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硝子玉の宇宙、箱庭の娘たち【旧版】  作者: 硝子玉の宇宙
箱庭の娘たち

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第53話-監理局SNS

全職員閲覧モードとレトの大発見


惑星監理局の連絡ツールには、いくつかの投稿範囲がある。


個人宛。

班内共有。

作戦共有。

緊急一斉通知。

そして、全職員閲覧モード。


最後のそれは、緊急性の低い全体報告に使われるものだった。


たとえば、


『第七訓練室、床面修復完了。明日午前から通常使用可』


とか。


『食堂班より。夜勤者向け軽食を第二保温庫に追加』


とか。


『資料棟三階、照明術式調整中。通行可、ただし少し眩しい』


とか。


そういう、全員が知っていても困らないが、緊急通知にするほどではない情報を流すための、静かな掲示板のような機能である。


だから職員たちは、全職員閲覧モードを見ても、基本的には淡々としていた。


確認する。

必要なら反応する。

必要なければ流す。


監理局の日常に溶け込んだ、地味で便利な機能。


その日までは。


昼休みが終わり、各部署の端末に、軽い通知音が鳴った。


全職員閲覧モード。

低優先度。


職員たちは、何気なく画面を開いた。


そして、そこに表示された投稿を見て、全員が数秒止まった。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん!

これなに?

ここに書いたら、お兄さんに届く?

届いたら手あげて!


監理局全体の空気が、わずかに揺れた。


情報班では、作業中の職員が手を止めた。

戦闘班では、近接戦闘員が飲んでいた水を喉に詰まらせた。

医療班では、医療班主任がカルテをめくる手を止め、無言で隣の職員に画面を見せた。

生活班では、食堂班の職員が保温庫の前で固まった。


そして監理班では、副長が端末を見下ろし、口元を片手で覆った。


「……局長」


ジェレミーは書類から視線を上げた。


「何だ」


副長は端末を差し出した。


ジェレミーは画面を見た。


沈黙した。


その数秒後、また通知音が鳴った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん、見えてる?

わたしは食堂にいるよ

今日のプリン、上に白いやつのってる

これ、当たりだと思う


食堂にいた全職員が、ほぼ同時にレトを見た。


レトは食堂の端の席で、両手で端末を持ち、足をぱたぱたさせながら画面を覗き込んでいた。淡緑色の長い髪が左側のワンサイドテールで揺れている。目はきらきらしていた。


完全に、新しい遊びを見つけた顔だった。


隣のテーブルにいた戦闘班員が、小声で言った。


「……誰か、教えるか?」


向かいの重装隊員が、プリンを見つめたまま首を横に振った。


「まだ早い」


「何がだよ」


「分からん。だが、まだ早い」


通知音。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

プリン、すごくおいしい

でも一個しかない

お兄さんのぶん、とっておいたほうがいい?

でもとっておいたら、わたしが食べられない

どうしよう


食堂班の職員が、無言で追加のプリンを一つ取り出した。


周囲の職員たちは誰も何も言わなかった。


ただ、そのプリンは、非常に自然な手つきでレトの席に運ばれた。


「レト、追加分です」


「えっ!」


レトはぱあっと顔を輝かせた。


「職員さん、すごい! プリン増えた!」


「はい。増えました」


「お兄さんのぶんにする!」


職員は、ほんの少しだけ目を細めた。


「そうですか」


「うん!」


レトは嬉しそうに端末を打った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん!

プリン増えた!

お兄さんのぶん、守るね

これは任務だよ

プリン防衛任務、開始!


