第75話 エルラ騒動の最有力予想
作者は語りたいその75「声を荒げる悪い癖」
主人公はすぐに声を荒げて、注意する悪い癖みたいなのがあるのですが、これってやっぱり嫌われるものですよね。僕もたまにニュースとかでこういう人見ますが、やっぱりこういう人って短気なんでしょうか?短気は正直損しか無いので、改善できるならした方がいいのですが、きっと難しいんでしょうね…。
「それで……どんな情報を提供して下さるのですか?」
「まあと言っても、そんなに大した情報じゃないかもしれないけどね。僕はあの猫がなぜ縁陽中学校と高校だけに被害者が出るのか?っていう所に注目してね。それについて、僕が可能性が高そうな予想をお話しようと思うんだ」
「この中学校でも、もう5人もエルラ関連死が出ているからね……」
「……!」
まさか……、もう5人も死者が出ているなんて!
「瑛子!なぜその事実をもっと早く言わなかった?」
「ごめんね。私が単純に言うのを忘れていて……」
「なんでそんな大事なことを忘れるんだ!」
「うっ……」
「すみません剛士さん。私から言えば良かったですね」
「…………」
俺はつい声を張り上げてしまった。何で俺はすぐ声を張り上げてしまうんだ!
この前瑛子を傷つけた事実を忘れてしまったのか!
「……取り込み中すまないけど、僕の話の続きをしていいかな?」
「……!ああすみません。いいですよ」
「とにかく縁陽中学校と高校だけに被害が出ていることに関して、僕なりに考えてみたんだよ。そしたらこれじゃないかな?っていう予想ができたから、一応覚えていてほしいなと思ってね」
「なるほど……それでどんな予想ですか?」
「僕は正直、あの猫単体で実体のないエルラを脳内に出現させて、さらに語りかけたりすることは絶対にできないと思う」
「そうですね」
そこは俺ももちろん理解している。だからこそ謎なんだ。
「だが俺は、それが可能になるかもしれない物を見つけたんだ」
「……それはなんですか?」
「エルラを出現させているのは、恐らくウイルスの影響なんじゃないかって思う」
「……ウイルス?」
それは、今まで考えたこともないことだった。
なぜここでウイルスが出てくるんだろうか?
「しかも自然発生ではなく、自由自在にコントロールできる人工ウイルス、それも今までの常識が一切通用しない物なんじゃないかと思う」
「確かに一理あるかもしれません。ですがそんなウイルスを開発するとなると、相当難易度が高いんじゃないでしょうか?そもそもウイルスを作り出すのは、本当に一部の人間だけですし、さらにそれを外部に漏らさないよう、厳重なセキュリティで守られているはずです」
「そうなんだよね。その部分がどうしても説明つかなくてね。そこを今考えているんだ。そこで君たちの意見が聞きたくてね。君たちは仮にこの騒動を引き起こした原因がウイルスだとしたら、どうやって作り出し、どうやって漏らしたと思う?」
作者からの小話その75「ウイルスによる犯行の予想について」
藤原先生は、このエルラ騒動はウイルスが原因なんじゃないかと予想しました。一見可能性がすごく低い話ですが、それでもこれが一番可能性があると先生は言っています。果たして一体どんな話なのか!気になりますね!あと主人公はまた声荒げましたね…。




