新をしていましたが、それの維持も簡単ではないためこれからは2日に1話投稿(19時更新)とさせていただきます。ですが、これからは1話あたりの量を少し増やしたり書き溜めの進捗によっては時々2日連続更新をするなどをしていく予定です。小説創作初心者・学生という身のため至らぬ点も多いとは思いますがこれからもより多くの方々に良い作品をお届けしていくつもりですので引き続き当作品をよろしくお願いします。




