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里帰りをしたら実は魔術師の家系だったと知らされたので、今日から魔術師目指します  作者: 音愛
第七章:魔術師としての新たな生活の始まりです。
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第五十六話:その後とこれから3

「暁人の能力はあくまで、過去の時間に干渉したり、一部の時間を消し去ったり、それによって変化した過去の時間を現在に繋げる能力だ」

「つまり?」

「暁人が干渉できたのは過去の時間のみ。縛りがあったのはそれだけではない。暁人の魔術を用いても"実際に引き起こされた現在の事実"は変えられないという特性もあった。要するに現在流れている時間には干渉できない。九条深琴が禁忌に手を染めていると知ったその時点で、暁人の能力の効果は発揮されない。時すでに遅し、というやつだ。つまり、現在の時間として流れていた"九条深琴が道を外してしまったという事実"も変わらない。理由は違えど、行き着く先は同じだから、なにかしら理由を見つけて闇に堕ちていただろう」

「つまり、九条深琴が禁忌に手を染めていると知った時点で兄貴の能力を使っても、"九条深琴が魔術で生命を創り出すという時間"が消去され、九条深琴はその禁忌に手を染めることはなくなるだけで、その時既に九条深琴は道を外してしまっていたから、"道を外してしまったという事実は変えられない。"だから、仮にそういう行動に出たとしても、他の禁忌に手を染めていたってこと?」

「そういうことだ。加えて、それでは魔術師界全体の秩序を正すことには繋がらない。そう考えたんだろう。ならば魔術師界全体を巻き込み、九条深琴を告発することで、禁忌は大きな打撃に繋がる。魔術師界にそれを訴えたかった。そういうことだろうな。それに。真琴のやつは知らなかったようだが、九条家の闇にのみこまれる以前の九条深琴は、至って普通の青年だった。暁人とも、仲が良かったように思う。だからこそ、友人に目を覚まして欲しかったんじゃないか。だが、今回はそれが仇となってしまった」

それが、琥珀の見立てだった。

※次回更新は明日の予定です。

Copyright(C)2023-音愛

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