彼女の秘密
「早く…入って…」
後ろからころねに押される
大丈夫なのか…?こんな汚れた俺がこんな神聖な乙女の聖域に入ってしまって…
「入ってもいいんだな?」
「…もちろん。そうじゃないと連れてこない…」
「うーんでもなぁ」
「いいから…!」
強引に押される
「まだ、俺は地雷を踏みたくないんだ!」
「大丈夫…どーん…」
今度は突き飛ばされた。俺の目がぁ!聖なるものに触れてぇ!そうなると思い目を開けてみると
「あへ?」
凄く可愛らしい部屋だ。部屋にはシャンデリアが飾られており、ゴミ一つないくらい掃除が行き届いている
てっきり言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…poisonみたいな感じになると思っていたのに…
「…可愛いでしょ?それとも子供っぽい…?」
「いや、可愛いよ。ころねにピッタリだ!」
「照れる…」
てれりてれりと、ころねが照れる
「んで、なんで俺を部屋に連れてきたんだ」
「は…話がある…」
「話ぃ?嫌な予感しかしないんだが…」
「大丈夫…悪い話ではないから…」
「分かった。話を聞くよ」
ころねはありがとうと言うと、話を始めた
「あなたは最初に私と会ったとき、どんな感想を持ったか教えてほしい」
「正直に?で、良いんだよな。凄く可愛いと思ったよ」
「でも、それは多分偽りの感情なの」
「どういうことだ…?」
「私の体には先天的な異常がある…」
「異常?成長が遅いとか?」
ゴスッ!
殴られた
「その異常は私の目、私の目を見るとその人は私を好きになってしまうの」
「うそだろ…そんなオカルト有り得ない…」
「多分…目が合うと自動的に発動してしまうよう…だから、掛かったことに気付いていないの。さっきの悪い人たちもそう」
「あ…」
言葉が出ない
喉もカラカラだ
「これを解く方法がある。ただしこれをすると私に関する記憶が無くなる」
「ダメだ…やめてくれ」
「でも、これ以上私に踊らされてるあなたを見たくないから」
「俺は絶対に忘れないぞ。絶対に!」
「無理…もう私に関する記憶は全て消える。興味もそのときの感情も全部…グスッ…」
自分で言ってころねは泣き出してしまった
「目を見て…これで記憶は消える…グスッ」
涙は溢れてくる。だけど俺には拭うことが出来ない。完全にころねの目で金縛りにあっている
「う…」
少しずつ意識が朦朧としていく…
俺は何でここにいるんだ…?
この女の子は…?
そして、何で俺はこの子が好きなんだ…?
消えゆく意識の中、声が聞こえる
「グスッ…本当は私も嫌!ずっとあなたと一緒に居たいの…ヒック…でも、ここで別れないとあなたがダメになってしまう…あなたが壊れてしまう…う…うわああああん!!」
彼女はまた泣き出した
おいおい泣くなよ…分かんないけど俺まで悲しくなるじゃないか…あ、ダメだ手も動かない…ごめんな…
完全に意識が途切れる寸前に言葉が聞こえた
「お願い…また私を見つけて…」
そこで、俺の意識は途絶えた。
ころね編は感動させるストーリーになればいいなと思って作っておりますので、もしかすると長くなってしまうかも知れません…




