2 少女の日記
『ぼく』の住んでいる村に、一人の部外者が来ました。
見たところ翼は無くて、普通の人間。
前髪にピンをつけて長い髪は一本で一つにまとめていて、ぼんやりとした雰囲気のなかなかに格好いい子でした。珍しく真っ黒な髪に、真っ黒な目。
あんなに綺麗な髪の毛、少し憧れます。
丁度お花の取り替えの時期だったからみんな警戒していて、その男の子は怖がっていたのに『ぼく』は気がつかず遠慮なしに攻撃してました。
頭が固すぎるのも問題です。あきらかになにも悪いことなんてできなさそうな子なのに、そんなのにも気がつかないなんて。
なんて書いたらまた怒られそうなので、寝る前に忘れることにします。
久しぶりの普通の人だから、なんだか嬉しいです。
翼がある人たちもファンタジックでいいかもしれませんが、普通の姿の人間が居るとやっぱり実在する世界なんだな。と感じる事ができます。
珍しく漢字で変換のしやすそうな名前でしたが、あれはこっちだと女の子の名前ですね。とても可愛い名前です。
定期的にこういう楽しい感じのイベント起きてくれたら私も楽しく感じるのですが、『ぼく』達の生活はとてものんびりしているので少しつまらないです。
ちょっとどうにかならないんですか? 好きな子を作るとか、趣味をふやしてみるとか……
あっ、そういえば今日の晩ご飯は――




