第98話 エンド・オブ・ジ・イルミネーターズ③
「ごめんなさい。あたしの娘がひどいこと言ってしまいまして。つらかったですよね」
と、ワノに頭を下げて言った。
「え、満月さん……」
何故チヨは、自分を襲おうとした人を、こう優しくしてくれるのか――ワノと充は互いに答えを求めて、無意識に互いの顔を伺う。
「いや、直接答え聞いたほうが早いっスよこれ! 満月さん、なんでアタイらなんか優しくするんスか!?」
チヨはこのワノの質問に微笑んで答える。
「今あたし、父親が立ち上げた会社の子会社で社長やっているんですけど、少し前までは、諸事情で父親に嫌われて会社から離されて、申し訳なく思いながら大学の講師になったんです。
けど、その後、新しい社長の計らいで、ありがたい事に子会社の社長として戻れたんです。だからあなたみたいな、行き場を見失った人を見ると、ほっとけないんですよね。
だから、一人でイライラしないで、落ち着いてくれませんか?」
「そうなんですか。ありがとうございまっス。あと、ごめん、ネロア」
「問題ない。裏切り者の誹りは、原初より受ける運命にあると読めていた」
今度はチヨがイルミネーターズに質問する。
「この後、みんなはどうしたいんですか?」
まずネロアが、
「僕は、これ以上皆様に邪悪を与えぬよう、この世界の故郷に帰ろう。それが覆せぬ運命と言うのなら」
次に充が、
「本音を言えば、前いた異世界に帰りたいんだがな……だがこうなればもう仕方ない。大人しく帰ることにします」
そしてワノが、
「アタイは絶対に前いた異世界に帰りたいっスよ。もうこれ以上満月さん家には迷惑かけないつもりっスけど、故郷になんか帰りたくないっスよ……」
総じて三人とも、この帰結に不満であった。
「……わかりました。確認なんですけど、家に帰らせようとしているのは異世界転生管理局ですよね?」
「「「はい」」」
「わかりました、よし、ならちょっと待ってください……」
チヨは椅子から立ち上がり、どこかに行こうとする。
コーリンは聞く、
「おい、母さん、一体何をする気なんだ?」
「異世界転生管理局に電話して、ワノさんたちをもう少しいいとこに帰してあげられないかって頼んでみる。で、今、電話番号が書かれてる名刺取りに行くの」
コーリンはそのチヨの言葉に驚く。
「わざわざそんなことしなくてもよくねぇか!?」
ワノも同感だった。
「!? い、いいっスよチヨさん! いくらほっとけないからってそこまでしなくてもいいッスてば!
何度も言うっスけど、アタイらあなたの娘さん襲ってた人っスよ? しかも、今日初対面っスよ!?」
「いや、あたしはします。このままあなたたちを、これまで素直にあれこれ話してくれた優しい人を、ただ黙って帰りたいところに帰らせるのも、ひどいですから」
ここでピコリがコーリンの肩に、ネロアがワノの肩に手を置く。
「お母さんの好きにさせようよ。あれだけ張り切ってるの妨げるのはよくないし」
「今宵はチヨ殿に運命の歯車を託そう、あの激情を止めるのは大罪に等しい」
ワノは頭を下げたいが、まだ気分が乗り気にならないので、代わりに机に前のめりになった。
「ピコリさん、あなたも優しいっスね……どうせ頭がお固い転生局に話してもどうにもならないんスのに、どうせ今にでも家に強制送還させにくるだろうっていうんスのに」
ここで充がふと思う。
「……そういえば、昨日逃げてから今まで職員に会っていない。一体管理局は何をしているんだ? 俺たちを泳がせているのか?」
チヨは自分の部屋から、異世界転生管理局の職員の名刺を持ってきて、それに書かれている番号に電話をかける。
その途中、インターホンが鳴ったので、チヨはそちらの対応をする。
「すみません、私、異世界転生管理局の者ですが……あなたが満月チヨさんですよね?」
「はい、そうです」
「ありがとうございます。して、私は、満月チヨさんと、今ここにいるイルミネーターズという方々と、話をしに来たのですが……」
イルミネーターズ。この単語を聞いてチヨは察す。
(そうだ。この人は四人を帰そうとしているんだ。なら、今ここで言うべきだ……)
そしてチヨは、管理局の職員にはっきりと言う。
「すみません。イルミネーターズを連れて行くのはやめてくれませんか」
「はい?」
「イルミネーターズの四人は、みんなこの世界の故郷で嫌な思いをしたらしくて、帰りたくないらしいんです」
「うわ、お母さん、本気の交渉してるのじゃ」
「流石は社長の業。発する言霊全てに虚偽は無いというのか」
チヨの後ろの方で、満月姉妹とネロアは彼女と職員の話を見聞きする。
「このまま故郷に帰しても、きっと嫌な思いするだけだと思います。
ですから、本人が望んでいる元いた異世界……と、まではいいませんが、もう少しいいところに帰してあげられませんか?
