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70話 ゴーレムを倒すようです

あそこにいる奴の逆鱗を触れてだけで、この有様だ。


綺麗なシャンデリア、職人が作ったであろう銅像。花瓶に名前の知らないい色をした花。広場にあった物のそのほとんど氷の中に入ってしまいこの場は俺たちのいる場所を除いたら真っ白に染まっている。


この広場は、ただ今もちまして氷の展示場みたいになってしまった。


「ひどいな。みんな大丈夫か?」

息を吹くと息が白くなってしまう。

「確かに……危なかった。」

「………助かっ、た」

「ありがとうタクミ。それと、よく気がついたね?私たち誰も気がつかなったよ?ーーねぇ?」

「なんか嫌な予感がしてな?」

「その判断力中々な実力じゃねぇか!!お前と戦う時が楽しみだぜ。」

ゴリ押しで俺と戦い奴一人。今頃、人にトラウマを受け付けている奴が一人。

まともなメンツはいないのだろうか?

「タクミに助けてくれなかったら氷の中にいたと言うことか。じゃあ祭りはどうなる?」

「ヨォーし終わりだなこんな事があったんだ今日は終わりここは使えないから俺はかえーー」

「帰らないでね。」

「「「「!!!」」」」

「そこまで、驚くことでもないだろう?」


そこにいたのは、幼女だった。赤目をした。雰囲気に少し怒りが混じっている。少し怒っているせいかさっき話した時と口調が違う。


「こんな事を普通にしているあんたに驚くことは普通だと思うけどね?」

こいつがこれを起こした犯人だ。証人は今いる人たち、証拠は、使った魔力。氷から感じるような冷たさを感じない。もっと別の物で寒さを感じ、凍っているのを体験しているみたいだ。


「じゃあ、なんだ?」

「何が、何だ何だ?…ぶ、プププッ。はぁ〜おかし」

見た目が子供ぽいが大人というパターンだなこれ。なら、動機は悪口を言われたからか……子供ぽいな。それと口調がごろっと変わっているな?

「はぁ〜。あぁ、さみぃ。」

いや、口調がおっさんみたいだな。たまたまか?


「勝手な事はあまり〜しな〜でくれないか〜?」

「勝手にして悪い。気になった事は調べる達なんで」

「ちょっと、話を聞いてはくれないか?」

「別にいいが……魔法とか使うなよ?」

「タクミ、何言っているんだ?こんな奴に魔法とか使えるわけないだろ?」

「バカ!そんな事を言ったら氷漬けにされ……」

俺を除くみんながいつのまにか氷漬けされていた。

マルスは間抜けズラで氷漬けになっている。

ほかのみんなは何もしないで立派なアートになってしまった。


「おい、関係ない人まで巻き込んで、なんて事をしてくれているんだブチ殺すよ?お前。」

俺は、遺体を一つ作ってしまいそうなぐらいキレていた。完全犯罪にできる自信がならいくらでもある。

「今、機嫌が悪いんだ。だからさぁ〜、この予選を誰も通過できないようにしてもいいんだよ?」

こいつの中心に冷気が流れている。少しでも、気を抜いたら凍ってしまいそうだ。でも、そんなのは関係ない。万が一の場合は、裏技を使えばいいのだから。

「みんなは、大丈夫だよな?」

「あ、あぁ。大丈夫だ〜よ。さぁ〜て、本題と行こうかぁ〜!」


彼女は急に背を向けコツコツと話をした。その姿は雪女。ではなく雪幼女。この状況下では無かったらよかったのに。


「簡潔に言うよぉ。この国を救って欲しいんだよぉ」

「断る。」

「早っ!きみ〜みたいな以上な強者が国を救うという事は英雄になれる事なんだよ!」

「それってすごい事なんだと思うけどたった二日しか滞在していない今の俺にはどうでもいいんだけど。」

「君には英雄になれるのにならないの〜?地位と名誉とハーレムとか欲しくないの?」


そんなものいらないからスローライフをください。それなら幾らでも救ってあげますから。それはそれ。

俺の目の前でこんな事をするお前がとてもうざい。


「そんな事を話すためにみんなを凍らせたとかふざけた事をしやがって。」

俺は魔法の基礎とかは知らない。多分、怒っていたのだろう。俺の周りに12角形とそれを囲む円が黒色に書き込まれて、いくつもの文字が浮いて、輝きをはなっている。文字は決まった場所に打ち込むように設置され輝きを失って黒色の文字に換える。全ての文字が打ち込まれると12角形はそのままで円だけが俺を中心の軸にして回転を始めた。その光景は、幻想的で、きっと異質の物だと思う。あそこにいる彼女は不気味そうな顔でこちらを見ている。