戦闘班の端末が、ほぼ同時に震えた。


数名が反射的に任務ログを開きかけた。


近接戦闘員が眉間を押さえた。


「やめろ、これは任務じゃない」


魔術砲撃担当が真顔で言った。


「だが防衛対象が明確だ」


「乗るな」


「プリンは脆弱な対象だ。温度変化、接触、盗難、自己消費のリスクがある」


「最後のリスク本人だろ」


食堂の端では、レトが真剣な顔でプリンの前に座っていた。

小さな硝子の短剣が一本、机の上に置かれている。


戦闘用ではない。


たぶん、プリン防衛任務の象徴だった。


その光景を見て、食堂にいた職員たちは全員、業務用の表情を必死に保った。


通知音。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

いまプリン見てる

ぷるぷるしてる

敵かもしれない

でもおいしいから味方かもしれない

わたし、ちゃんと見極める


情報班で、ロジーが椅子から転げ落ちた。


「レト、全職員閲覧に投稿してる!!」


情報班主任が、眉を上げた。


「気付いていなかったのですか」


「いや、気付いてなかった! ぜったい気付いてない! なにこれかわいい! 記録していい!? ねえこれ記録していい!?」


「全職員閲覧の公式ログに残っています」


「公式ログ!? 最高じゃん!」


「ロジー」


「はい」


「悪用しない」


「はい」


ロジーは、ものすごく不満そうに頬を膨らませた。


しかしその頭上デバイスには、すでに新規フォルダが作成されていた。


『レト全職員閲覧事件』


副題。


『本人未認識。全職員情緒被害甚大』


ロジーはそれを見て、満足そうに頷いた。


「これは後世に残る」


情報班主任はため息をついた。


「後世に残す前に、公開区分を確認しなさい」


「公開?」


「最低でも非公開です」


「でも全職員閲覧だよ?」


「それと記録倫理は別です」


「うっ」


ロジーは胸を押さえた。


「正論が痛い」


そのとき、また通知が鳴った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

わたし、今日ちゃんと廊下走らなかった

ちょっとだけ走りそうになったけど、止まった

えらい?

えらかったら、あとでなでて


情報班が沈黙した。


戦闘班が沈黙した。


医療班が沈黙した。


生活班が沈黙した。


監理班では、副長が机に片肘をつき、肩を震わせていた。


ジェレミーは端末を見たまま無言だった。


副長が小さく咳払いした。


「局長。返信は」


「しない」


「なぜです」


「ここで返信すると、あいつはさらに送る」


「返信しなくても送ると思いますが」


ジェレミーは副長を見た。


副長は穏やかに微笑んでいた。


「止めますか?」


ジェレミーは少し黙った。


その間に通知が鳴った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

副長がこっち見て笑ってる

なにか面白いことあったのかな

副長、ずるい

わたしも知りたい


副長は、ついに椅子の背にもたれた。


「……これは、私が悪いですね」


ジェレミーは端末を伏せた。


「笑うからだ」


「いえ、まだ声は出していません」


「出ていなくても顔に出ている」


「局長ほど無表情ではありませんので」


「副長」


「はい」


「楽しんでいるな」


副長は否定しなかった。


「監理局の職員として、箱庭の娘たちの日常を尊重しています」


「言い方で誤魔化すな」


その瞬間、監理局書記官が静かに入室した。

手には端末。

表情はいつもどおり淡々としている。


「局長。全職員閲覧モードに関する運用確認です」


ジェレミーは額に手を当てた。


「今か」


「今です。現在、全職員閲覧モードにおいて、レトによる私的投稿が継続しています」


「見ている」


「閲覧率は九十二パーセントを超えました」


副長が目を細めた。


「高いですね」


「低優先度報告としては異常値です」


「でしょうね」


「なお、返信率はゼロです」


ジェレミーは少しだけ眉を動かした。


「誰も指摘していないのか」


「はい。全員、見守っています」


「なぜだ」


書記官は、淡々と答えた。


「可愛いためです」


副長が完全に横を向いた。


肩が震えていた。


ジェレミーは、数秒間、書記官を見た。


「……業務判断か」


「はい」


「本当にか」


「現場判断として、現在の投稿は緊急性、機密性、危険性のいずれも低く、本人の情緒安定に寄与しています。また、全職員の士気向上効果が確認されています」


「士気向上」


「はい」


書記官は端末を操作し、簡易集計を表示した。


全職員閲覧モード閲覧後の反応傾向


微笑:多数 口元を覆う:多数 作業効率一時低下:中程度 情緒回復:顕著 叱責意見:ゼロ 保護欲:測定不能


副長が小さく息を漏らした。


「測定不能」


書記官は真面目に頷いた。


「数値化に失敗しました」


ジェレミーは目を閉じた。


「……続行」


「承知しました」


「ただし、機密情報、任務情報、身体不調、位置情報の詳細が出た場合は止めろ」


「既にフィルタを設定済みです」


「早いな」


「職員全体で共有済みです」


「いつの間に」


「三分前です」


副長が、にこやかに言った。


「仕事が早い」


ジェレミーは低く言った。


「楽しんでいるだけだろう」


そのとき、また通知が鳴った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

お仕事いそがしい?

