表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
里帰りをしたら実は魔術師の家系だったと知らされたので、今日から魔術師目指します  作者: 音愛
第七章:魔術師としての新たな生活の始まりです。
55/115

第五十五話:その後とこれから2

そういえば、私が土壇場で得た能力について、琥珀の見解は「自身が死の淵に立ったことで本能が働いた結果ではないか」とのことだった。

死ぬかもしれないと本気で思ったあの瞬間、同時に死にたくないとも強く思った。その死にたくないといういわば、人間の本能が私の中の魔力に働きかけたのではないか、とのこと。

そして、理由はもう一つある。

「兄貴の魔力?」

「あぁ。トリガーが引かれて初めて発現する魔術であったがために今まで気づかなかったが、これには暁人の魔力が込められている」

そういって、琥珀は猫の小さな手で懐中時計にちょん、と触れる。

「おそらく、お前が危機に瀕した時に作用するようになっていたんだろう。その一瞬にだけ作用する。お前になにかあった時のための保険だ」

「保険?」

「お前の身に危険が迫った時のために用意した保険。つまりは暁人がお前を守るための魔術だ」

そして、懐中時計に込められた魔力が、私の中の魔力と交わり、私個人の魔術師としての能力が進化した。

兄貴には、時間を操る能力があったのだとか。それは過ぎ去った時間、つまりは過去の時間に限定されるが、過去と現在を行き来したり、干渉したり、特定の時間を消去ーーなかったことにする能力が備わっていたらしい。私が身につけた能力と酷似している。私の能力は、自らの素質や特性と兄貴から受け継いだ能力が合わさったもののようだ。

兄貴の能力があれば、九条深琴が悪事を働らくきっかけとなった時間ーー"九条深琴が実験を始めた時の時間"を切り取ることができたはず。そうすれば、もしかしたら兄貴は死なずに済んだかもしれない。もしかしたら、九条深琴も魔術で生命を創り出すなどという、禁忌に手を染めることもなかったかもしれない。

それについて琥珀はというと。

※次回更新は明日の予定です。

Copyright(C)2023-音愛

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