「……………おい、儂はこんな事を聞いていないぞ!段取りは完璧だった筈だ。何故、何故ダァ!」

「知るボケ!今考えていることは、テメェの遺体をどこに埋めるかということぐらいだ!!」


カチッ。カチッ。円の回転が止まり、俺の体から溢れる何かも膨れ上がっている。さっきまで見えなかった光景が別のように見えた。さっきまで、白色の長い髪をした赤目をした人形ように見えた痩せ型の幼女ならびに彼女が別の異質の物に見えた。体と足は、土のような茶色。頭には、紫色の少し綺麗な純度を保っていた石。魔石の塊だ。


こいつはの正体は、ファンタジーならだれもが知っているメジャーなあいつ。


「お前はゴーレムだな。」

「………そうさぁ、儂たちはゴーレムじゃ〜。でも少し変わったゴーレム。」


「自分の意思を持ち、話をできる。どれも普通のゴーレムとは違うと思うけどな。でも、これらではない。それなら……」

「口調がごろっと変わってと言いたいのか。」

「正解だ。で、改めて聞く。これらをしたのはお前たちなのか?それともお前らを作った本人か?」


「…………。カタッ」

さっきまで少し肌寒かった冷気が勢いを増して流れてくる。体が震えて芯が徐々に冷たさで侵食されていく。


「仕方がない。こんな奴に使いたくはないが場所が悪すぎる。」

異次元の弓を構えるが人が凍ってできた氷の像が邪魔でなかなかターゲットに立てることができない。とりあえず一発打ってみるがこんなにも打つルートを絞られているので簡単に避けられ追加攻撃の冷気を吹きかけられる。少しずつ、体の動きが鈍くなって何だかんだ眠くなってきた。

赤い眼光がこちらを見ている。奴はやる気だ。

「お前さんも氷のアートになるがいい!はーハハッ」

「とりあえず距離をとって……ウッ」

足が氷に引っ付いて動けねぇ。

ヤベェ、芯が脳が足が体が全てが凍る。


「クソォ!!………」

人形以外この場で話せる人は全て凍った。そのあとは何をやろう?あいつの顔を砕き快感でも味わおうか、それでも証拠隠滅でもしょうか。命令されていないから何をしたいのか分からないな。そういえば確か、あいつを危険視していたがなんて事はなかったな。

とりあえず、こいつは何かやりそうだから粉々にするのが妥当だろう。

「……その程度か。彼の方はこいつを危険視していたがなんて事はなかっ」…….た。ドサッ。

ーー何が起きた。

痛覚は感じないが首から上がいつのまにか地面に落ちいている。凍っていない地面?……溶けている、溶けている。どうしてだ。何があった。


「それは、相手は実は生きていて自分はやられるという間抜けが建てたフラグかな」

人の形で即参上。予想外のことがありあんなことになってしまったが何とかなった。

思った以上に寒かったあの自然の氷箱。

冷気がキンキンに冷えて嫌がった。


「何で、お前が動ける!!確か凍ったはず!」

「確かに俺はあの時にやられた。でも、結果的に助かった。こんな事を話してもこの後焼土になるテメェにそんな事を話すことでもないだろ?」


ネタバレをすると凍る直前に龍化を使い龍になった。氷から出た時に、人の姿に変わり風魔法を使って右腕を切断した。俺は、杖を使うこともできなければ、何も持たず、魔法を唱えることもできないため、自分で生産した鉄の短剣を使った。



「……きサマァァァォ!!」

「思った以上にキレているな。こんな事ができる魔法ってやっぱり凄いものなんだな。」


本来龍化発動には少しの時間がいる。

それなのに完全に氷にならずに脱出もといなぜ使えているのかといえばあのゴーレムの使える魔法を話さないといけない


ゴーレム 10才

使える魔法 水

特殊スキル 冷気


これだけしか見ることができなかった。こいつの造り主は凄い奴というぐらいしかわからなかった。


話を戻して


あの人形は、水を使い冷気で凍らせる。氷魔法は造り主の問題か自身の問題かよくわからないが今は使えない。せめて凍らせることはぐらいはできるみたいだ。

これが急に凍る奴の秘密だった。あとは水を床に濡らしタイミングよく相手を凍らせる。それでも外の外殻の部分しか凍らないため内部は、マイナスは言っている冷気で相手の芯を一分かけてじっくり侵食するように凍らせる。


そんな、一度捕まれば一分以内なら魔法は使える。

それなのになぜ使わなかったというと、多分この祭りに出ている人は遠距離攻撃特化の威力の弱い魔法を使うか威力は強いが自身までも巻き込まれる魔法の使い手だったとかいろんな理由があると思うがそれぐらいしか思いつかない。結果的に氷の像になってしまったが俺の場合、五十秒もあれば龍化を発動できる。


