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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第5章 王国の改革

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閑話 ベティーナ 私の初仕事

自分でも呆れる程に勉強したんだけどなー。

エリエッタは担架で運ばれる訓練しながら勉強していたと思うけど…。


勝てなかったかー。

というより2年連続満点はおかしいよ。


エリエッタはおかしいーー!!


よし!

スッキリした。

勉強した成果はちゃんと出たから満足。


クリスタさんはそろそろ立ち直ったかな?

かなり不気味な雰囲気だったから。

テストで2人に負けたショックが大きかったのでしょう。


でも、私の予想通りだよ。

エリエッタは王女様じゃなくて女王様になるんだ。

じゃあ目標も変更しないとね。


エリエッタ女王様の専属侍女!


私は孤児の侍女見習いで唯一お城で職場体験もやった。

恐らく出世頭でしょう。

間違いないね!


そんな出世頭な私が呼ばれるなんて、何かあるのかな。

「クリスタさん、どうしましたか?」

「ベティーナの希望は王女様の侍女で良かったかしら?」


「いいえ、変わりました。エリエッタ女王様の専属侍女です」

「なるほどね。じゃあ決定で良いわね」


うそ?

決定しちゃった?


「あの、決定という事は中央で専属侍女として働くという事ですか?」

「そうなるわ。アリー王女様には専属侍女が2人付いていますが、エリエッタ様に専属侍女は付いていません。国王夫妻も一緒に暮らす為、大変な仕事になると思いますが頑張って下さい」


「分かりました。頑張ります」

「専属侍女は先に中央に行って邸宅を整える事になっています。アンナとアンネと一緒に中央に向かって下さい」


もうエリエッタって呼べないのが残念だけど一緒に暮らせるよ。

ここからが本番なんだから気合入れないとね。


私は先輩侍女の2人と一緒に中央に向かいました。

お城より狭いけど十分な広さのある邸宅だ。


ここに重鎮が皆住むのだと思うと大変な事になりそう。


アンナさんに呼ばれました。

「ベティーナ。もう私達に敬称は要りませんから、今後は気を付けて下さい。2人のお出迎えと部屋の準備は私達姉妹がやりますので、ベティーナはお風呂周りと寝室を整えて下さい」

「分かりました」


早速仕事だ。

何も無いお風呂場や寝室を準備しないといけない。


ちゃんと必要な物分かっている。

荷物は馬車にあるから往復するのが大変なだけ。

お風呂も寝室も2つあるから2倍大変だけど大丈夫。

全然問題無い。


お風呂周りの準備が終わった後は寝室の準備をして…。

専属侍女の部屋まであるんだ。

専属侍女だからかな?


2つ部屋があるから、とりあえず片方は私だけの部屋だ。

贅沢だなー。


あとはエリエッタ女王様が来るのを待つだけだよ。

そろそろかな?


アンナとアンネが玄関に向かった。

私はお茶の準備だ。


驚かしてやるんだから!


「ふぅ、疲れたー。アリーって呼びなれるかな…」

「エリエッタ女王様。お茶の準備が出来ておりますが、どうされますか?」


「んー?ん?え!ベティーナじゃない。本当に私の侍女になっちゃったの?一応女王だけど一応だよ?」

「女王様に一応も何もありません。2人とも女王様です」


「そうですよね…。ベティーナはエリーって呼んでね。何か落ち着かないよ」

「分かりました。エリー女王様。お茶にしますか?」


「女王様付いちゃうんだ…。アリーの気持ちが分かったよ。仕方が無いか。お茶をお願いします」

「かしこまりました。エリー女王様」


エリーは孤児の中で一番頑張ったんだから一番幸せにならないと駄目だよ。(私は2番目かな!)

ベティーナはあえて女王様と何度も呼んでいます。

楽しんでいます。

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