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スリープログレムダイ  作者: ラリオス
第3章 妹と親友の本性
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第18話 謎の女の正体

作者は語りたいその18「一般的な兄弟関係」

現実では兄弟の仲ってかなりいい場合が多いのでしょうか?私はそういった知識があまりないので、どういった関係が多いのかわからないんです。普通の家庭は瑛子みたいに、兄が隠し事をしていると分かった場合は、執拗以上に迫ったりするのでしょうか?

「彼女はね……順子ちゃんだよ」


「……!!」


この子が「一林(いちばやし) 順子(じゅんこ)」!?


彼女は瑛子の友達だ。瑛子の一番の友達。親友といった感じだ。

たまに家に遊びに来ることがあるが、まさか彼女だったとは!?


そういうと、順子は自身のフードを脱ぎ、サングラスとマスクを外した。

すると見慣れた服が見える。間違いない!彼女は順子だ!

彼女はずっと下を向いていたから、気づかなかった。


「友達を使うなんてあまりにも卑怯だ!」


「仕方ないでしょ。お兄ちゃんが全然お話してくれないんだもん!」


「お前な……」


こいつの発想はなんて恐ろしい……! 俺の隠し事をばらすためだけに、親友まで使って俺の隠し事を暴くなんて……。こんなの他の家庭でもあり得ることなのか?それとも俺の妹である瑛子がおかしいだけか?


俺は少々驚きのあまり言葉をうまく口から吐き出せないでいた。このままではまずいと、深呼吸をする。

彼女たちにこのままペースを持っていかれるのはまずいと思う。

そしてようやく落ち着き、瑛子に質問をする。


「そもそも、どうやって親友に俺の羽交い締めを依頼したんだ?」


すると瑛子はにやりと笑って…。少し前のお話をし始めた。


30分前……。


「瑛子ちゃーん!遊びに来たよー!」


「いらっしゃい!さあ入って入って」


私は順子ちゃんを家に招き入れた。


「それで瑛子ちゃん。やって欲しいことって何?」


「……お兄ちゃんを拘束してほしいの」


「……!」


「それって本気なの……?」


「うん。実はお兄ちゃんずっと隠し事をしていてね。全然私にお話してくれないの。どうしてもお兄ちゃんが隠していることが気になってて……」


私は順子ちゃんに事情を説明した。

順子ちゃんは私の頼みをすんなりと受け入れ、協力してくれることになった。さすが親友だ。


「でもなんで隠し事なんてしてるんだろうねー?」


「いつもお兄ちゃんの隠し事は些細なことが多いんだけど、今回は違うような気がするの。なんかいつもより暗い感じだし、あまり笑わなくてね……」


「きっと何か大きな問題を抱えているのかもしれないね。剛士君も何か言えない事情があるのかもしれないけど、もしかしたら私達で解決できるような問題かもしれないね」


「もし私達で解決できるようなことだったら、何とか最後まで解決を手伝ってほしいわ」


「大丈夫だよ!私はいつでも瑛子ちゃんと剛士君の味方だから!」


その言葉と同時に見せる笑顔。私はその笑顔を見て、私もなんだか安心してきた。やはり話すだけで楽になるっていうのは本当なのかしら?


現在……。


「そういうことがあったのか」


「そうだよ。フードとかサングラスとかマスクは、順子ちゃんが持ってきてくれたんだ!」


「剛士さん。突然怖い思いをさせてすみませんでした」


俺は少し安心した。謎の女の正体は順子だったのだ。知らない人じゃなくて安心した……。

だが、俺は同時に少し怒りを抱き始める。


いくら親友だからといって、隠し事を暴きたいからと言って、親友まで使った瑛子が許せない!

それに順子もだ。彼女の頼みとはいえ、何でもかんでも引き受けるのはおかしい!なにせ俺の行動を強引に!一時的に制限するんだからな。


そして俺は、再び瑛子達に話し始めた。

作者からの小話その18「フードでの身隠しについて」

それにしても剛士は全然、順子の存在に気づきませんでしたね。まあ最初の羽交い締めのときには気づけないと思いますが、3人が椅子に座った時、順子は下を向いていたので、瑛子が正体をあかすまで剛士は気づきませんでした。人間いつもと格好が違うと、いつも見ている人間を把握できなくなるのでしょうか?

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