龍化

これは、自分の肉体を龍にそのもの化けさせることができる魔法であり同時に火魔法が完全に使え、当たり前のように空を飛ぶことができる。


化ける前のインターバル 五十秒

今のところは合計で十分が限界。

十分以内ならいくら化けても大丈夫

今は、一日5回が限界


デメリット

使ったら時間の分だけ体への異常な痛みを伴いしばらくは歩くことができなくなる。



「くそッ。氷の人形(アイスドール)。」

人形が氷の人形を魔法で作り出す。人形と言えど氷出てきたホーン人形がカタカタ物を合わせながら近くの人が凍ってできた氷の像に歩いていく。直に像に触れると自分を作った主にアピールをする。

それはまるで、準備ができたと言わんばかりに。


「おい、この人がどうなってもいいのか?」

またまた近くにいた氷漬けにされた青年の像が本体の人形の手に渡った。正直他人だからどうでもいいが俺のせいで死んで祭りが中止になった……とか聞いたらあの姫さまが何をやらかすかわかりたくもないから助けることにする。


「な、何をする気だ。」

「こいつを殺して欲しくなかったら儂の命令にしたがえ。」

自分がピンチだから人質というコマを使う。この人形をまるで人みたいな人形がそこにいた。

そこにまた、人ではない別のやつの姿もあった。


「龍化発動。……ドラゴンの小火ブレス」

「ギャァォァァァァァ」

「ごみのようだぁ!はっはっはっ!!ーー燃えろ、燃えてしまえ!…ゴボゴボ。あ、肺活量あまりねぇな俺は。仕方ねぇ……「小さい太陽(スモールサン)」」


ボォォオ。ゴーレムがまともに「小さい太陽」の攻撃を受けた途端、凄い勢いで人形の全身が燃えて行っている。 水魔法や冷気を使おうにも俺の火魔法の効果で、冷気と水は使えものにならずに


「パァリーン!!」


ゴーレムの魔石が膨張して壊れていった。そのせいかゆっくり形を崩しながら焼き土になっていく。

「ふざけるなふざけるなワシ達は消えてしまうのか?こんなデタラメ野郎のせいで!!」


「すまないね。俺がデタラメで……」


「ガァアァァァァアァァァーーーー」

ゴーレムは、いつの間にか焼き土になった。

だが、その人形の呆気ない最期はまるで、ひとりの人の死を見ているようで変な気分に浸されていた。

「胸糞悪い。せめて、名前ぐらい教えろよ…….。」


そのあとこの後をどうするかをアイに相談すると。

「ようやく魔法を使えるようになったんですね?おめでとうございますまた、一つぶっ壊れましたね?」

と何故か、褒められた。じゃあ、俺が使っていたモノは偽物となのかと聞いたら、

「いや、全く別のことですよ。今は言えませんが。」

と下手くそな口笛をしながら誤魔化された。分からないがきっと俺のためにそんな事を言っているのだろうと自己暗示でそう思い、魔法を使ってその惨事を何とかしようと思ったが、術者が倒れてたせいが次々に人が目を覚ましていった。



その後、ライマム祭は何とか始まった。


「一から三回戦は各場所に分かれて一対一で戦いを行ってもらいます。A,B,C,D,Eに分かれて試合を三回行ってもらいます」


どういうわけか、あの四人組と俺は同じグループA内で試合を行うようだ。

「お、ついに始まるのか!」

「キンチョーするなぁ!!心臓がバクバクしているよ」

「にしても君たちあんな事があったというのによく緊張するとか言えるなぁ。」

「確か、監視専門のゴーレムが暴走したという事だろう。この場合にあるやつの全員が凍ったらしいな。」

「凍るだけならマシだろ。凍傷で運ばれた奴もいるんだから。」

「確かに。それでタクミ……どうしたんだ?そこで座り込んで。」

「いや、さっきからなんか足の方が痛くてな。」

「なんだ?筋肉痛か?しっかり足のメンテナンスしておけよ?肩をかせ。途中まで運んでやるよ。ノーサン。少し手伝ってくれないか?」

「よし、わかった。でも、マルスお前ほど力は強くないからひこずっても知らないぞ!」

「悪いな。こんな事をしてくれて。」

「お互いさまだろ。変なことを言うなよ。」

「そうだよ!!タクミ。私もタクミの荷物持つよ。」

「私………も…荷物……持つ。」

「じゃあ、この弓と矢とこの(ボックス)を持ってくれないか?」

「「わかった(よ)」」


俺はみんなに助けてもらいながら会場に着いた。クレカが変わったものだねとか言って弓と少し弄って返してくれた。よかった使ってくれないで!

メグは不思議そうにジィーと箱を眺めていた。

「これ…….欲しい。」とか言ってきたので無理と答えると、倒したらくれと言ってきたのでそれなら別にいいよと答えてしまったのが後々大変になるとはこの時タクミだけは知らなかった。



俺は、龍化を使った反動が相当きており歩けるようにあるまでのあいだ、目の前で行われる試合を次の試合が始まる前までボケ〜と眺めていた。

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