第149話 世界はそれを誕生日プレゼントと呼ぶんだぜ
十月三十日の夜。満月家にて。
「ピコリー、次お風呂入っていいよー」
「あ、はーい。今行きます母さーん」
ピコリは何気なく、チヨと入れ替わる形でお風呂に行く。
チヨは、ピコリがしっかり浴室に入ったことを確認して、リビングにいた娘九人に聞く。
「みんな、明日は何の日だか覚えてるよね?」
ダイニングテーブルの一席にいる、つい最近になって最終盤がアニメ化される一昔前の漫画を、スマホアプリで読んでいるマジナは答える。
「ああ、覚えてるさ、文化祭二日目の振替休日だよね?」
生徒会として、校内向けのお便りに載せる文化祭の記事を執筆しながら、サバキはそれを正す。
「それもそうだが、そうじゃないだろマジナ。明日はピコリの誕生日だ」
「ピコリおねえちゃんのたんじょうび……!」
イバラは、料理のレシピを調べるのに使っていた自分のスマホを、手から滑らせて落としてしまうくらいときめく。
「そうだよ、ピコリの誕生日だよ。それで、みんなに二つ聞いておきたいことがあるの。
まず、明日、相変わらずあたしは仕事があるから、夕食までにピコリのお誕生日パーティーの準備をしてくれない?」
生徒会として、校内向けのお便りに載せる文化祭の写真を整理しながら、ユノスは言う。
「うん、いいよ。丁度よく振替休日だもんね」
ネロアはゲームのノーダメージクリア動画を見ながら、
「もちろんボクもお手伝いします。普段ピコリお姉さんにはお世話になっていますからね!」
この後に続いた満月姉妹も、明日は全員予定がないので、チヨのお願いに賛成した。
「みんなありがとうね。じゃあ二つ目なんだけど、みんな、ピコリに誕生日プレゼントを買っておいてくれない?」
チヨに自然に壁ドンしようとして、彼女に自然に避けられた後、ルシェヌは問い返す。
「それって、『母さんが買ってほしい品物を明日、アタシらが買ってくる』のと、『アタシらが選ぶのも込みで品物を買ってくる』のの、どっちかのう?」
「後のだよルシェヌ。一万円をみんなに預けるから、それでなんか買っておいてね」
一万円――この三文字を聞いて、部屋の隅で背後を完全防御した上で、イラストサイトを見てニタニタしていたワノが色めきだつ。
「え、一万円を預けてくれるんスか!?」
「みんなを代表して、とりあえずサバキに預けるから! 後は何を買うかを九人で相談して、お願いね」
「そうスか、わかりましたっス……チッ、なんでアタイじゃなくてサバキなんスか……?」
「信頼度の問題だよ」
ここでチヨは、急に『ベーカリーカフェ・ミツキ』二号店の開店に関する取引先から電話を受けて、リビングから退室する。
トツカはソファに座って、テレビでお笑い番組を観つつ、麦チョコを食べながら、
「ピコリねーさんのことだから、普通にCDとかでいいと俺は思うけどな」
すると、トツカの隣で座っているコーリンは、テレビでお笑いを観つつ、おせんべいを食べながら、
「たぶんだが、ピコリは一通りCD持ってると思うぜ。この前アイツのカラーボックス覗いたら、一棚にCDがわんさか入ってたんでな」
トツカは口の中におせんべいを足して、
「そうですか。じゃあ何をプレゼントしたらいいんですかね? Tシャツ?」
コーリンは麦チョコを二粒ほど食べた後に、
「ワイヤレスのイヤホンとかじゃねぇか? 音楽聞くのにうってつけだろあれ?」
「なるほど、それは誕生日プレゼントっぽい特別感があって良さそうですね。けど、それもピコリねーさん持ってそうな気が……」
その時、マジナが二人の間から顔を出して、
「大丈夫、ピコリはそれを持ってないよ」
おせんべいと麦チョコを拝借しながら教えてくれた。
