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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第3章 王立学園2年生

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エリエッタ 学園生活

今年の学園生活も様々な悪意に晒されると覚悟していました。


ですが、王妃様の一族の力によって私に悪意は向いて来ないのです。

嫌がらせも何もありません。


私を見下した感じはありますが去年に比べたらほとんど無いに等しいです。

授業もとてもやりがいのある内容ですし今年は楽しめています。


暗殺者と生徒の鬼ごっこには恐怖しましたけど。


いつもの様に私達が教室に入ると、何故か席に座っている大人達がいます。

ああ、彼らは暗殺者なのですね。


貴族の子達も自分の席に座っている大人をどうすれば良いのか分かりません。

教室全体がおかしな緊張感に包まれています。


あ!

先生がやって来ました。

これで何か変化があるはずです。


ま、まさか!

このまま授業再開ですか?

暗殺者の方々も授業を聞いています。

席を奪われた子達は唖然としています。


「立っている子に半分椅子を譲ってあげなさい」

「はい、先生!」(暗殺者一同)


暗殺者の方達は座っている椅子の半分を空けます。

「どうぞ座って下さい」

「あ、はい」


何ですかこれは?

「アリー王女様。これは一体…」

「エリー。考えては駄目なの。授業に集中よ。テストで勝負する為にね」


そうでした、一番大切な事があったじゃないですか。


「はい。テストの為に授業に集中します」

「それで良いのよ。それで良いの?」


最後が疑問形に聞こえたのは気のせいでしょうか?

私は学園生活が楽しくて仕方がありません。


王女様と一緒に授業を受け嫌がらせも虐めも何も無い。

何て快適な空間でしょう。


さすが王妃様の妹様です。

私は感謝でいっぱいです。


真剣に授業を受けた為でしょう。

あっという間に終わってしまいました。


「エリー、直ぐに帰りましょう」

「そうですね。帰って今日の復習をします」


「そう、それで良いの」

「はい。テストが楽しみです」


何か怖い事が起こると思っていたら鬼ごっこじゃないですか。

王妃様の一族は怖いと聞いていましたが、とても平和的な方達ですね。


私は勘違いをしていたようです。

やはり自分の目で見て判断しなければいけませんね。


私はセバスさんと訓練し、授業の復習をしてから眠りました。


翌日になって、さらにおかしな状況になっています。

既に大人が椅子を譲り合って2人で座っているのです。


貴族の子達は流石に茫然としています。

これはどういう事でしょうか?


大人の方は昨日見た気がします。

1日中、学園で生活していたのでしょうか?


先生が入ってきて注意しています。

「それじゃあ子供達が座れないでしょ?2人で椅子になりなさい」

「はい。先生!」(暗殺者一同)


座っていた椅子を外に出し、暗殺者の方達が2人とも体を丸めています。

「どうぞ座って下さい」

「あ、はい」


何ですかこれは?

「アリー王女様。これは一体…」

「エリー。見ては駄目。授業中によそ見は駄目よ」


そ、そうですよね。

よそ見するなんて私にはそんな余裕はありません。


私は授業に集中しました。


何か怖い事が起こると思っていたら鬼ごっこじゃないですか。

でも、鬼の数が増え過ぎていませんか?

絶対に逃げられないです。


私は勘違いをしていたようです。

やはり自分の目で見て判断しなければいけませんね。


私はセバスさんと訓練し、授業の復習をしてから眠りました。


翌日になって、異常な状況になっています。

既に大人が2人椅子になっており、そこに座っている大人もいます。


貴族の子達は少し震えています。

これはどういう事でしょうか?


先生が入ってきて注意しています。

「それじゃあ子供達が勉強出来ないでしょ?1人が机になりなさい」

「はい。先生!」(暗殺者一同)


机を外に出し、椅子に座っていた大人の方が四つん這いになりました。

暗殺者の方達が貴族の子に声をかけます。


「どうぞ座って下さい」

「机に使って下さい」

「あ、はい」


何ですかこれは?

「アリー王女様。これは一体…」

「エリー、集中。私達の集中力を高める訓練だと思いましょう」


そうですよね。

私達の為にやってくれているのです。


私は授業に集中しました。


何か怖い事が起こると思ったら鬼ごっこじゃないですか。

でも、鬼の数が多すぎて逃げている子達が見えません。

これは何をしているのでしょうか?


捕まったらどうなるか気になってしまいます。

でも気にしたら駄目だと思いました。


私は勘違いをしていたようです。

やはり自分の目で見て判断しなければいけませんね。


私はセバスさんと訓練し、授業の復習をしてから安らかに眠りました。

自分の目で見て判断しましょう!

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