わたし、邪魔しないよ

でもここに書いたら、ちょっとだけ近くにいるみたい

すごいね

いつでもお兄さんに話しかけられる


監理局の空気が、ふっと柔らかくなった。


食堂班の職員が、配膳台の前で目を細めた。

医療班主任が、カルテの端を軽く叩いた。

戦闘班の近接戦闘員が、乱暴に髪をかいた。

情報班主任が、黙って画面を閉じかけて、やっぱり閉じなかった。


ロジーは端末を抱えたまま、少しだけ口を尖らせた。


「……これは指摘できないやつだ」


隣の職員が言った。


「でしょうね」


「だってレト、嬉しそう」


「でしょうね」


「全職員に見えてるって知ったら、たぶん真っ赤になる」


「でしょうね」


「かわいそうじゃん」


「なので誰も言っていません」


「監理局、こういうとこあるよね」


「ありますね」


ロジーは深く頷いた。


「私も黙ってよ」


「珍しい」


「私、空気読めるもん」


「その言葉、記録しておきます」


「やめて!」


その頃、レトは食堂から廊下へ移動していた。


端末を両手で抱え、そわそわと画面を見ている。

返事は来ていない。


けれどレトは、まったく落ち込んでいなかった。


むしろ、投稿できることそのものが嬉しくて仕方ないらしい。


歩きながら、少し止まり、また打つ。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

いま廊下

第三廊下の窓のところ

星が見える

あの星、昨日よりちょっと青い気がする

わたしの髪飾りと似てる

あとで一緒に見たい


第三廊下の窓際にいた技術班の職員が、そっと端末を下ろした。


目の前にレトがいる。


レトは窓の外を見上げて、端末を胸に抱いている。


その背中があまりにもわくわくしていて、職員は声をかけるタイミングを完全に失った。


隣にいた別の職員が、口パクで言った。


――言う?


技術班の職員は、首を横に振った。


――無理。


するとレトが振り向いた。


「職員さん!」


二人は同時に背筋を伸ばした。


「な、何ですか」


「お兄さん、星好きだよね?」


職員は一瞬迷った。


それから、慎重に答えた。


「そう聞いています」


レトは嬉しそうに笑った。


「そっか! じゃあ教えてあげる!」


また通知音。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

お兄さんは星好きって言ってたよね

わたしとおそろいだね

わたし、星も彗星も好き

お兄さんも好き


第三廊下の技術班二名は、その場で静かに天井を見上げた。


「……」


「これ、見てていいものですかね」


「今更だろ」


「今、全職員が再確認しただろう」


二人は無言で頷いた。


一方、局長室では、ジェレミーが端末を見つめていた。


副長が、非常に楽しそうに言う。


「局長。おそろいだそうです」


「黙れ」


「星が好きなら、おそろいです」


「副長」


「はい」


「その顔をやめろ」


「これは業務上の微笑です」


「違う」


再び通知。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

さっき局長室の前まで行った

でもノックしなかった

お仕事中かもしれないから

わたし、がまんした

これはかなりえらいと思う


ジェレミーの眉がわずかに動いた。


副長が言った。


「かなり偉いそうです」


「分かっている」


「返信しますか?」


「しない」


「なでますか?」


「後でな」


副長は、満足そうに頷いた。


「決定事項ですね」


「記録するな」


「私はしません」


その瞬間、監理局書記官が静かに顔を上げた。


ジェレミーはそちらを見た。


「お前も記録するな」


書記官は数秒沈黙した。


「……私用記録には残しません」


「公用にも残すな」


「全職員閲覧ログは自動保存です」


ジェレミーは深く息を吐いた。


「削除しろとは言っていない」


副長が穏やかに微笑んだ。


「局長も保存には反対していないようです」


「副長」


「はい」


「黙れ」


「承知しました」


副長は黙った。


ただし、顔はまったく黙っていなかった。


その日の午後、全職員閲覧モードは、監理局史上もっとも平和に荒れた。


レトの投稿は止まらなかった。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

医療班の前を通ったら、寝たほうがいいって目で見られた

わたし、眠くない

ほんと

ちょっとしか眠くない


医療班主任が、無言でレトの健康記録を開いた。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

ロジーが変な顔してた

笑ってたけど、がまんしてた

ロジー、なんか知ってる顔だった

あとで聞く


情報班でロジーが叫んだ。


「聞かないで!!」


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

エルが、これ楽しい?って聞いてきた

わたしは楽しい

エルもやる?って聞いたら、あたしは見てるって言った

エル、見てるの好きだね


中庭でエルは、端末を覗き込んでいた。


「レト、みんなに話してる」


近くにいた生活班職員が、ぎくりとした。


「エルさん」


「あたしも見えてる」


「……はい」


「レト、気付いてないね」


生活班職員は慎重に言った。


「そのようです」


エルは少し考えた。


「教える?」


職員は、ものすごく慎重に沈黙した。


エルは職員の顔を見た。


それから、ほんの少しだけ頷いた。


「教えないほうが、今は幸せ?」


生活班職員は、さらに慎重に答えた。


「少なくとも、本人はとても楽しそうです」


「そっか」


エルは端末を見つめた。


「じゃあ、あたしも見てる」


そして、何もしなかった。


それはその日、監理局における最も高度な自制だった。


夕方。


レトは、ようやく局長室に呼ばれた。


全職員閲覧モードには、その直前に最後の投稿が流れていた。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

呼ばれた!