「そっか、じゃあピコリの誕生日プレゼントはそれにしよう」
「ですね……ところでお二人さん、なんか俺の麦チョコを勝手に食べてなかったですか?」
「あ、それはごめんな。お前もオレのおせんべい食べなかったか?」
「あ……すいません。流れで食ってたかもしれません」
その後、他の七人も、ピコリの誕生日プレゼントはワイヤレスイヤホンが合うだろう。と、納得した。
こうして、満月姉妹九人はそれを買うことを決めて、明日のピコリの誕生日へ臨むのだった。
【缶】
「……んー、決してワイヤレスイヤホンを貶すつもりはありませんが、僕たち九人の贈り物は、これだけでいいのでしょうか?」
そんなネロアの疑念に対して、サバキは言う。
「心配無用だネロア。実際、自分たちから送るのはワイヤレスイヤホン一つだが、それにありったけ感謝の気持ちを込めれば、きっとピコリは喜んでくれるはずだ。
もしそれでネロアが足りないというのなら、ネロアが自分のお小遣いで何かプレゼントしてあげるといいだろう」
「ごめんなさい説明不足で。それは既に考えてあります。僕が言いたかったのは『ピコリお姉さんに、プレゼントだけじゃなく、何か特別な体験をさせてあげたい』ということです」
「ほう、特別な体験……か。それもあってもよさそうだな」
「けど何をしたらピコリお姉ちゃんは喜んでくれるかな? やっぱり生ライブ?」
「ユノスおねえちゃん、それだめ……ピコリおこりちらかす……」
「流石に怒り散らかしはしないと思うよ、イバラ。私たち程度の歌声聞いて『急にどったの?』的なツッコミは食らうかもしれない……」
ここでいきなりコーリンが閃く。
「ああっ、それだ!」
「どれなのじゃ?」
「どれなんですか?」
「どれ……?」
「どれっスか?」
「どれでしょうか?」
「どれなの?」
「どれなんだ?」
「どれなんだい、姉御?」
「ツッコミだよ、ツッコミ!」
ここで一つ解説を入れるとしよう。
ピコリはオムニバス形式コメディの本作において、満月姉妹屈指の常識人として、多くの回でツッコミ役を務めている。
シーズン3に入ってからは、ワノやトツカがその役割を担ったり、逆にピコリがボケを務めた回もあるものの、やはり本作のツッコミといえば、ピコリのそれが印象深いはずだろう。なので……
「明日、ピコリにたんまりとツッコミさせるんだよ! そうすれば多分、ピコリは喜んでくれるはずだぜ!」
「それは妙案ですね! コーリンお姉さん!」
「うっし、じゃあ明日、アタイら総出でボケ倒してやろうっス!」
「おー……」
……このように、展開がカオスになった時にいたら助かったのだ。
*
翌日の八時頃。
「ふぁ~、よく寝た~!」
今日は振替休日ということで、やや遅めにピコリは目覚める。
「ああ、落ち着いて聞いてください」
その瞬間、ピコリの目の前には、三段ベッドのはしごに立って、こちらの顔色を覗いてくる、白衣を着用したトツカがいた。
「あ、おはよトツカ……急にそんなことされると落ち着けないんですけど……」
「焦ることはありません」
「焦らなくてもいいのはわかってるけど、だって今日振替休日だし……」
「あなたにお話があります、いいですか? どうか、落ち着いて……」
「アッハイ」
なんで急にこんなことされなきゃいけないのかと戸惑うが、ピコリは言われた通りに、一応落ち着いている程度でベッドに横になり続ける。
「あなたはずっと睡眠状態だった」
「うん、知ってる」
「ええ、ええ、わかってます。どれくらいの長さか? あなたが眠っていたのは……九年です」
「だいたい十一時間じゃないの?」
それからトツカは数十秒ほど無言になって、
「あ、もう終わりです。起きていいです」
はしごから降りた。
