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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第1章 孤児院の改革

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専属護衛

学園入学が迫ってきた日、お母様に呼び出されました。


お母様の横に2人の女の子が立っています。


「アリー紹介するわね。ディアナとエリーゼ、私の妹の子よ。学園であなたとエリーの護衛をする事になるわ。ただし、エリーに関しては命の危険が無い限り手は出さないから、あなたが注意しなさい」

「分かりました。それで気になるのですが、今の学園は本当に大丈夫なのでしょうか?お城にも貴族の密偵が入っていたのです。学園は貴族の言いなりでは無いのでしょうか?」


学園はかなり怪しいです。

それにしても2人の護衛、普通の女の子ですね。


その辺にいても全く違和感が無いです。

でもお母様の血族ですからね。

とても怖いです。


「可能性は高いと思うけど、どうしたいの?」

「いえ、学園の教師には公平な態度を要求したいのです。貴族の子供達は目で見て判断したいと思います。もし駄目なら直ぐに辞めるつもりです」


貴族の子供達に見下され、教師も見下す様な学園は必要ありません。

この国から消えてもらいます。


「ディアナとエリーゼ、今から学園の教師を脅迫して来なさい。貴族の要求に答えた日が、あなた達の命日だと、より分かりやすく伝えてきて」

「「かしこまりました。叔母様」」


早速脅迫ですね!

しかも2人が脅迫に行くのですか?

当たり前のように去って行きました。


お母様の血族は怖過ぎます。

怖ろしい、実に恐ろしいですね。


「あと、私に出来るのは人の感情を見るだけです。街を繁栄させる事も、人を育てる事も出来ません。ですから多くの文官を国として育て、いつでも貴族を滅ぼせる準備をして欲しいのです」

「もちろんしているわ。ただ時間はかかるわね。貴族が何もしてこない場合でも4年。つまりあなた達が学園を卒業するまでの間に育て終わるわ」


人を育てるのには時間がかかります。

知識を持った人達が街を繁栄させるです。


常に多くの時間が必要となります。

貴族は多くの人の、多くの時間を奪ってきました。


それがとても許せません。

色々な可能性をどんどん摘み取ってしまう。


貴族の子供達も仮に同じだとしたら…。

私の権力を使って、あなた達の時間を全て摘み取ります。


「あとは、密偵を使って貴族の家を調査して欲しいです。私兵を隠していた貴族がいたのです、他の貴族も隠している可能性が高いと思います。私兵を所持するだけで極刑です。民を皆殺しにしたり、王都に攻めて来そうな貴族は先に滅ぼすべきだと思いす」

「それは間違いないけど、夫が対応しているはずだわ。インメル侯爵家で私兵に攻められたのを相当怒っていましたから既に貴族の家を調べているはず。あなた達の学園入学前には分かるから安心しなさい」


暫くしてから2人が帰って来ました。

「叔母様、学園は貴族が送り込んだ教師しかいない様です。脅迫はしてきましたが、どれだけ有効か分かりません」

「お疲れ様。アリー、あなたが学園の教師の対応がおかしいと判断した際に、学園と教師には消えてもらいます。任せましたよ」

「分かりました。注意します」


直ぐそばにある学園まで貴族の手が伸びている。

今この国は貴族の物の様ですね。


貴族が平等に民に接し政治を行うなら、王族などいなくても良いと思いますが、今の貴族では駄目です。


その後、お父様からの報告で私兵を隠している貴族は存在しないと分かりました。

民が無差別に殺される様な事は無いでしょうが、貴族は自分達が特別だと思っています。

早く改善しなければ多くの民が被害に遭うでしょう。


私は王族として全ての民を平等に扱う必要があると思っています。

民は平等ですが友達のエリーは特別扱いです。

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