いま行く!

走らない!

でも心は走ってる!


その投稿を見た全職員が、ほぼ同時に画面から顔を上げた。


監理局のあちこちで、廊下の気配を探る者が出た。

誰も仕事を投げ出してはいない。

ただし、全員が少しだけ気にしていた。


レトは本当に走らなかった。


早歩きだった。


かなり速い早歩きだった。


けれど、走ってはいない。


局長室の前で、レトは深呼吸した。


そして、こんこん、とノックする。


「お兄さん、来た!」


中から声がした。


「入れ」


レトは扉を開けた。


ジェレミーは執務机の向こうに座っていた。

副長はいない。

書記官もいない。

完全に、二人だけだった。


レトはぱたぱたと近づいて、机の前で止まる。


「お兄さん、見えてた?」


ジェレミーはレトを見た。


「見えていた」


レトの顔が、一気に明るくなった。


「ほんと!?」


「ああ」


「ぜんぶ?」


「だいたいな」


「プリンのことも?」


「見た」


「星のことも?」


「見た」


「わたしが廊下走らなかったことも?」


「見た」


レトは両手をぎゅっと握った。


「じゃあ、ちゃんと届いてたんだ」


「ああ」


「すごいね、あれ!」


ジェレミーは少しだけ沈黙した。


「……そうだな」


レトは嬉しそうに体を揺らした。


「わたし、いつでもお兄さんに話しかけられるの、すごくいいと思う。お兄さん忙しいとき、邪魔しないで書ける。返事なくても、見てくれたら、ちょっと近い」


ジェレミーは、静かに息を吐いた。


「レト」


「なに?」


「書く内容は少し選べ」


「うん。任務のこととか、危ないことは書かない」


「それでいい」


「あと、眠いときは寝る」


「それもだ」


「あと、プリンは守る」


「それは状況による」


レトは少し考えた。


「じゃあ、プリンは食べる」


「そうしろ」


レトはにこにこした。


それから、少しだけ期待するように、ジェレミーを見上げた。


「お兄さん」


「何だ」


「わたし、今日かなりえらかった?」


ジェレミーは立ち上がった。


机を回り、レトの前に来る。


そして、淡緑色の髪を乱さないように、そっと頭を撫でた。


「かなり偉かった」


レトの顔が、ふにゃっと崩れた。


「へへ」


その笑い方は、全職員閲覧モードには流れなかった。


それだけは、局長室の中だけに残った。


しかし。


数分後。


全職員閲覧モードに、新しい投稿が表示された。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さんになでてもらった

今日はいい日

全職員閲覧って、すごいね

また書く


監理局全体が、静かに敗北した。


戦闘班の近接戦闘員は机に突っ伏した。

医療班主任は目頭を押さえた。

食堂班は明日のプリン数を増やした。

情報班ではロジーが「続編決定!」と叫び、情報班主任に軽く頭を押さえられた。

エルは中庭で端末を見ながら、ぽつりと言った。


「いい日、共有されたね」


副長は局長室の外でその投稿を見ていた。


口元には、いつもの薄い笑み。


「局長」


扉の向こうへ、控えめに声をかける。


「レトは最後まで気付いていません」


中から、ジェレミーの声が返ってきた。


「分かっている」


「教えますか?」


「今はいい」


「承知しました」


副長は端末を閉じた。


監理局の全職員閲覧モード。


本来は、緊急性の低い全体報告のための機能である。


その日の記録には、のちに監理局書記官によって、非常に簡潔な補足が残された。


『当該機能について、レトへの説明は段階的に行うこと。なお、本件による職員士気の向上は顕著であった』


そして翌朝。


全職員の端末に、また低優先度通知が鳴った。


【全職員閲覧/低優先度】

投稿者:レト


お兄さん

おはよう!

今日も見えてる?

わたしは見えてるよ

朝ごはんのパン、まるい!


誰も指摘しなかった。


監理局は今日も、平和だった。



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