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グンマ県、海を買う  作者:


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20/43

きちんと反省、さらには対策

 その日の夜、グンマの某所ぼうしょでは、秘密ひみつ会合かいごうが開かれていた。


 出席者しゅっせきしゃは四人だ。


 グンマのポセイドン。


 グンマのリヴァイアサン。


 グンマの乙姫おとひめ


 そして、グンマの浦島うらしま太郎たろう七世ななせい


 四人そろって、『(グンマ県内)うみ四天王してんのう』である。


昨日きのうの『フロンティア・オークション』は、本当に残念ざんねんだった」


 ポセイドンがくちを開く。


 グンマ県には悲願ひがんがある。どうにかして、海がしい。


 昨日は海の獲得かくとくにあと一歩いっぽのところまでせまりながら、最後の最後で逆転ぎゃくてんゆるしてしまった。


「だが、落ちんでばかりもいられない」


 ポセイドンがげると、リヴァイアサン、乙姫がつづく。


「きちんと反省はんせい、さらには対策たいさく


「次のオークションでは、絶対ぜったいに勝ちたいしね」


 海が出品しゅっぴんされることはめずらしいが、皆無かいむではない。


「だが、今のままでは勝てないだろう」


 ポセイドンの言葉は正しい。


 埼玉さいたまけんは強かった。そして、それ以上に東京とうきょうは強い。


じつは、あるうわさを聞いている。まだ真偽しんぎ確認かくにんちゅうだが、次の『フロンティア・オークション』に、『海』が出品される可能性があるらしい」


 リヴァイアサン、乙姫、浦島うらしま七世ななせい顔色かおいろを変えた。


「本当か、ポセイドン!」


「あくまでうわさだ。とはいえ、それなりの信憑性しんぴょうせいもある。ここ数日中に、真偽しんぎを確認できるだろう」


「おおっ!」


 声をそろえる他の三人。


「したがって、本当に海が出品された場合にそなえておくべきだ」


 ポセイドンが一枚いちまい設計図せっけいずを広げる。


「あと数日で、これが完成する予定だ」


 あの『無敵むてきスイカ』と同じく、『第七次』の時に開発していたが、当時は完成しなかった物。


「おおっ!」


 さっきとはちがって、浦島七世だけが声を発する。


 リヴァイアサンと乙姫は、


「これって本当に効果こうかあるのか?」


「あまり期待きたいできないような・・・・・・」


 とはいえ、浦島七世の正体しょうたいは、先代の県知事けんちじだ。『第七次』の最前線にいた人物。当事者とうじしゃだからこそわかる、そんな苦労があったのかもしれない。


 そのあと、四人は会議をつづける。


 明日以降の役割やくわり分担ぶんたん、それをめる時になって、


「すみませんが、私ははずしてもらえませんか。今回は別行動を取らせてください」


 真剣しんけんな表情で浦島七世が言ってくる。


「東京都や埼玉県に勝つため、次のオークションが始まるまでに、どうしてもやっておきたいことがあります」


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