第19話 主人公、妹たちにキレる
作者は語りたいその19「初評価!初レビュー頂きました!」
なんと!このシリーズを連載し始めてから、史上初の評価とレビューを頂きました!!本当に嬉しいです!評価とレビューを受け取った時は本当に喜びましたよ。このシリーズは完結まで絶対に連載しますから!これからもよろしくお願い致します。
「まあ順子ちゃんが、俺に隠し事を話させようとすることに、協力したことについてはわかったよ。
だがはっきり言わせてもらう。俺は君たちにとても怒っている。今回はたまたま俺が非現実的なことを話しても受け入れてくれないだろう……。という些細な気持ちから隠し事をしていただけだったから、まだ平和に終わったが、これがもし本当に深刻な話で、話した結果逆に俺の気持ちが沈み、鬱になってしまったら、最悪取り返しがつかないことになるんだぞ!」
順子がいるからか、あまり怒らず、冷静に2人に注意した。隠し事を無理やり話させるのは、本来やってはいけないことなのだ。これは不登校になった学生が、親または先生が無理やり学校に行かせようとしているのと同じことだ。不登校になった子には必ず理由がある。その理由を無視して登校させることは絶対にしてはいけない。理由はそれによって、不登校になった子がさらに心に深い傷を負ってしまい、最悪自殺をしてしまうかもしれないのだ。
それと同じことをこの2人はやってしまったのだ。こういったことは今後しないように注意しなければならない。
……すると、突然瑛子が……
「……ヒック」
「……!」
突然瑛子が泣き出した。少しきつく言い過ぎただろうか?
俺は突然泣き出した瑛子に、とても戸惑っている。女を泣かせてしまうなんて、なんて最悪な男だろう。
すると……突然順子は語り始める。
「実はですね剛士さん。瑛子ちゃんは、とても思いつめていたんですよ」
「なんだって……!?」
「最近お兄ちゃんが笑ってくれない……とか悩んでいることを私に相談してくれない……とか言っていたんですよ。なので確かに瑛子ちゃんはとても非常識な行動をとったと思いますし、それに協力した私も悪かったですが、せめて瑛子ちゃんだけでも許してもらえませんか?」
「そうだったのか……」
瑛子がそんなに俺のことで思いつめていたなんて……。俺はなんてことをしてしまったのだろうか。
素直に瑛子を信じて、突然死の恐怖、脳内に語りかけてくるエルラの存在などを話しておけば……。順子に迷惑をかけることは無かったのかもしれない。
「ごめんな……瑛子、順子ちゃん」
「うん。私もこんな乱暴なことをしてしまって……ごめんね」
「私も……いくら瑛子ちゃんの為とはいえ、剛士さんにご迷惑をおかけしてしまってすみませんでした」
「これでお話は終わりでいいかな?」
「うん。ありがとうね。お兄ちゃん」
こうして3人での会話は、終わりとなった。
瑛子は今から夕食を作り始める。俺は自分の部屋へと戻った。
「はぁー……」
今日は家に帰ってから色々なことがあった。
だがそれは、全てすぐにエルラのことなどを話さなかった、俺が悪かったのだ。
しかし隠し事をすべて打ち明け、瑛子と順子の事情を知った俺は、なんだか前より心の負担が減ったような気がした。
夕食までまだ時間がある俺は、スマホを見て時間を潰そうとした。
すると……誰かが俺の部屋をノックしてきた。
「……瑛子?」
まだ夕食はできていないはずなのに、なぜ?
俺は恐る恐るドアを開けた。
「失礼します」
順子だ。順子は部屋に入り、すぐにこう言った。
「……瑛子ちゃんには、くれぐれも気をつけて下さい」
作者からの小話その19「思いつめた心について」
現在精神的な問題によって、助けを求めている方は大勢います。この人は毎日元気で羨ましい…と思っている人に限って、実は生きるのが辛い…と思っているかもしれません。今回主人公は、妹が兄のことで思いつめていることに気づけませんでした。もし順子ちゃんのフォローが無かった場合、妹は一体どうなっていたでしょうか?