みんな、これまで苦労してましたし、根はいい人ですから……お願いします!」
と、言い切った後、チヨは深く頭を下げ、職員に頼み込む。
「あ、あのー……満月さん、頭を上げてください。それと、我々はイルミネーターズの皆様を故郷に返す気は一切ありません」
それを聞いたチヨは呆然とする。
「え? どういうこと?」
職員は説明する。
「昨日イルミネーターズの皆様が逃走した後、我々は異常を察知し、四人の関係者を調査しました。するとその方々は、故人か、育てる能力がない方ばかりで、とても未成年の方々を帰すわけにはいかないことがわかりました。
ですのでただ今は、新しい受け入れ場所を探しているところです」
「あ、じゃあ『あたしと四人と話がしたい』って言うのは、イルミネーターズを強制連行することじゃないんですね?」
「はい、そうです。説明が不足してすみません。私は今『チヨさんにイルミネーターズの皆様を受け入れて貰えないか』という話をしに来ました」
「ああ、そうなんですか。こちらこそ早とちりしてすみませんでした……って、あたしに、四人を、受け入れて、貰えないかって……!?」
「はい、なるべく縁が近く養育能力がある皆様の関係者を探したところ、四人の父親の元婚約者のチヨさんが出ました」
この職員の言葉に、満月姉妹(と、ネロア)は、
「は?」
「ん?」
「何だと?」
「ガチで?」
「なに?」
「ほえ?」
「真か?」
一斉に騒然とした。
この時、騒がしさ故にイバラが目覚める。
「……おはよう……うるさい……」
相変わらずルマに拘束されたままの充は、満月姉妹に混ざって話を聞いているネロアに尋ねる。
「ネロア、そちらの様子がおかしいが一体何があった!?」
ネロアは目を点にしたまま充に
「どうやら僕たちイルミネーターズは、父親が同じらしいです……」
コーリンはネロアの発言を遮って、イルミネーターズに言う。
「それだけじゃねぇよ! お前らの父親は、オレたち六人の父親だ! つまりオレたちとイルミネーターズは、姉妹じゃねぇかよ!?」
これを聞かされたイルミネーターは、
「嘘ですよね!?」
「ほんまかいな!?」
「ん……?」
「こんな偶然があるのか!?」
案の定騒然とした。
もちろんこの事実を聞いて一番驚いたのはチヨだった。
「……&#@〜*?」
あまりにも衝撃的過ぎて、ろれつが回らなくなった。
「いきなり過ぎて理解し難いですが、これは本当に本当です。この話、受け入れてくださるでしょうか」
「……い、いや、これであたしの娘、十人になるんですけど……他に、他に受け入れ先はないんですか?」
「あるにはありますが……生家よりは多少マシなくらいで、劣悪な環境に片足を突っ込んでしまう恐れがあるところばかりです。繰り返しますが、元の異世界に帰すことは異世界転生の主目的に反するので不可能です」
「そ、それじゃあ、あたしが受け入れるのがベストなんですか?」
「はい、こちらは異世界転生の管理以外の業務は承っていないため、お手伝いできることは少ないこともわかった上でお願いしてしまいますが……。
ですが、我々は、優しく、行動力のあるチヨさんなら、彼女たちの居場所になってくれると信頼して、このような無理を言っています。図々しい質問ですが……どうしますか?」
「……あ、あたしは……あの四人を他人のフリして、嫌な所に行くのを黙って見てるのは、到底無理なんで……あたしは出来る限り、四人の面倒を見てあげたいです……けど、ただ……」
