第29話 瑛子の深刻な隠し事
作者は語りたいその29「昨日投稿できなかった謝罪」
昨日は新しいエピソードの連載ができなくて、大変申し訳ありませんでした。このサイトにてメンテナンスが行われる事を、理解しておらずいつも通りの時間に連載話を投稿しようとしてしまったことが、連載できなかった原因です。本当に申し訳ありません。
「お兄ちゃん……おかえり」
……? いつもより元気が無い気がする。何かあったのだろうか?
さてそれより、脅迫状の件だが、瑛子は以前俺が隠し事をしている時、とても辛かったということがわかった。今回はもう隠し事をせず、素直に脅迫状のことを言った方がいいかもしれない。俺は瑛子に脅迫状のことを言うことを決めた。
だがその前に、なぜ瑛子の元気が無いのか?これを確かめたほうがいいな。
「今日はあまり元気がないな。一体どうしたんだ?」
「うん?いつも通りだよ」
「いやいつもの瑛子じゃないだろう」
「そんなこと無いよ!元気だよ」
どうやら今度は瑛子が隠し事をしているようだ。散々俺の事を脅して隠し事を吐かせたくせに!!
そう考えると、あの時された仕打ちに対し、再び怒りを抱き始めた。
……いや待て、怒りは何も生まない。こういう時は冷静に話したほうがいいな。
「きっと何か辛いことがあったんだろう?今度は俺が力になりたいんだ」
「…………」
「そりゃあ俺だって、少し前までは、エルラからクイズを出されているという事実を、誰にも言えなくてとても辛かったさ。だけど…瑛子と順子ちゃんに話せたおかげで、少し気が楽になったんだ」
「…………」
「だから教えてほしい。俺はどんな隠し事だったとしても、絶対にお前を見捨てたりしない。例え多額の借金だろうとな」
「……本当に、どんなことでも私を見捨てたりしない?」
「ああ、約束する」
ここまで隠し事をためらうってことは、かなり深刻な問題ということだろうか?
借金で済めば、まだなんとかなるかもしれないが。
いや待て、ここまで隠し続けて、かつ俺が見捨てるんじゃないかと考えるぐらい深刻な問題といったら一体何なんだ?まさか病気になったりしてないだろうな!?
「それじゃあ……言うね」
ついに瑛子が話し始める。
「実は……これをもらってしまったの」
そう言うと、1枚の紙を俺に見せてきた。
俺はその紙に書かれた文を、読んでみた。
「…………」
「命が惜しければ、早急に学校の生徒の登校を中止にしろ。俺は全生徒を殺すことができる。しかも一切外傷なしだ。警察が調査しても解決することはできないだろう」
「……!」
これはまさか!
間違いない!俺の学校にも届いた脅迫状じゃないか!まさか瑛子の通う中学校にも、脅迫状が届いていたとはな!どうやら俺だけの問題じゃないのは間違いないようだ。
それにしても、なんで瑛子はこの脅迫状を持っているのだろうか?普通は学校に届いた手紙を、生徒が持ち出せるってことはありえないよな。どういうことだ?
作者からの小話その29「2つの脅迫状について」
主人公と主人公の妹の通う学校に、それぞれ同じ内容の脅迫状が届きました。これは相当特殊な事情があるということですね。普通は1つの学校に脅迫状を出すパターンがほとんどなのですが、なぜ2つの学校、しかも主人公達が通っている学校だけに脅迫状が届いたのか?この理由はもう予想がつくのではないでしょうか?