「『いいですか、落ち着いて聞いてください』のほうが、みんなにわかりやすいし、文字数削減できてよかったと思うけどなぁ……何故に原典に忠実なるんだか」
その後、ピコリは一階へ降りてリビングへ。
「おはよ……ピコリおねえちゃん……」
「はいおはよ、イバラ……ってあれ?」
ピコリは異常に気づく。
ダイニングテーブルで、既にマジナ、サバキ、イバラが朝ごはんを食べているのだが、どういうわけか全員メニューが違うのである。
「マジナ姉さんは『カレーパン』。サバキ姉さんは『なんだかよくわからないコロッケ』。で、イバラが『メガ盛りのパスタ』かい……で、何故にバラバラなの?」
「わたし……りょうりのれんしゅう……いっぱいした……」
「そっか、だからみんなに色々食べてもらってるのね。ちな、ウチの朝ごはんはどこ?」
「キッチン……ラップかけておいてる……」
「サンキュー!」
ピコリは早速キッチンへ行く。と、そこにあったのは『ライスカレー』であった。
「ウチはシンプルにカレーなんだ……」
ピコリはそれをレンジでチンした後、イバラの隣に座って、
「んじゃ、いただきまーす!」
まずはベタに、ルゥに入った、謎のお肉を食べてみる。
「わぁ、やっぱ安定のおいしさだぁ。イバラ、このお肉はなんのお肉?」
「エゾシカにく……」
トリッキーな肉のチョイスを知ったピコリは驚きのあまりむせる。
「シカでした……か。こ、これはこれでおいしかったけどさぁ……あ、ところでマジナ姉さん」
「何だい?」
「そっちのカレーパンの中身も、ひょっとしてエゾシカだったりする?」
「いや、ハム」
「へー、わざわざ料理ごとに合わせて具材変えてるんだー。やっぱ偉いなぁイバラは」
「だいきんぼし……」
この後、四人が料理を食べ進める最中、ルシェヌは開いている戸を、魔法で創ったレンガの壁で埋めた後、それを歩いて突っ込んで破壊して、リビングにやってきた。
そして、やはりルシェヌの朝ごはんも四人とは別――魚強の塩焼きだった。
「登場の派手さの割に、朝ごはんが地味なような気が……それでいいのルシェヌ?」
「何を言うておるのじゃピコリ。このお魚、嘘みたいにおいしいぞい」
「やっぱすごいわイバラ」
*
朝ごはんと、歯磨き、洗顔などのモーニングルーティンを終わらせたピコリは、
(多分この後、家でウチの誕生日の準備をするだろうから……今日は夕方までお出かけしておこう)
実にピコリらしいうぬぼれた親切を利かせて、外出しようとする。
と、そこでコーリンが玄関で彼女を呼び止めた。
「おいピコリ、ゲームやろうぜ!」
「なんか、野球を強要するガキ大将っぽい誘い方だなぁ……いやー、ウチは今日は出かけた方がいいと思うから……」
と、ピコリは断ろうとしたところ、続いてネロアがやって来る。
「おい満月ー、ゲームしようぜ!」
「またしても本来は野球に誘ってるみたいな台詞だなぁ……えー、ウチ家にいて大丈夫なの、色々邪魔にならな……」
と、ピコリが返事を渋る中、さらにワノがやってきて、
「サッカーや……じゃなくてっス……ゲームやろうぜ!」
「今、別なスポーツが漏れてたよね!? ね、ね!?」
そしてトドメにユノスがやってくる。
「ボクと契約して、ゲームやってよ」
「最後のだけ勧誘のジャンルが大幅に違い過ぎだよ!」
とにかくなわけで、ピコリは四人と一緒にゲームをすることになった。
本日遊ぶのは『スッゴイ歴史のあるゲーム会社のキャラクターが集まって参戦している、超有名な、対戦型アクションゲーム』である。
「訴えられたら怖いなぁ……」
最近の作品では最大八人対戦に対応しているので、ピコリたちは誰一人あまることなく、五人で対戦することにした。