チヨは後ろの六姉妹を一瞥して、
「あたしの娘たちが、果たして新しい姉妹を受け入れてくれるかどうか……です」
「でしたら今、じっくり話し合って構いませんよ。私はいくらでも待ちます」
「そうですか、ありがとうございます……では……」
チヨは一旦玄関のドアを閉めて、後ろの姉妹の元に行く。
「で、みんなどうする?」
まずコーリンから、
「オレは母さんの好きにさせるぜ。ただ、アイツらがあまりにもひどいことするってなったらつまみ出すつもりだがな」
次にユノスから、
「ボクもお母さんの言う通りにするよ。だってお母さんとしての仕事邪魔するのはダメだと思うもん」
続いてルシェヌから、
「ふん、アタシはアイツらと暮らすなんて嫌なのじゃ。これ以上お母さんの愛情が分割されるのは嫌なのじゃ」
今度はマジナから、
「私もアイツと一緒になるのは嫌かなぁ。これまで散々迷惑かけてきた連中と暮らすなんて」
そしてサバキから、
「自分もあの悪党と一つ屋根の下で生活するのは御免だ。いずれ何をしでかすかもわからんしな。もっとも、最後の判断は母さんに任せるが。さぁ、行けピコリ」
最後にピコリから、
「はい。ウチは……イルミネーターズに一回洗脳された人間として、一緒にいられないかなー。
けど、お母さんが言う通り、このまま毒親族にボッシュートするのもかわいそうかなーって思う。
確かにイルミネーターズは悪いことしたけど、だからといって百パーセント悪い人だって言い切れないし、ネロアさんみたいにいい人かも知れないし。
まぁ、長々話したけど、最終決定権はお母さんなのは確実だけどね」
「賛成二人、反対三人、どっちでもない一人、か……はぁ、どうしようかなぁ……」
娘六人の意見が割れ、チヨは頭を抱える。と、その時、ワノは机に頭を強く打ち付けて、
「お願いしまっス、満月さん! どうかアタイらを……こんなアタイらを、家族にしてくださいっス!」
と、懇願した。
さらにネロアと充とイバラも、チヨに向けて頭を下げる。
「僕からも是非頼む。せめてワノ殿だけでも、満月の血族に迎えて欲しい」
「これまでの無礼と悪行は全て謝ります、償います。だからチヨさん、どうか俺たちに、居場所をください……お願いします」
「……おねがい……」
「ネロア、お前はつくづく優しいな」
「ワノさぁ、本当に君は欲に忠実だよね」
「イバラ、ボク的にはそれじゃあお願い足りてないと思うよ」
「全く充の奴め、ああやって立派な振る舞いしおって、アタシより出しゃばるななのじゃ」
「で、イルミネーターズの一同がこのように頼み込んでいるが、これはどう捉えるのだ。母さん?」
「あ、ウチは何度も言うけど、お母さんの考えを大事にするからね」
「……わかった」
チヨは六姉妹の元を離れ、管理局の職員が待っている玄関に行く。
「話し合いは終わりましたか」
「はい、決まりました。あたし、満月チヨは……」
「チヨさんは……」
*
数日後。チヨの職場である満月コーポレーション本社ビルにて。
「ロスイ社長、ミツキ・ベーカリーカフェ社長の満月チヨ様と、その娘様たちが参りました」
「通して」
その最上階の社長室に、チヨとその娘達が入ってくる。
娘たちは計四人。一人は群青色の髪をしたうっすらと威厳を放つ少女、一人はマゼンタ色の髪をした欲深そうな少女、一人は黄緑色の髪をした小柄な少女、一人は青緑色の髪をした容姿端麗な少女だ。
