第122話 大井調査団のプチ作戦会議
前書きと後書きは、ハイペースで小説を完結させる関係上、お休みしています。
楽しみにしてくださった方、申し訳ございません。
「今となっては、俺が友達を作るいいきっかけになったんだよな」
「あはは、それまでは親友がいなかったもんね」
「ほっとけ」
親友がいなかっただけで、話をするクラスメイト自体は何人かいたけどな。
だが3人で絡むようになってからは、それ以外のクラスメイトと話すことはかなり少なくなった。
もちろん田端は別だったが。
「さてそろそろ、明日の作戦を決めたいんだが」
「普通に猫捕まえるでいいんじゃない?」
「もしかしたら逃げられるかもしれないだろう?」
「えー逃げないよー前も逃げなかったじゃん!」
エルラは前に言った。人間の行動が見えていると。
もしかしたら猫が逃げるようにプログラムを書き換えているかもしれない。
もしくはウイルスの方を書き換えているかもな。
猫が逃げるようにプログラムをするには、あの猫が人造猫である必要がある。
その可能性はあるのだろうか?
だがウイルスのプログラムは楽だろう。現に新種のウイルスであることは確定している。
ウイルスが自由自在に操れるものだったとしたら、かなり厄介なことになりそうだ。
「人生何が起こるかわからない……備えあれば患いなしっていうだろ?」
「まあそうだけど……」
「ひとまず今日はもう寝ませんか?田端さんの突然の別れもあって、少し疲れてしまいました……」
「確かに」
今日はもう休んだ方がいいのかもしれない……
「じゃあ寝ようか」
「あっ、ごめんなさい私は今日は帰りますね。ありがとうございました」
「またね」
順子は帰っていった。あれ?今日は泊ってくはずだったんだが?
「俺たちも寝ようか」
「そうだね……って大事なこと忘れているよ!」
「えっ?」
「夕食も風呂も入ってないよ!」
「あ」
すっかり忘れてた。田端のことや神社のことが忙しすぎて、
そのことが頭から抜けていた。
「じゃあ瑛子はカレー温めてくれ、俺は風呂に湯を入れる」
「でも……風呂掃除をしないと」
「大丈夫だ!今日はやらなくても!」
「わかったよ、あっバラの香りで頼むね」
こうして2人で風呂と夕食の準備を開始した。
だが湯とバラの香りのやつを入れるだけなので当然早く終わる
「終わったから米皿に盛り付けておくぞ」
「ありがとうお兄ちゃん」
「あとスプーンも運んどくよ」
何気にすごい久しぶりかもしれない。
妹の家事を少しだけ手伝うのは……
「カレーできたよ」
昼のカレーを夜も食べる。なんか新鮮でいいな。
「あっ、明日の朝もカレーだからね」
「えーーーー!?」
「順子ちゃんが食べなかったからね」
「まあ……それなら仕方ないね」
「それにしても、なんで順子ちゃんは帰ってしまったんだろうね?」




