第92話 学級委員の突然のお願い
作者は語りたいその92「女子3人と男子1人の状況」
なんか主人公と妹と順子と田畑が4人集合するっていう展開になりそうだけど、それってなかなか普通は起こり得ない状態ですよね!きっと盛り上がるんじゃないか?っていう反面、男子置いてけぼりっていうパターンもありそうです。
「ところで田端さん……最近お話できていなくて、本当にごめんね」
「大丈夫だよ。本当はちょっぴり寂しかったけどね」
「…………」
「最近はエルラの正体を突き止めるために、色々な場所を調査したりしていたからね」
「そうなんだ。それで何かわかったりしたの?」
「……さっぱりだよ。全然エルラの正体に近づけそうもない」
鍵となるのは、俺と瑛子と順子の3人が、同じ新種のウイルスに感染していたということだけ。
これがエルラのクイズを引き起こす物だと特定できれば!恐らく大きく前進できるだろう!
瑛子が今日、再び会うチャンスを作ってくれているはずだ!それに期待しよう!
「じゃあここでお別れだね」
「ああ、そうだな」
俺の家に近い場所ではなく、草道や小泉と同様、途中で別れるのである。
「あの!その前に1ついいかな?」
「何?」
「今週の土日……家に遊びに行ってもいい?」
「……!」
田端が家に遊びに来るだって!?
そんなの今までなかった!一体何を考えているのだろうか?
「別にいいけど、どうして急に?」
「妹さんと、その親友に1度会ってみたいの!」
「どうして?」
「エルラの事件について……2人の意見を直接聞いてみたい、と思っているわ」
「そうか……わかった!2人に聞いてみるよ!」
「ありがとう!」
そう言うと、田端は去っていった。
……でもやっぱり何かが引っかかる。どうして急に2人に会いたいだなんて言い出したのだろうか?
もしかしてクイズに相当気が参っているとか……?
いや!それとは別の理由を持っている気がする。
仮にクイズに気が参っているだけなら、俺とだけ話をすればいいはずだ。それなのに2人に会う、それも急に!一体どういうことなんだ!
……今日は不思議なことが起き続けている、すぐに家に帰るべきだな。
俺はいつもよりも少し早歩きをし、家に帰ることにした。
そして家に着き、玄関の扉を開く。
「ただいま」
「おかえりお兄ちゃん!今日は嬉しいお知らせがあるよ!」
「嬉しいお知らせ……?それはなんだい?」
「また会えるときが決まったの!中学校でまたお話聞ける日が!」
「おお!いつになったの?」
「来週の月曜日!先生からのお願いで、猫を捕まえてここに持ってきて!だって」
「そりゃずいぶんダイナミックなお願いだな……」
作者からの小話その92「明確な意志での出会いについて」
突然学級委員の田端が、主人公の妹と妹の親友に会いたいと言ってきました。これは一体どういうことなんでしょうか?エルラの意見を聞きたいと言っていたが、果たして何を聞くつもりなのか?これはまた面白い展開になってきますよー!