「おはようございます、ロスイさん」
「「「「おはようございます」」」」
デスクに座る社長――ロスイは笑顔で言う。
「はい、おはよう……この子たちが前に話してた、例の浮気元旦那の隠し子四人ね」
「はい。つい最近、偶然出会いまして……あの十一股野郎め! こうなったら何人でも育てて、見返してやらっ! ……って感じで、今は一緒に暮らしています」
「ふふっ、どえらい偶然ね。四人は一体どんな人なのかしら? ちょっと一人ずつ、簡単に自己紹介してくれないかな?」
一番目に群青髪の少女が、
「はい、僕の名は、満月ネロア。それ以上の事は今宵だけでは話しきれないから、深淵にしまっておく」
と、芝居がかって言う。
二番目にマゼンタ髪の少女が、
「はいどうもっス社長さん! えー、アタイは満月ワノって言うっス! いやー、本当この会社大きいっスね! 惚れ惚れしまっス!」
と、媚びるように言う。
三番目に黄緑色の少女が、
「……みつきイバラ……」
と、手短にボソっと言う。
四番目に青緑色の少女が、
「俺は松永みつ……ゲフン、満月トツカです。今後とも、姉妹と母上共々、よろしくお願いします」
「姉妹の順番は、言った順番で合ってるの?」
「はい、俺がこの四人の中で一番下になります。
ネロアねーさんは一月七日。
ワノねーさんは一月二十日。
イバラねーさんは二月十一日。
そして自分が三月二十六日生まれですから。
俺は背丈が四人の中で一番大きいので、違和感が強いでしょうけど」
「ちなみに既にいた姉妹に混ざると、コー姐、マジ姐、サバ姐、ピコ姐、ユノ姐、ネロア、アタイ、イバラ、トツカ、ルシェヌ、の順になるっス」
「ルシェヌちゃんは末っ子のままで据え置きなのね、説明ありがとう。チヨさん、また個性強そうな子が来たわね」
チヨは苦笑しながら、
「はい、本当に個性的で、慌ただしくも楽しく過ごしています」
「慌ただしくねぇ……大丈夫、チヨさん? 家族が増えた記念として、少しでも楽ができるように、今のより一回り大きい家用意してあげるわよ?」
それを聞くや否、
「おっ、マジっスか! 流石は社長、優しいっスねー! いよっ、太っ腹!」
ワノはロスイを褒めちぎり、
「これが大会社の社長の為せる業か。何という破格さだ」
ネロアは畏怖した。
「いーえいーえ! 今の家でもう十分、十分暮らせてますから結構です! これ以上貰ったら、申し訳無さすぎて逆に暮らしにくくなりますし!」
「そう、じゃあクリスマスプレゼントぐらいの記念の物を、後々送っとくわね」
イバラは首を傾げ、
「……クリスマスプレゼント……ってなに……」
トツカはツッコむ。
「これを大企業の社長が言うとイマイチ規模が分かりずらいな」
それから、チヨはロスイともう少し話をした後、ロスイの仕事をこれ以上妨げないように社長室を出た。
さらに、ネロア、ワノ、イバラ、トツカの四人を最寄り駅まで案内するためにビルを出る。
歩く最中、チヨは尋ねる。
「ところでトツカ、どうしてここではトツカって名前で暮らすことにしたの? ミツルじゃなくて?」
「母上、松永充というのは……その……前いた世界で表立って使っていた偽名で、本名は『とつか』と言うのだ」
「よく使ってた方にした方が気持ち楽なんじゃないの?」
「あと……そうだな、姓の満月とミツルでは、イニシャルが被る。これが個人的に気に食わなかった。
