第84話 エルラの奇策と電話の一歩
作者は語りたいその84「友達じゃないけど親しい相手と電話」
友達と電話する時、初めての場合は結構緊張しませんか?2回目以降は全然問題なく通話できるのですが、あと私初めての番号にかける時、間違ってかけてないだろうか?と心配になるんです。友達じゃない場合はもっと緊張します。主人公はスムーズに通話できて羨ましいですね。
「どういうことだ!もうクイズに答えただろ!」
「確かにそうなんだけどね。今日は3問目も一緒に出しちゃおうと思うのよ」
「……つまり今3問目に答えたら、もう今日は答えなくていいんだな?」
「そういうこと!」
一体どういうつもりだ?なぜ2連続同じ問題を出すんだろう?
「わかった。じゃあ3問目出していいよ」
「OK!じゃあ行くよ!」
……結局3問目も問題なく正解した。
「2連続なら1問間違えると思ったんだけどなぁ」
そう言った後、クイズは終わり視界は元に戻る。
……初めての2問連続でのクイズ。これは相当きつい!
幸い問題は簡単だったが、もし2問連続間違えたとしたら?
考えただけで恐ろしい!
……これ以上クイズのことを考えても仕方ない!
俺は気持ちを切り替えて、順子に電話してみることにした。
「はい、一林順子です」
「こんばんは、剛士です」
「ああ!剛士さんだったんですね!剛士さんから電話かかってきたの初めてですね」
「そうですね」
「なぜ急に電話してきたんですか?」
「特に用事はないんです。ただ今後何かあったときのために、電話番号をお互い知っておいた方がいいかな?と思いまして」
「確かに……言われてみればそうですね。今まで瑛子ちゃんの番号は知ってましたが、剛士さんの番号は知りませんでしたので……」
「ひとまず、これでお互い番号は知れましたね」
「そうですね!ちなみに他に何か用件はありますか?」
「特にありません。それでは失礼しますね」
「あっ!そういえばなんですが……」
「……?」
相手は何か用件があるらしい。一体なんだろうか?
「瑛子ちゃんは……あれから様子変わったりしてませんか?」
「うーんと、特に変わってないですね」
「そうでしたか。それは良かったです。ただもし何かあったら、すぐ助けてあげて下さい」
「もちろんです」
「それではこれで失礼します」
順子との電話が終わった。
最後に言われたことが気になったが、ともかくこれで、電話し会える関係になったな。いざというときに役に立つかもしれない。
それから少しして……
「お兄ちゃんご飯できたよ」
ご飯ができたようだ。
早速俺は食卓へと向かった。
今日のメニューは、ガパオライスとサラダだ。
「いただきます」
早速食べ始める。
そして瑛子に、念の為質問をしてみた。
「瑛子……やっぱり新種ウイルスに感染しているとしって、怖いよな」
「その質問さっきもしなかった?」
「したよ。だけどもう1度聞きたいんだ」
「さっきも言ったけど、ほとんどの人が知らない新種のウイルスに、感染してしまって、すごく怖いよ」
作者からの小話その84「番号の共有行動について」
いざというときに助け合えるように、主人公は妹の親友、順子の電話番号を知った方がいいと判断しました。そしてついに番号を聞き出し、順子に電話をかけ、番号があっていることを確かめ、また順子も主人公の番号を知ることができ、目的は達成できました。