ピコリは『メカニカルな大剣を持った人』。
コーリンは『ガチの格闘ゲーム出身っぽい人』。
ユノスは『熊と鳥のコンビ』。
ネロアは文字通り『おまかせ』。
ワノは『幼気な黒い天使』。
これらが五人の選んだキャラである。元ネタは個々人で察していただきたい。
「ネロア、今更だけど、ウチが今日誕生日だからって、接待しなくていいからね」
「急にどうしたのですか?」
「なんかネロア、『おまかせ』選んでたから、接待してるのかなぁって」
「ああ、これは単純にどのキャラを使えばいいかわからないから、こうしているだけです。僕このゲームやったことないので……」
「へー、意外」
いよいよバトルスタート。五人は自キャラを画面内で大乱闘を繰り広げる。
序盤に優勢を取ったのはピコリ。
彼女は攻略サイトでキャラランクを調べているほど、満月姉妹の中で一番遊んでいるので、当然の結果だろう。
「なんだよピコリ。さっきネロアに『接待いらないよ』とか言ってたけど、それ言う必要なかったじゃんかよ」
「えへへ、ごめんねー、みんな」
しかし中盤になるとピコリの天下に陰りが見えた。
――ネロアが、ゲームに慣れたのである。
ネロアがおまかせで引き当てたのは、キャラランク低めの『竜人の剣士キャラ』。
だがネロアのゲームのセンスとラーニング速度があれば、ランクの上下など無為に等しい。
がむしゃらに大技を使いまくり場を荒らすコーリンと、隙の少ない遠距離攻撃を多用しダメージを刻んでいたユノスを、立て続けにノックアウトした。
「ああ、やっぱりコツコツやりすぎちゃったかな」
と、ユノスはここまでのプレイングを反省し、
「くそったれ……武士なんて……嫌いだ……」
と、コーリンはネロアのキャラへの恨み節を吐いた。
「コーリン姉さん、それ同族嫌悪になってない?」
破竹の勢いで進んでいくネロアに対し、残されたピコリとワノが出来る策はただ一つ。
「ピコ姐! このまま行ったら負けちまうっス! だから二人がかりでネロアを倒すっス!」
「ちょっ、それ一昔前のオンラインで問題になった集団リンチのそれじゃん! だめだってそれは!」
「どんな手をつかおうが…………最終的に……勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
「だからそれ吸血鬼食べる人が言う台詞だってば!」
こうしてピコリとワノは邪道に染まり、二人がかりでネロアを襲うことにする。
「さぁ、勝てるっスかね? 勝機はいくらっスか? 千に一つか、万に一つか。億か兆か、それとも京スか?」
「それがたとえ恒河沙の彼方でも、僕には十分に過ぎる!!」
「恒河沙ァ!? 那由多じゃなくて恒河沙ァ!?」
ここで一つ解説を入れるとしよう。
恒河沙とは数の単位の一つであり、十の五十二乗を指す。
那由多も数の単位の一つであり、十の六十乗を指す。
よってワノは、那由多分の一よりかは、多少ネロアに勝機を与えたことになる。
「まぁ、どのみちバカみたいな桁数の数字だから、どっちみち低確率だけどね」
そんな数学のお勉強はさておいて、二人はネロアの両サイドを取り、かつ、ステージの構造上ジャンプさえも出来ない状態にした上で、同時連携攻撃を仕掛ける。
「ご、ごめんなさーいネロアっ!」
「さぁ、泣いて詫びてももう遅いんだじょぉっ!」
しかし、ネロアは二人の攻撃をジャストにガードした。
「さっき言った通り、僕はこのゲームをあまりやっていません。ですが僕は、ボスを二人同時に戦うような死にゲーはやり込んでいるんですよ!」
「あっ、そう言えばそうだったー! ネロアは理不尽ゲー育ちのゲーマーだったぁー!」
そして、ネロアはあくどい二人を各個撃破し、このバトルを制した。
