↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北宋の悪女、1986年の男  作者: ひまえび
第一章――「清河県の美しい毒、追う男たち」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
86/138

第2話(前編2)――「沈家本家の養子」

 1222年8月。


 倉達也(ツァン・ダーイエ)が沈家へ転がり込んで1か月が過ぎた。


 40歳の沈景文(シェン・ジンウェン)は、15年間続けてきた勉強のやり方を変え、毎日1題ずつ本番を意識した答案を書くようになった。


 達也自身も早朝の鍛錬を続け、18歳の身体を鍛え直している。


 その一方、達也は景文の妻である36歳の陸玉蘭(ルー・ユーラン)を毎日のように口説いていた。


 そんな中、景文が書いた新しい答案が沈氏本家の当主の目に留まる。


 北宋時代から続く沈氏の本家も、長く科挙合格者を出していなかった。

 1222年8月以降も、達也は沈景文の科挙特訓と自分自身の格闘技の鍛錬を続けた。


 景文の答案は改善を続け、長年の癖だった書き過ぎや、問いから外れる文章も減っていく。


 一方、達也は景文から現在の南宋の制度や朝廷について教わり、自分に欠けている知識を補い始めた。


 景文の答案が大きく変わったことを知った沈氏本家当主沈宗礼(シェン・ゾンリー)は、達也を本家へ呼び、その学識を直接試した。


 達也の能力を認めた宗礼は、素性を失った達也を自分の養子として沈氏本家へ迎える。


 これによって達也は身元と後ろ盾を得て、1223年の科挙へ出る道が開いた。


 ただし達也は本家へ移らず、景文を合格させるため、そのまま景文の家で暮らし続ける。


 そして玉蘭への口説きもやめなかった。


 目標は2つに決まった。


 15年間落ち続けた景文を科挙へ合格させる。


 そして達也自身は、状元を取る。

 1222年8月以降も、達也は沈景文の科挙特訓と自分自身の格闘技の鍛錬を続けた。


 景文の答案は改善を続け、長年の癖だった書き過ぎや、問いから外れる文章も減っていく。


 一方、達也は景文から現在の南宋の制度や朝廷について教わり、自分に欠けている知識を補い始めた。


 景文の答案が大きく変わったことを知った沈氏本家当主沈宗礼(シェン・ゾンリー)は、達也を本家へ呼び、その学識を直接試した。


 達也の能力を認めた宗礼は、素性を失った達也を自分の養子として沈氏本家へ迎える。


 これによって達也は身元と後ろ盾を得て、1223年の科挙へ出る道が開いた。


 ただし達也は本家へ移らず、景文を合格させるため、そのまま景文の家で暮らし続ける。


 そして玉蘭への口説きもやめなかった。


 目標は2つに決まった。


 15年間落ち続けた景文を科挙へ合格させる。


 そして達也自身は、状元を取る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。