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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第5章 王国の改革

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エリエッタ 私の友達

私がいた孤児院は酷い場所でした。

幼い頃の記憶はあまりありません。

人が多く死んでいた事しか覚えていません。


本当にそうだったのでしょうか?

忘れた振りをしていただけの気がします。


ゴミの様に扱わる孤児院に光が射しました。


とても輝いている可愛い女の子が歩いて来ます。

何か私に言うのでしょうか?

少し緊張してしまいました。


名前と年齢を聞かれました。

知りませんと答えました。


女の子は王女様でした。


名前も年齢も王女様に決めてもらいました。

私はその時から王女様が好きになったと思います。


王女様は私に、今日から私の友達と言いました。


孤児が王女様と友達になれません。

身分が違うのです。


私はお城に連れていかれて綺麗に体を洗ってもらい、王女様と同じ服を着ました。

でも友達ではありません。

王女様が孤児を1人救っただけです。


救われた私は努力する事にしました。

大好きな王女様の為に全てを捧げる事にしたのです。


2年間で王女様の隣に立つように勉強したのは大変でした。


王女様の隣に立てば友達ですか?


私は違うと思います。

身分が違います。


学園に通う様になりました。

貴族からの虐めや嫌がらせが凄いですが気になりませんでした。


大好きな王女様の悪口を言われると許せませんでした。

人生で激怒をした最初で最後でしょう。


私を皆が悪意を持って見ている気がします。

あまりにも酷い悪意の為、王女様まで届いているように見えました。

私は王女様の為に退学したいと言いました。


王女様は友達だから絶対に離さないと言いました。


王女様が私を離さないと言う事は危険が増えると言う事です。

私は訓練をする事にしました。

とてもきつい訓練をお願いしました。


担架で運んでもらうのが申し訳無いと思いました。

激痛で体が動かないと思う日も訓練をしました。

学園がある日と王女様との予定がある日も無理やり体を動かしました。

何故体が動くのか私にも分かりません。


激しい激痛が体を襲いますが、顔にも感情にも出しません。

もちろん動きも自然にします。

何故出来るのか私には分かりません。


気絶するような痛みの中、笑顔で王女様と話します。

もしかしたら王女様の輝きが体を動かしてくれたのかもしれません。


王女様は孤児をどんどん救って行きます。

貴族をどんどん倒していきます。


とても凄い人です。

私の友達ですか?


私は身分を埋める事が出来ない為、隣に立つ相応しい人間になろうとしました。

どれだけ努力をしたのか分かりません。

努力だったのかも分かりません。


とにかく王女様の求める私でいる為に頑張りました

王女様は孤児を救うだけでなく国を作り変えると言いました。

どこまで凄い人なのでしょう。


そこで私に言いました。

あなたも女王になるから2人で女王だねと。


王女様が国を作り変えるから私の身分も孤児から女王に変わりました。

身分の差が無くなったら友達ですか?

私には分かりません。


「ねぇエリー私達って友達かしら?」

「アリーが私に、今日から友達です!と言ったので友達です」


大好きなアリーが私の事を友達と言うなら友達に決まっています。

2人は友達ですか?

親友ですか?

それ以上の言葉では表現出来ない何かだと思います。

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