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71話 見る試合に楽しみはあるようです

治療室

ひとが傷を負った時に運ばれる場所。医者六十人体制で人を治療している。

フィールド

一対一で戦う場所で、近くに医者二人とギルドから雇ったBランクのハンターが待機している。


この試合のルール

この試合は、魔法を使い試合を行うため。剣や斧などの金属でできたものの使用を禁ずる。

例外あり(最低30センチの短剣のみ使用可)

人を傷つけたり殺めてしまった時は、近くにいる専門のスタッフに治療してもらいましょう。

この試合の組み合わせは、ランダムです。

試合は見てると緊張と興奮を覚えるものだ。


友人の試合は、魔法初心者にはレベルが高く得るものがあった。例えば、一番はじめにあったクレカの試合では相手が土魔法を使う魔法士だった。クレカにとって厄介な相手らしく土を巧みに使い、クレカにダメージを与えて一度ダウンをしてしまった。だが、その時に何かを思いついたのだろうか、急にフィールド内で、無駄な放電をした。


これを見たマルスは、

「おい!!頭がハイになったのか?もう一つ使える魔法があるのにどうして使わない!正気になれ!!」と励ますついでに相手をおちょくると言うこの場の馬鹿にしか出来ない芸当でクレカをキレさせた。


そこからの試合展開は、クレカがフィールド内で放電して相手を痺れさせ動きを封じ威力の高い魔法を使い相手をダウンさせると言う……甘いやり方を使わず、圧倒的に理不尽に高火力の攻撃をバンバン使い何度も攻撃を繰り返し相手にチリチリアフロ、ボロ雑巾燃え滓の杖とやりすぎだろと思わせるぐらい相手の肉体にダメージを与えた。心はもう折れている。その時の顔は、ストレスを発散しているようにしか見えた。

その後、すごいキレイな笑顔で

「マルスぅ?少し来て欲しいところがあるんだけど、一緒に来てくれない?」

「えぇ〜。今からちょっと他のところに行く予定だったんだけど」

「いいから来てくれない?」

「それじゃあ、俺別のとこrギャアァァァ!」

全力の腹パンが決まってマルスは痛そうにお腹をさすりながら疼いている。

「ウオォォォ!イテェェ!」

「レディのお願いを聞かなかったからだよ?」

「ーーお前がレディ?男にも勝るそのボディブローを持つお前をレディ扱いしてくれって。」

ハハッ!父親の一時的に冬を到来させることのできる渾身の一発ギャグ以上に笑える。

ちなみに冬の場合、威力が倍になる。

「寝言は!寝て、いいな!」

それが彼の最後(嘘)の言葉でした。

「ギャアァァァァァ!…ガハッ。」

彼は雷に打たれかのように全身ボロボロの痙攣を起こしその場から倒れていた。その光景を私たちは見慣れているとはいえあまりにもひど〜い光景でした。これを見て、二、三回戦は彼女とは戦いたくないと思いました。だって、みんなこうなってしまうじゃないかと思っており、親友である私も彼女とは極力当たりたくはありません。彼女以上に一番当たりたくないのは、試合をボケェ〜と眺めている服装が変わった彼だけは絶対当たりたくありません。

……私、彼のステータスを一部見てしまいましたから。でも、あの箱なんか欲しいしなぁ……。

メグは、どこか慣れた風景をただ見ていた。


改めて俺はファンタジーの世界に来たという謎の高揚感が俺を支配する。あまり使ったことのない魔法を考えなしに使う自分がいそうなので気をつけないといけない。俺は魔法を仮でしか使えない。杖を使うことなく砕けてしまう。そして、魔法の理論の理の文字も知らない。俺は使うのは実験で使った科学ぐらいだ。