*
それから、ピコリはうぬぼれて何度も『誕生日パーティーの準備中に居ると邪魔だろうから』と言って、外出しようとする。
しかし、どうしてもピコリにツッコませたい満月姉妹九人がそうはさせない。
よってピコリは、満月姉妹九人から繰り出される、パロディ成分多めのボケをひたすらツッコんだ。
「ぜぇ、ぜぇ……こんなことして大丈夫なの……だいたい一年前(※本話投稿時、2022年10月から見て)に、ひっどいパロディかまして一話で連載止まった漫画があるっていうのに……」
その間、満月姉妹はきっちり準備を進めており……
「ピコリ、誕生日おめでとう!」
午後六時頃。
ピコリが主役の椅子に座っていたことに気づいた時には、部屋も飾り付けられ、料理も出揃い、チヨも帰ってきて――誕生日パーティーの状態になっていた。
「いつのまにこんなに経ってたんだ……」
ピコリは襟のない服を着てるのに襟を正すような真似をして、
「ウチは、みんなみたいに特段これに優れてるっていうキャラでもないし、可愛い妹にも頼れる姉にもなれないし、シーズン2だと闇堕ちしてラスボスになっちゃってたし……けど、こんなにウチのこと祝ってくれて……」
「当ったり前だろピコリ! お前はオレたちの大事な家族なんだからよ! てなわけで、これ、俺たち九人からのプレゼントだ!」
満月姉妹の代表といえばこの人、コーリンはピコリに、オレンジ色の包装ペーパーに包んだプレゼントを渡す。
その小さい箱を受け取ってすぐ、ピコリは包装を開けて中身を見る。
「あっ、ワイヤレスイヤホンだ!」
「そうだよ、ワイヤレスイヤホンさ」
「貴様が音楽好きというのはかねてから承知だったが、CDは一通り揃えているだろうから、自分たちは『これぞ』というのを決めて買えなかった」
「というわけで、無難にピコリねーさんが持ってなくて欲しそうなワイヤレスイヤホンにしたって訳です」
「それでどう? これでよかったの、ピコリお姉ちゃん?」
「うん! バッチリ嬉しいよ! 本当に、本当にありがとう、みんな! ……あ」
「あ……とは、どうかしたのでしょうか、ピコリお姉さん?」
「い、いや……なんでもないよ」
この時、ピコリは自分が何らかの失態をしたのでは、と思った。
(なんか今日、朝からずっとみんなボケラッシュをかましてたけど、あれって絶対ウチのツッコミ対応力を試すドッキリだよね?
だったら今さっきのウチのリアクション、ダメダメじゃん。ボケ探さずに普通に喜んじゃってるもん……)
実際は、他の九人がネタバラシをしなかったことによる勘違いだが。
「じゃあ、この流れに乗って、あたしからもこれを……」
チヨはコーリンに続いて、プレゼント袋を手渡す。
「おおっ、母さんもありがとうね……いやー、どんなのだろう?」
(どんなツッコミをすれば正解なんだろう?)
ピコリは期待と不安でいっぱいになりながら、プレゼントを開封。
この中身は――ピコリが好きなバンドのグッズTシャツである。
「う、う、うっわー! ド直球に嬉しい!」
と、ピコリは、感極まってまともにツッコまなかった――見事正解のリアクションが出来た。
「うれしいとこごめん……はやくしないと……りょうりさめる……」
「あ、それはイバラの言う通りかも。ごめんごめん、じゃあ一段落してからまた喜ぶね」
そして、満月家はピコリの誕生日を祝い、ピコリと一緒にパーティーをシンプルに楽しむのだった。
なお、ピコリ以外の九人は全員、パーティーが楽しすぎるあまり、あのピコリへのボケラッシュのネタバラシの機会を忘れてしまい、
(で、結局、あのボケラッシュは何だったんだろう……?)
ピコリはちょっとだけ頭が痛くなった。
【完】




