54 アンナに助けを求めるようです
「ゼェゼェ…ハァハァハァ」
「おい、アンナはいるかぁ!」
「どうしたの?何かあったの?」
「何かあったからここ来ているんだ。人吐血して死にそうだから、アンナの治療魔法の力を借りたいんだ!」
「わかったけど……ぼくはまだ体調も良くないから走ったらふらつくよ?」
「そうか……悪いが」
体調が悪い彼女にお姫様ダッコした。
「え、え、エェェ……な、なに、してんのさ!」
彼女は少し顔を赤めて言ってきた。
「体調が悪いんだろ。少し揺れるが仕方がないことだから少し我慢してくれ。」
「急にされたらびっくりするじゃない!」
「大丈夫だ!問題はない。お前を運ぶのは2回目だから少しの揺れぐらい慣れてくれよ」
「問題ありだよ!そもそも僕を運ぶのは2回目ってどういう……「さくらはそこで少しでも休んでおけ」「わかった。まだ体調が良くなかったんだ〜」「…それじゃあ、出発っ!」無視ですか!!もうわかったよだから、早くついて、僕を休ませてぇ〜〜」
彼女は渋々了承をしたようだ。彼女が
揺れで疲れないように最新の注意を払う必要は…………ないな!
早く着けば、少しでも休める(暴論
それなら、全力で走るとしますか!
「了解!しっかりと捕まったろ!全力で走るぞ!」
始めは右足が地面にめり込むギリギリの力を入れ一歩を踏み出す。左足で、惑星そのものを蹴り上げ一歩を踏み出しそれを何回も繰り返していく。
「早いいいいい!」
「舌を噛むぞ!口を閉じてろ!」
「なんて言っている…イタッ」
言ったそばからクラブ回収お疲れ様です。
ちなみにこの後の予定は、
暴走ジェットコースターの乗り組みと強制無償奉仕
の時間です。
現在直線の道を風のように走っている。
この風になるような爽快感は、現在直線のこの道しか味わえない。なんか、鉄の匂いと土の匂いがなってくるが、場所が場所だから仕方がないと自分に言い聞かせなんとか誤魔化していた。
「ははは。風が心地……よい、な!!」
血を吐いた少女のために少しでもつくようにしているのだけど今現在はまっすぐにしか進むことしかできない暴走機関車状態。当たると死んでしまうぞ!
「ま、前!ぶ、ぶつかる〜〜!」
50メートル先、カーブがあります。
カーブ?そんなものは知らん!減速をして走る?
そんな安全運転的なことはしない。
使う用途は違うが「この時こそ、魔法だろ。」
「悪いが少しだけ我慢してくれ」
「病人を助けるとはいえ……別の患者を出さないでくれますかぁ!」
「その調子なら大丈夫だな。体に負荷がかかるかもしれないが「空気」」
前方にある檻の前付近を空気の壁を設置するため空気の圧縮の準備を行い。
「イメージ!……なんか反り立って続けている空気の
コース!」
カーブをしないといけない所にスケボより少し反り立っていつ壁を設置する
これはアンナとさくらが寝ている時に試したことなんだけど、MPオール0があるとはいえ、魔法の初心者な俺には最低限しかできない。……普通は。
魔法は、イメージと制御。
制御はできないかもだが、イメージはできる。
例えば、空気を圧縮するとして、俺の場合脳でイメージをするだけじゃあ、空気の流れを変えることぐらいしかできなかった。
口に出して魔法を使ってみると少しだけ圧縮できた。
このことから口に出した方が俺はイメージしやすい。
はい!この話終わり。
そんな訳で俺だけが見えるコースの出来上がり。
物理限界をさらっと超えている……ハハッ!今この瞬間は許してくれ……
「何をしたの?なんの変化もないけど………」
「いや、変化はしているぞ。このまま全速前進だ!」
「そのまま進んだら檻に入るんだけど!怪我人続出なんだけど、命大切にだよぉ〜〜!!」
「悪いな……今の俺は「命?そんなものは関係ない!この調子でガンガン行こうぜ!」だ!」
前方に俺だけが見えている壁に向かって全力で走る。今自分に聞こえるのは自分の心臓の鼓動、地下だからだろうかなんか涼しい風と風の音と言っていることは全く違うが意味は似た悲鳴をあげる人たち……
「と、止まってぇ〜〜!ぶ、ぶつかる!」
「おい!なんかこっちに来るぞ!」
「あんちゃん落ち着け!死にたいのか!」
後10メートル。多くの人の悲鳴という歓声でピーク値に達するこの瞬間。
今もうすぐで、問題のカーブ地点につく。
「5……4…3、2、1…………0」
俺は初めての試みを成功に終わられたようだ。そのせいだろうか……少し気が緩みそうだ。
今、反り立つ空気の壁を使いうまく曲がりその速度のまま走り続けている。
「ハァハァ……も、も、問題ない!………ほらな」
「………本当だ!空を浮いている!」
「本当だ。でもなんとかギリギリだ」
空気の壁を蹴り上げ無理ありカーブを曲がりきった。
成功したとはいえギリギリだっ
た。もう少し10秒遅かったら、空気の壁は崩れてしまう所だった。 空気の壁は、1分が限界のようだ。
反省することはあるかもしれないがそれは別の時にしよう。今は集中しないと!
その後は直線の道や右の道や左の道など迷路みたいな所だが目的地は、カーブした後はひたすら前進なのでそんなに時間はかからなかった。5分ぐらいに目的地に到着した。
「ーーーーーこんなにもひどい患者は初めてだよ。ぼくは医者じゃないけど………」
「なんか珍しい病気なのか?」
「いや、お父さんの病気よりかは珍しくなくてスラムとかでかかっている病気らしい。あくまでこの知識は、本のだけどね。」
「そうか。ありがとう。飛ばしてきただけある」
「どう致しまして!今度は安全運転でね!?」
「保証はしないけどな!」
アンナ医師による検査の結果は、どうもアンナの父親の病気より低いのレベルらしいが長年その病気を持ったままこんな所にいたから命に関わるぐらいの酷くなったという結果になった。
「ありがとうございます!」
店長であるプドンはブンブン頭を下げてきた。
「いや〜〜それほどでもないよ。」
人を助けたからであろうかとらあえず助かったからだろうか?この場は今祭り騒ぎなことが起きている。
「パチパチパチパチ!!」
「お嬢ちゃん!……すごいぜ!」
「彼女が血をたまに出すからすごく困っていたんだ!ありがとう。」
「お嬢ちゃん。ありがとう。」
牢屋から暖かい拍手と感謝の気持ちを告げられた。
アンナはそんなことは手を振ってその対応に応じる。さすが、王族!そんなことに慣れていらっしゃる。
そしてアンナ嬉しい気持ちで少し浮かれている彼女には気にしてはいないが……………
「……………………。」
「ーーー?……………!」
俺の前では絶対言ってはいけないワードをどこぞの「バカタレ」が言いやがった。