他にも、色々決めたことがあるんだ……」
「ふーん……姓名両方のイニシャルが『M』なマジナは特に気にしてないのに、変なこだわりあるんだね……」
「そうそう変なこだわりと言えば。何スか、さっきロスイ社長に話してた理由。あの時言ってたのと全然違うじゃないスか母さん」
イバラがそれに補足を入れる。
「……『やっぱりあたしは、このよにんをみすてられない……すくなからずかぞくかんけいがあるのならなおさら』……だったのに……」
「ああ、これはね。この理由を詳しく説明するのに、異世界のこと話さなきゃいけないから、あえて別な理由を言ったの。ほら、『異世界の存在をあんまり公に話さないでくれ』って管理局の人言ってたでしょ?」
「だとしても、もう少しカッコいいの言って欲しかったんスけど。相手は社長なんスし」
「……一応あたしも社長なんだけど。
そう言えばワノ、さっきずっと気になってたんだけど、ロスイさんにやたらと気に入られようとしてなかった?」
「ダメっスか? 権力者になびいて手っ取り早くこの世界で成り上がろうとしちゃダメっスか?」
「別にダメじゃないけど……はぁ、本当ワノはがめついね……」
「いい褒め言葉っスねぇー。あと母さん、これをツッコむならネロアもツッコんでくれっス。ロスイ社長の前で、例のネロア節使ってたんスよ?」
「あ、それあたしも思った。ねぇ、ネロア、なんで初めて会った時みたいに普通に話さなかったの?」
ネロアは険しい表情をして、
「普通? 今宵のように語らうのが、僕の尋常の言霊遣いだが?」
続けてトツカは言う。
「ネロアねーさんは元よりこのような口調でしたよ」
「ええ……じゃああの時のは何だったの……? あとツッコむべきなのは……イバラ。あなたもう少し喋った方がよかったと思うよ?」
「……やだ……はやくおうちかえりたい……ピコリおねえちゃんにあいたい……」
「はぁ、イバラは本当ピコリ好きだよねぇ。あ、あれだよ、あれ」
チヨは数百メートル先にある駅を、四人のために指す。そして四人にメモを配る。
「あれが駅っていうの。で、このメモに書いてある通りの手順で電車に乗って、家に帰ってね。あたしはまだ仕事があるから会社に戻る。夕方、家でまた会おうね。じゃあ」
チヨは早歩きで会社に戻った。
ある程度チヨが遠くに行ったところで、ワノはつぶやく。
「アタイは別に、この世界で暮らした時間が長いんで、電車の乗り方なんか他人に教えられるぐらい理解してるんスけどね」
「左様に奮起していた人を咎めるは、人情仁義に反するだろう?」
「相変わらず言い方は臭いが、内容は俺も同感」
「……はやく、でんしゃのろ……はやく、かえりたい……」
「はいはい、わかったっスよイバラ。みんな、早いとこ帰るっスよ、満月家に」
四人は駅に向かって再び歩き出す。
「はぁ、この世界全部が懐かしいっス。なんかアタイ、色々感慨深過ぎて一周回って気持ち悪いっス」
「されど僕たちは、この世界で生きていく。それが僕たちの運命でしょう」
「まだ贅沢を言えば前の異世界に帰りたいが。ネロア姉上の言う通り、今の俺達は、満月家の一員だ。だから……」
「……はやくかえりたい……」
「フッ、グッドタイミングな台詞っスねぇ〜イバラ」
四人はこのように談笑しながら、着々と駅に歩を進めていく。
この時既に、四人のイルミネーターズとしての活動は終わり、満月家の一員としての人生が始まっている。
【完】




