第3章 疾走!・銀翼のフェアレディ
警視庁・城西署管内で1人の男が殺害され、手配中の容疑者を追っていた。
事件が起きたのは、先週の火曜日頃だった。
殺害されたのは、上村明彦。死因はロープによる考察であった。目撃者から1人の女性がマンションから出ていくところを目撃されていた。そして、翌日。容疑者と思われる銀色のスポーツカーを発見し、220クラウンのパトカーが発見、追跡したが都庁で真家玲姉妹、見失ってしまった。
「これがこの女か。」
「ああ、そういえば甚ちゃんが負っていたんだけど、放尾したんだよね。」
「ええ、あと一歩で逮捕できたんだけどね。」
「そうか。」
「あっ、班長。」
「おいっ、犯人と思われる女はこの人だ。」
「えーと、名前は長谷川育代か。」
「よしっ、この女を追ってくれ。」
「了解。」
そして、壮絶なカーチェイスが始まった。
「あのZだ、追えっ。」
覆面スープラは、パトライトを載せて、サイレンを鳴らした。
「前方のゼット、止まりなさい。」
「くっ、くそーなんでわかったのよ。」
長谷川は、猛スピードを上げて覆面スープラを振り切ろうとしたが、そこへ、覆面パトカーのクラウンとGTRガゼットに追い付いてきた。だが、ゼットはジグザク走行してクラウンとGTRを振り切ろうとした。そこへ、挟み撃ちに仕掛けてきた覆面スープラが追い付いてきた。
と、その時だった。
「うわーっ。」
と、急ハンドルを切ったが近くの河川敷に落ちていった。
そして、南と西出と後藤と満保と甚五と中居が確保した。
「動くなっ。」
「もう逃げられないぞ。」




