第28話 神田先生から言われた秘密を守りきれ!
作者は語りたいその28「親しい友人関係での警戒」
いくら親しい友人だったとしても、もしこの事件の犯人だったら…とか考えたりしませんか?すごく仲がいい友達だからといって、絶対犯人ではないという決めつけをしない方がいいです。私はそれで1度痛い目にあいそうになりました。
「ねえねえ剛士君。神田先生と何のお話をしたの?」
「アイドルちゃんと同じで、俺もそれ気になるな。教えてくれよ!」
小泉と草道が、神田先生との話に興味を持っている。
「なーに、今朝話した変なクイズの話だよ」
「えーーーーーーーーーー!」
草道が驚きのあまりすごい顔になっている。
小泉も少し驚いている。声がでないほど。
「マジかよ。あの先生相手にそんな話をしたのか!」
「そうだ。別に俺は呼び出されなかったら、こんな話をするつもりはなかったけどな」
「……どういう意味?」
「先生の方から言ってきたんだよ。変なクイズの話をね!」
「……!」
今後は2人共驚きのあまり声が出なくなっている!
2人共神田先生のこと、怖がりすぎだろ……。
「それで神田先生は、一体どんな話をしたの?」
「それはだ……」
「……!」
ちょっと待てよ!この2人に脅迫状のことを言うのはまずいんじゃないか!
神田先生は、生徒では俺にだけ脅迫状を見せている……ということになっている。
つまりこれは、他の人には言ってはいけない……という意味ではないだろうか?
一応先生は、エルラのことを言ってきたのが俺しかいないから……という理由で俺にだけ見せたということらしいが、こんな重要な情報、安易に他の人に言っていいものだろうか?もしかしたら言ってはいけないのかもしれない!
てか待て!そもそも言う事自体にリスクがあるじゃないか!エルラはこの2人のどちらかという可能性も、まだ0ではないんだ!まさかエルラという名前が本名なわけ無いだろうし、ニックネーム的なものに違いない。であれば誰がそう名乗っているかはわからない!
「ごめん、それは言えないわ」
「そんな……。ねえ教えてよ剛士君」
小泉が聞きたそうにこちらを見ている。
「ダメなんだ……俺は言うことはできない!」
「分かったぜ。剛士がそう言うなら、俺はもう聞かないでおく」
「ああ、言えなくてすまないな」
何とか脅迫状のことは、隠すことができた。
その後は、3人で今日の授業のことについて話をした。
そして帰路分岐場所で、2人と分かれて、俺は家に帰ることにした。
明日は猫がいた場所を調査しないとな。
俺はまっすぐ家に帰ることにした。
さて……ここからが大変だぞ。どうやって瑛子に脅迫状のことをバレないようにするのか?
……いやもういっそ、隠さずに瑛子にだけ言うっていうのもありかもしれない。
なにせ瑛子は、俺のことを心配してくれているんだ!また裏切る真似なんてできない!
とか考えているうちに、家に着いた。俺は玄関の扉を開けて、
「ただいまー」
いつもより少し元気な声で挨拶をした。
作者からの小話その28「自主的な秘密」
例え相手から、「秘密にしてね。」と言われなかったとしても、重要な話は何でもかんでも、他の人に言っていいというわけではないです。口は災いの元ということで、発言には常に気をつけなければいけません。特に重要な話は気を付けた方がいいですよ。




