逃げろ!!
「ハァ…ハァ…」
あれから10分程、俺達は見つからないように狭い道を通りながら逃げていた
「…ハァ………ハァ……」
ふと、ころねの方を見ると相当疲れているようだ
そりゃ…俺だって疲れてるんだから女の子なら尚更だよな…
「ふぅ…ここまで来れば大丈夫だろう。ごめんな走らせたりして」
「…気にし…ないで…私を…守っ…くれたんだ…から」
「そこの公園で休もう。な?」
「…うん」
近くの公園のベンチに座る
「あっ!そういえば手なんか繋いじゃってゴメンな?」
「嬉しいからいい…というかあなた謝ってばっかり…クスッ」
「そういえばそうだな!アハハハハ!!」
ついつい面白くなり笑ってしまった
しばらく休んで話していると
「ここどこだ?」
疑問が浮かんだ
「ころね知ってるか?」
「知ってる…」
「それは良かった…案内してくれないか?」
「分かった。こっち…」
また再び手を繋いで歩き出す
それから10分ほど歩くとどこかの大豪邸に着いた
「ここ」
「ここ?ここは知らないぞ?」
「ここが私の家」
「ぶほっ!」
何でコイツは自分の家に案内してんだ!
「だってあなたが案内しろって言ったから…」
「それは…そうだけど…」
「…いいから上がって上がって…」
ころねが後ろから手で押す
「まぁいいか」
実際ころねの家にも興味あったし
中に入ってみると大きなホールになっていた
勿論天井からはシャンデリアだ
「…散らかってて狭いですが…」
「どこがだよ!!」
すると、すぐに足音が聞こえ誰かが来た
「お帰りなさいませ、お嬢様」
本物のメイドさんである。年齢は20近くできれいなロングの髪をポニーテールにしている。頭にはカチューシャを付けてまさに完璧なメイドさんだ
「ただいま…」
「その方は?」
メイドさんがこちらに敵意を持った視線で睨む
「私の彼氏…」
「ちょっ…ちょっと!ころねさん!?」
しかし、メイドさんは俺の言葉など聞いていないようで
「か…彼氏!?」
相当ショックを受けているようだ
「申し訳ありませんお嬢様、少々席を外させていただきます…」
メイドさんはフラフラと別の部屋に歩いていった
「こっち…」
するところねは俺の手を引き二階へ登っていく
「さっきのメイドさん大丈夫なのか?」
もうこの世の終わりのような表情だったぞ
「気になる?」
珍しくはっきりとした口調で聞かれた
「い…いや別にな。それなりにだ、それなりに」
そのまま手を引かれてある部屋に辿り着いた
「ここ…」
「ここは何の部屋だ?」
「勿論私の部屋…」
「・・・」
ヤバいヤバい、なんの準備もなしに地雷たっぷりの女性の部屋に入らなければ行けないようだ…