この中で多分魔法の性能的に誰よりも弱い自信しかないがそこは発想でカバーするつもりだ。

さっきノルマスの試合が終わったみたいだ。少し体にダメージを負ったみたいだが、大丈夫みたい。


「タクミ、どうだった!僕の試合。」

「よかったんじゃないか?」

「そうか。チラッと見えたんだが、マルスはどうなった。死んだか?」

「いや、生きている。あんな事されたら普通は医者に診て貰うレベルだと思うけどな。」

「あいつの自己治癒力がヤバイだけだ。」

「噂をすれば来たぞ。」

「ノーサン。…試合勝ったか?」

マルスが全身ボロボロになってやってきた。


「もちろん勝ったさ。」

「そんな事より、傷は大丈夫か?そこの医者に治療して貰えばいいと思うぞ。」

「確かに見てもらった方がいいぞ。今回はなかなかひどいな。まず心臓は動いて……いるな。」

「動いて、当たり前だ!」

「脳はもうダメだから、よし問題ない!よかったな」

「よくねぇよ!もっと他のところ見ろよ。」

「怪我をしているけど唾かけておけばなんとかなるだろ。お前なら。」

「友人たちが酷いことを言ってくる。」

「悪かった悪かった。といえばいいか?」

「この天然鬼畜。もういい。タクミ肩貸したから返してくれないか?」

うん?ーーーさっきこいつなんて言った?

「……すまん。後ろがうるさくて聞こえなかった。」

「肩を貸したから返してくれ。」

「次の試合……180番と35番!!ステージに来てください。」

「マルス。俺は今から試合だからノーサンに肩を借りろ。ノーサンあとよろしく。」

「ちょっと、タクミ!。チッ、あいつ逃げやがった」


「タクミは無理だから僕と一緒に行くぞ。」

「悪いが肩貸してくれない?」

「構わないが…一応怪我人の僕にそんな事をいうか?お前は?」

「助け合ってこその仲間だろ?傷を負った時は助け合うもんだろ。」

「その仲間に傷を合わさせた件について。」

「ははは。また地雷を踏んでしまったという事で。ノーサン。早く行こうぜ。」

「そうだな。タクミの試合見たいし。」


男二人は肩を組合ながら、トコトコと選手の治療室に向かって行った。



「お前にしてはあまりにも無謀な戦い方ではなかったか?」

「まぁ、確かに。僕らしくなかった。でもあの相手はあれぐらいしないと勝てないと思ったからね。やむ終えずという奴だよ。」

「そうか?さっきの試合。意識が飛んでしまう前に少し見たがぱっと見てが、お前の方が強いと思ったんだけどな?」

「買いかぶりすぎだ。……何回目だ。」

「5回目かな。飛んだら戻っての繰り返しだ」

「そんな事を普通にお前なかなか酷いぞ。」

「これでもまだマシな方だぜ?過去にも似たような事があり、あいつに中魔法を間近で受けて治療魔法を使って全身骨折だった時もあったからなぁ〜。しばらくは動けなくなるようなダメージを受けたんだ。そのせいで皆勤逃したからな!」

あの時は、毎年恒例の皆勤が飛んだから少なからずあいつに何をしてやろうかベットの上であまりない知恵を振り絞った思い出がある。もちろん仕返しをしたが仕返しをされたという事もちょっとした思い出なのだ。

「確か、しばらくは動けず学校を休んでしまった時だろ?クレカが関わっていたのか。だから彼女は元気がなかったのか?」


ーーー知らなかった。あいつ猫を被って元気に振舞っているものだと思っていたから 。


「そうなのか?てっきり俺をベット送りにしたから元気だと思ったんだがな。……意外罪悪感を感じていたんだな。なぁ、話を変えるがあの人も出ているのかな。我らの学校の生徒会長。」

「多分、明日の決勝戦で出ているだろうな。なんせ、この国の第2王女様だ。あの人は絶対出る人だろ?」

「確かに。でもあの人まだ、魔王決定戦のパーティを組んでいなかったような?」

「いやそうでもない。昨日の夜ぐらいに決定したそうだ。彼女曰く「多分、この国の中で上位の方に入る人とパーティを組みました。魔法決定戦をお楽しみ!」

とか言ったそうだ。」

「まぁ、そこの所はワンパクな所もあの人の持ち味の様なものだからな。」

「まぁ、当日戦えるんだから問題ないだろう?」

「持つべきなのは友達かねぇ。」

「そんな友達はお前たちだけで十分だよ。もうすぐで着く。早く次の試合に向けて何かしたいよ。」

「俺はまだ一回戦を終えていないんだぞ。早く治療終えないと」

「もう少しの辛抱だ。まぁ、お前の場合またここに来そうだかな。」

「そんなフラグみたいな事をいうなよ。」


しばらくして治療室に着いた。その時、フィールドAの方で、何やらでかいざわめき声が出てきたけど、気のせいだよね。




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