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53 彼女たちは目を覚ますようです


「………ハァ!」

「…なんだ……夢…か。…あれ?ここは?」

彼女たちは、悪夢を見たかのような感じで冷や汗をかいていた。さくらは大丈夫のようだが、アンナは少し青ざめていた。

「大丈夫か?ここは目的地の地下だ。急に気絶したかな。ここまで運んだ来たんだ」

「………そうなんだ。ありがとう。……あれほどリアルな夢は初めてだよ」

「…………実は私も似たような夢を見ていたよ」


さくらは、茶色の木でできた建物の中に人が映った写真。それを見て少年は泣いていた。

大人の人が少年の姿を見て悔しそうに涙をこらえていたという夢を見たそうだ。


アンナは、のんびり家に向かっている制服を着た少年がでかい馬車のようなものに轢かれるという夢を見たそうだ。彼女の場合はちょっと特殊で、その少年目線で見ていたらしい。


「ーーーしばらく、ここで休むか?」

「………うん。明日大会があるから今は休むよ。」

「ごめんね。せっかくここまできたのに」

「いや、いいさ。二人の無事を確認してきたし、そろそろ目的を果たして来る。」

「ここにきた目的を話してくれてい無いんだけど。奴隷を使って何をする気なの?」

どこか悲しげに聞いてきた。

「ーーこればかりは言えないんだ。」


だって「星の開拓をするから人がいる」なんて言ってしまえばアンナ…君はきっと……僕たちをこれまで以上に特別扱いをするだろう。それは以上は嫌だからこの事を話さないんだよ。ごめんね。


「少し、外にいるからな。何かあれば呼んでくれよ。もしかして、逆に呼ぶかもしれないが。」

「わかった。もし何かあれば君を呼ぶよ。」

俺は、彼女たちが休んだいる役員の休憩所を出たら、

目の前に広がる広場は、改めて別の世界に迷い込んだみたいな感じで聞こえるのは、悲鳴、涙声、怒りなどが聞こえて来る。

「ここには絶対なれてはならない。おかしくなる」

通り過ぎる従業員がおまじないのように唱えていた。


改めて、周りを見渡すとプドンが従業員を使い力仕事行なっていた。

「おい、プドン」

「あ、少年。……耳栓をつけます?」

「いやいらない。聞いていたも大丈夫だ」

「そうですか。実は、この声を聞いていると精神がおかしくなるのですよ。初めての人は大抵この耳栓をつけてもらっているのですが……」

「確かに聞いたら異変がありそうだな」


確かにこの声を聞いていると絶対精神がおかしくなるしな。ちなみに俺はさくらとの戦いで精神を何度も折られては直しを繰り返していたから精神が壊れてもなんとか活動できるようになったよ。

つまりもう慣れてしまったよ。


「そうですか。そう言えば、まだ名前を聞いていなかったですな。教えてくださりますかな?」

「タクミだ。よろしくプドン。」

「よろしくタクミ様。」

がっちり力強い握手をした。

このおっさん。並みの人より少しあるぐらいだぞ。

「ははは。タクミ様は、どうしてこんな所に?」

「確かにこんな所にはできるだけ来たくないんだが……単刀直入に言おう。税を含め1kで収まる奴隷を実際に見て1人雇いたい。」

「1Kもあれば、安かったら奴隷は二人は確実に買えますけど……」

「いや、よく見て人を雇いたい」

「わかりました。こちらです。付いて来てください」


プドンについて言っている途中にいろんな声が聞こえる。

「ここから出してくれ!こんな所はもうこりごりなんだよ!」

「どうしてわたしがこんな所にいるのよぉ〜!!」

「ふざけるなぁ!!俺は、嵌められたんだ!」

などのいろんな声がリズミカルに聞こえて来た。

ここにいる奴なんでこんな所にいるんだろう?


「ここにいる人たちはどうしてここにいるんだ?」

「主に強盗な人殺し…と後は親の借金の代わりに息子や娘を代わりに売り飛ばすとかですかね。」

「こんな奴らがやっぱりいるんだな。」

「えぇ、それはどの国だろうと変わらないことなのでしょう。」

「それもそうだな。」


地球だろうが異世界だろうが生物が自分より弱ければ殺し、強ければ生きる。どの世界も弱肉強食というルールのもとなのだろうか。

この世界には、本当に「平等」と言った縛りはあるのだろうか?

この世は、本当にどうなっているのだろな?


なんて考えながら歩いているとあっという間にさっきまでいたら役人の休憩所が見えなくなっていた。

相当歩いたようだ。


その後もしばらく歩いているとプドンが喋り出した。

「ここからあの緑のラインまでが税を含め1K以内でございます」

ざっと測って50メートルぐらいでその中にはおよそ三十人はいる。子供から大人まで。エルフから獣人までいろんな人がいる。

「わかった。今日買うと決めたわけではないからな。後、質問もさせてもらってもいいか?」

「もちろんでございます。タクミ様、ちなみにわたしはここで待っていますので」



プドンが完全に動かない銅像になったのを確認した俺は、アイを読んだ。


「ここの中から、有望な人を見つけたい。ステータスを見せてくれ。」

「別にいいですけど……少しお待ちを!」

「わかった。ここにいたらいいけど……」


見た感じ、三十人中二十九人は目が死んでいる。後一人はまだ、諦めないで必死に生きようとしている。この檻みたいなこの場所でこんなにも苦しんでいるというに……………顔がかわいいな。

「ゴホゴホ」おや、風邪でもひいているのかな?

うん……血を……出している!?


「お、おい、プドン!!……彼女なんか血を出しているぞ!」

「タクミ様どうしました?…うん?……彼女ですか?」

「彼女がどうしたんだよ!血を出しているんているんだぞ!」

「実は、この子後は三週間の命なのです。知人の医者に診てもらいました。」

「原因はわかっているのか?」

「えぇ。彼女は呪いを複数かけられているのです。」

「呪い?なんの呪いだ?」

「彼女の場合ここに来たからすでに病弱でした。ある日に魔物に呪いをかけられたと言われています。唯一わかっている呪いは状態7割ダウン」

「すごい呪いだな。解呪方法はあるのか?」

「ありますけど。それは、エクサリー劣化版を作ることです。」

「それは後でいいか?なんか今死にそうなんだが?」

「確か今僧侶の人いないんですけど………」

「俺のツレに回復魔法を使える人がいるんだ。ちょっと連れて来る。少しだけ待ってろ!!」


俺は着た道を急いで引き返すだった。




あと1、2話ぐらいでで次の章に入ります。



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