第17話 現時点での最大の疑問
作者は語りたいその17「連載ペースが少し戻ってきた」
今まで少し忙しく、毎日連載はほぼ絶望的の状態でしたが、昨日から忙しさが少し落ち着き、早い時間帯に小説の続きを投稿できるようになりました!これからもこのシリーズを完結まで連載していきますので、よろしくお願い致します。
なんでこういう事になってしまったんだろうか……?
俺はなんとしてでも隠し通すつもりだったのに……。俺は自信の隠し事すら守れない弱い男だったということか。なんと悔しい……!こんなんだからエルラとかいう奴にからかわれるんだろうな。クイズを出したいがために、俺に突然死の恐怖を植え付けやがって……!
「やっぱり……だからお兄ちゃん変だったんだね」
もう既に隠していることはお見通しってやつか。
「これで全て話したぞ。もう話は終わりにさせてもらう」
「でもなんでお兄ちゃんが、エルラ?とかいう機械人間に選ばれたんだろうね?」
それはむしろこっちが聞きたいぐらいだ。俺のどこに興味を湧いたのだろうか?
「それがわかれば……このゲームを終わらせることができるんだがな」
俺と瑛子は深く考え込んだ。決して答えが見つかるはずない問題を、ただひたすら考えた。
……結局答えは見つからず、この問題に関しての話し合いは終わってしまった。
そしてしばらくすると……謎の女が俺に話しかけてきた。
「剛士さんは、猫と猫がいた現場以外に、何か今回の問題と関係ありそうな出来事ってありますか?」
「いえ、特にそういったことは無かったですね」
確かに……俺は独自調査の時、猫と猫がいた現場のことばかり考えていた。
もしかしたら、猫と出会ったときに、すごく小さな何かを見落としているのかもしれない。
……しかし、今の俺には思い出すことはできない。どうやら猫に出会ったことと、突然のエルラの登場やら突然死宣告をされたことが、頭に強く記憶されたことが原因だろう。
さて……そろそろ俺が現時点で一番疑問に思っていることを、この2人に聞いてみるとしよう。
これを聞かなければ気がすまないからな。
「あの……そこのあなたと瑛子。2人は一体どういう関係なんだ?俺はあなたと初めて出会った。それなのに、あなたは瑛子ととても仲が良さそうに思える。なぜなら瑛子が建てた計画にかなり協力的だからだ。俺を羽交い締めにさせてまで、瑛子の計画に協力させるなんて……どう考えても2人が他人の関係とは思えない!」
俺は感情がやや暴走していた。羽交い締めや、瑛子が俺に対して意地でも隠し事を言わせようとしたこと。それらのストレスがやや抑えられなかったのかもしれない。理性が若干崩壊している!
……すると瑛子が、深呼吸をし、口を開いた。
「わかったよ……。隣の人のことを教えるね」
俺は瑛子に視線を向けた。
作者からの小話その17「恐怖による考えの縮小について」
人間は強烈なトラウマや、恐怖を受けてしまうと、そのときのことの記憶が、恐怖の記憶ばかり残ってしまうということがあります。そのためその周りの状況を忘れてしまったりしてしまいます。その忘れてしまった記憶が、実はとても大事だった。ということもあるかもしれません。




