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44話 魔王に謝罪するようです。

一人一人に笑って読んでもらえるようにしばっちは頑張っていきたいと思います。



「本当にすみませんでしたぁぁぁぁ!」


俺は、知らなかったとはいえ殺人事件や誘拐事件が起きていないとはいえ謎のドアノブ付きのドアを破壊してしまった。

そして、そこの扉にぶっ刺させてあるドアの持ち主は、家族の再会に浸っているアンナの父であり、この国のドンである魔王様。

そんな中、引き戸式とは知らずに謎のドアノブを壊したの俺は日本ではたぶん立派な犯罪者で器物破損罪で3年以下の懲役又は30K以下の罰金とかであろう。

そんな事はあの人に許してもらおう。


「おいおい。あれは俺がデザインしたものだぞ!」

「すみませんでした。」

「全く。……おい、アンナ?こいつだったっけ?光合草くれた奴って?」

「うん。そうだよ。彼に貰った薬草であの薬作ったし。許してあげてよ。」

「そうだな!おい、お前名前はなんと言う?」

「タクミです。」

「タクミ。薬草をくれたことを感謝はするが…本来なら何かあげないといけないのが……ドアを壊したんだ。そのことを不問にする。それでチャラな?!」


「はい、ありがとうございます。」

「よろしい。もう人は寝る時間だ。アンナ、悪いが彼を寝室まで案内してあげなさい。聞きたい事はたくさんあるがそれは明日にしよう。」

「うん。面白い話がたくさんあるんだよ。」

「その時は君も同席してもらうかな」

「はい、わかりました。本当にその場にいるだけでいいのですよね?」

「タクミは、心配性だな!まぁ、それはそれでいいかもしれないが」


「ははは、それでは失礼します。」

「お父さん。じゃあ、お休み。」

「あぁ、旅の疲れを癒すといい。」


俺の渾身の謝罪は許してくれた。これでひとつ問題は解消されたがまだ問題は解消されていない。俺は、魔王に一番会いたくもない奴であり警戒していた奴にこんな感じに会うとは……明日以降がとても不安になる。


「タクミ、良かったね。」

「あぁ、このままじゃあ犯罪者になる事だった。」

「犯罪者になるぐらいならまだいいほうだよ。過去にお父さんが作った壺を壊したメイドがあの世に逝ってしまうとあったから……本当に良かったね。」

「そ、それは良かった。」


俺は、幽霊がそこら辺にいる廊下を二人で歩いていた。俺がこの世界にきて一週間が経とうとしている。俺が死んで10日が経とうとしていた。死んだからだろうか、死ぬと言うことに慣れてしまったというのは変なことだが、死んだ俺が生き返り思った事。


俺がその時思った事は、「後悔はしたくない」と「静かに過ごしたい」という気持ちが死んだ前より強くなったという事。死んだら、天国というある意味地獄とは変わらない労働が待っているという事。

身分が高いはずの神は俺たちと似たような姿と性格をしていた事。まぁ、頭は少し違うが。


「アンナ、お前は魔王になりたいのか?」

「……急にどうしたの?」

「どうして僕は魔王になりたい。なんて思っていないように感じるから。根拠はないけど……。」


「う〜ん。魔王になりたいなんてことはあまり考えた事がないかな?」

「そうなのか?てっきり、「父親が魔王」だからとか、その力で国を豊かにするとかなんとか。目標があるのかと思ってね。お前の父親を見ていたらそんな気がしてね。」

「……確かに皆んなからはそんな風に思われているよ。例えば、魔王だからなんでもできるとか、勇者なんてイチコロとか、僕はそんな事は出来ないし。

仮に僕が魔王になりってしたい事はそんな少しの変わった魔族や人間などの種族がバカみたいに話をして、そして考えて行動していろんな事をできるようなそんな国を作りたい。

一人が手を取り合って明日のことを子供のように笑いあえるようなそんな国を作りたい。……人に話した事がないからなんだか恥ずかしいや。」

「………いや、すごい事だと思うよ。今のことを聞いてアンナを全力で魔王になってほしいと思った。」

「タクミ。それじゃあ、さっきまでなってほしいとは思わなかったの?」

「ははは。それは想像に任せるよ。」

「それ、ひどいよ。全く。」


この世界に来てから心から笑った日はないだろう。

俺の目的から離れていっているけど、友人を助けるために行動をしているだけだから、……いいよね?







更新は二日にしたいと思います。


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